おはようございます!経営コンサルタント 中小企業診断士の藤田雅三(フジタ マサカズ)です。
一昨日の日経本誌です。
「付加価値を高めて勝負」
・ライオンの歯ブラシ「クリニカアドバンテージハブラシ」は店頭価格が250円前後と従来の1.5倍。約20年ぶりの設計見直しが実を結んだ。
・「販促費で値下げを競うのでなく、高付加価値商品で収益を伸ばす」
・定番品より割高なキッコーマンの「生しょうゆ」も同じ。スーパーの特売対象になりやすい日用品や食品も戦略次第で価格下落を食い止めることができる。
(引用:2013/08/18 日本経済新聞より)
とのことです。
値上げで、一見売上を維持したかに見えたマクドナルドが想定以上の客数減とのこと。
しかしコマツの社長の「値上げは経営の意志」というのは良い言葉ですね。
コマツは世界各地で新製品を出すたびに価格を1割前後引き上げているそうです。
私も最近、スーパーの惣菜部門や飲食店のコンサルティングの際は安売りをやめて単価を上げていくようにおすすめしていますが、単に値上げをすることは非常に難しいです。
いつも販売している定番商品の値段を上げると客離れに繋がりますので、売れ行きの悪い商品を入れ替え、必ず新商品を投入する際に付加価値の高い商品で単価を上げていくようにおすすめしています。
これを迅速に、自然にやっていきたいので、2週間に1度の新商品投入のオペレーションを取り入れてもらっています。
こうすることで売場が活性化し、常に新商品で飽きさせず、単価のコントロールが可能になるのです。
安い商品をなくすわけではありません。価格訴求力のある商品を残しつつ、付加価値の高い商品をどんどん投入してそちらを欲しいと思っていただければ良いのです。
特に中小の小売業では、毎日の特売、チラシ商品などの陳列や売場の手直しに忙殺されて、それが自分の仕事だと思っている従業員が少なくありません。
しかしながら、それは仕事ではなく、「いかに値段を下げないで、どうしたら商品を買っていただくことができるか」ということを考えるのが本当の仕事です、ということを最近ご支援先でよく言っています。
付加価値の高い商品開発をして、適正な価格で販売するという正しい商売を実践していきたいものです。
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経営コンサルタント
経済産業大臣登録 中小企業診断士
NPO法人金融検定協会認定 ターンアラウンドマネージャー
JHTC認定 HACCPコーディネーター
藤田雅三