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福島米、25日から全袋検査 「秋商戦、間に合うか」

2012-08-25 17:37:44 | Weblog
福島米、25日から全袋検査 「秋商戦、間に合うか」(産経新聞) - goo ニュース

 東京電力福島第1原発事故の影響で農産物の出荷制限や風評被害を受けた福島県は25日から、平成24年産米の放射性物質の全袋検査を始める。今年は、収穫を予定する36万トン(約1200万袋)の全量について、放射性物質が含まれるかを1袋ごとに調べる。ただ、膨大な作業量となるため農業関係者からは「本当に秋の新米商戦に間に合うのか…」との声も上がっている。

 福島県のコメをめぐっては昨秋、県の「安全宣言」後、国の暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)を上回る放射性セシウムを検出。出荷制限や出荷の自粛で、県産米の信頼性を大きく揺るがす事態となった。

 県はこの教訓から今年は全ての米袋に識別コードを付けて管理。検査はベルトコンベヤー式機器約190台を使用し、基準値(同100ベクレル)以下のものだけ「検査済み」のラベルを貼って出荷する。年内にも全量の検査を終える方針だ。

 一方、検査の現場となる市町村やJAなどには、収穫のピークとなる9月中旬~10月中旬を前に、不安も広がっている。

 二本松、本宮、大玉の3市村を管轄するJAみちのく安達。約2万トン(約70万袋)の収穫見込みに対し、検査機器13台で対応に当たるが「作業を円滑に進める上でギリギリの数」と担当者。

 消費者に新米としてアピールするためには11月いっぱいの出荷が限度とみる。「作業は天候にも左右される。例年の倍近い4カ月かかる可能性もある」とため息をつく。

 人員不足も深刻だ。検査には機器1台当たり4、5人が必要とされるが、郡山市の担当者は「職員だけでは到底、回らない」。1日当たり100人以上の臨時雇用が必要だが、集まりは鈍いという。

 生産農家も、複雑な心境で収穫時期を迎えている。

 大玉村の農業生産法人「農作業互助会」の鈴木博之代表(62)は「今年は実も重く、いいコメができたが、福島のコメに向けられた目はまだ厳しいものがある」と風評被害を懸念する。

 例年なら、この時期には顧客との契約も行われているが、検査で「安全」のお墨付きが出なければ、契約ができない状態。「新米はいかに早く売ることができるかが勝負だが、検査が滞れば出遅れるのは確実。秋の新米商戦に参加できないことも覚悟しなくては」と心配そうに語った。

消費者か、流通業者かどちらかは分かりませんが、不安を解消するための検査なのでしょうが、ちょっとやり過ぎのような気もしますね。この費用はだれが負担するのでしょうね。


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