風まかせ

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激減する日本の特許審査官 米中韓との格差広がる懸念

2013-02-24 18:23:49 | Weblog
激減する日本の特許審査官 米中韓との格差広がる懸念(フジサンケイビジネスアイ) - goo ニュース

 産業競争力を高めるには活発な研究開発投資とともにそこから生まれる発明・技術を特許化するための高い信頼性と能力を備えた特許審査官の存在が重要となる。だが日本は逆の方向へ進みつつある。

 世界的に特許審査体制は強化されつつある。これまで「IP5」と呼ばれる日本、米国、欧州、韓国、中国の主要特許庁は、審査官を増員してきた。しかし日本は、今年末を境に減少に転じ、現在の1700人体制から、毎年減員され、2018年以降は1200人前後となる。審査待ち期間の短縮を目的に、04年度から臨時採用してきた審査官補の任期が順次切れるためだ。

 中国は現在、推定約6000人の審査官数を16年には1万2000人にするという。新興国であり審査官の経験値を考慮しても、日本の数倍の新規特許生成能力を保有することになる。毎年500人規模で増員中の米国も審査官は7831人と日本の4倍強。横ばいだった欧州や韓国も今後増員を計画しているといわれる。

 各国の審査官数は、特許出願数と相関する。日本の出願は微減傾向で年間三十数万件に対し、中国は激増中で昨年は世界1位の年65万件を突破、米国も50万件台の高水準を維持している。だが審査官1人当たりの審査処理件数を見ると現在、日本は韓国と同程度だが、その他の国々との比較では2倍、3倍となっている。今後、その格差がさらに開き、劣勢は明白だ。

 ある特許庁幹部OBは別の視点で「日本で蓄積された審査ノウハウや情報を新興諸国へ提供すべきだ。各国の審査や審査官養成を支援して関係を強化することは、長い目で見てわが国発の特許の保護、活用、産業競争力強化につながる。審査官を積極的に海外派遣すべきだ」という。日本の審査官はさらなる増員が必要になる。

 政府の第一回産業競争力会議では、民間議員から知財関連提案は少なかった。ある省庁関係者は「今、民間議員の元へは各省庁が日参している。特許庁の弾込め(議員に対する説明活動)が遅れた証拠」と推測する。

 知財問題は一見、難解な特殊分野に思われがちだが、実は産業競争力の根幹を握る最重要分野の一つ。今こそ特許庁は、日本再生へ向けて本腰を入れるべきではないか。まず、審査官減少を阻止し、増員を維持する必要がある。(知財情報&戦略システム 中岡浩)

こんなところにも日本の国力の低下を象徴するような事態が起こっているようです。
特許は成長の礎ですね。


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活気づくアジア諸国の中、目立つ東京の閉塞感 アジア14都市「暮らしとお金」の意識調査

2013-02-23 18:56:47 | Weblog
活気づくアジア諸国の中、目立つ東京の閉塞感 アジア14都市「暮らしとお金」の意識調査(gooニュース×MONEYzine) - goo ニュース

 博報堂は15日、アジア14都市を対象に「暮らし向き・お金に対する考え方・資産形成」に対する意識調査を行い、その結果を発表した。対象は50~54歳の男女、10,932名(東京は除く)。調査時期は、2012年5月下旬~8月。

 博報堂では、グローバル市場でのマーケティング戦略に活用するためのオリジナル生活者調査「Global HABIT(グローバルハビット)」をアジアと欧米の主要34都市で中・上位収入層を対象に2000年より毎年実施。このデータを基に様々な角度から分析を行い、日本企業がグローバル市場で戦うためのヒントを紹介している。

 14都市の内訳は、香港、台北、ソウル、シンガポール、クアラルンプール、バンコク、メトロマニラ、ジャカルタ、ホーチミンシティ、ニューデリー、ムンバイ、北京、上海、広州。東京は参考都市となっている。

 調査では、経済的な暮らし向きの状況と今後の見通しについて、5段階評価で聞いたところ、14都市中7都市で暮らし向きが「昨年より良くなった」と感じる生活者が5割を超え、今後の見通しも14都市中13都市で「良くなる」が5割を超えた。

 総じてアジアの生活者は暮らし向きが改善したと感じ、今後に明るい見通しを持っている様子がうかがえる。特にこの傾向が強いのは、インドのニューデリーとムンバイ、フィリピンのメトロマニラだった。

 一方、東京の生活者は、暮らし向きの状況が「良くなった」と答えた人は1割程度で、「あまり変わらない」が約7割、「悪くなった」が約2割だった。また今後の見通しが「良くなる」と答えた人も2割程度と、暮らし向きの状況・見通しともに肯定的な見方は、14都市と比べると最も低い結果となった。

 さらに東京の75.1%が答えた「自分がもらう年金に不安を感じる」は14都市と比べて最も高く、2位以下を約25%以上も引き離す結果となった。

 高い経済成長を背景に活気を見せるアジアの各都市に比べ、東京の閉塞感が目立つ結果となった。すでに高度経済成長を終えた日本と、発展途中の国々との違いとも取れるが、年金への不安や少子化など、政治への不信感も大きな影響を与えているといえそうだ。


やっぱり経済が成長していないと暮らし向きも良くならないのでしょうね。
日本は失われた20年の苦しみの中にまだいるようです。
景気が良かった頃を懐かしがらないで、少ない収入でも心豊かに暮らすことを考える必要もあるのかも。


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5つの「ゆとり」確保術~小さなゆとりの積み重ねで人生が変わる(ライフハッカー[日本版]

2013-02-20 23:07:15 | Weblog
5つの「ゆとり」確保術~小さなゆとりの積み重ねで人生が変わる(ライフハッカー[日本版]) - goo ニュース

時間に追われ、気ぜわしい毎日...。「もっと生活に『ゆとり』があればなぁ」と感じていませんか?

デジタル系新規事業の創出をサポートする「Digital Intent」のパートナーであり、シカゴの起業家コミュニティ「Chicago Growth Hacker meetup」を主宰するショーン・ジョンソン(Sean Johnson)氏は、ゆとりある日常生活を送るコツについて、次のように綴っています。


大学時代、僕は「Profiles in American Enterprise(米企業の姿)」という授業で、TA(ティーチングアシスタント)を務めていました。毎週、米国日産(Nissan USA)やフレクストロニクス(Flextronics)など、大企業のCEO(最高経営責任者)が講演し、僕らTAは、講演後の夕食を調達することになっていました。この会食では「仕事と家庭のバランス」がしばしば話題になり、あまり心地のよいものではありませんでした。離婚は珍しくなく、子どもの行事やゲームをすっぽかすのも日常茶飯事。仕事で目覚ましい成果を成し遂げてきた彼らは、日常生活での亀裂や過ちを恥じていました。彼らは、ゆとりのない生き方をしていたのです。


「ゆとり不足」の危険

意欲のある人々が陥りがちな問題のひとつに「ゆとり不足」が挙げられます。予定をびっしり詰め込んで、心身ともに健康を害するのです。

絶えず他の人々とつるんでいますが、関係を深めるまでには至りません。独りの時間を持ち、熟考したり、瞑想したりすることもほとんどありません。忙しいペースに慣れすぎているので、たまに自分のための時間ができても、何をしてよいのかわからないのです。彼らの生活のペースは実に不自然で、カラダや心が発する警告はまるで無視。びっしり埋まったスケジュールは誇るべき勲章だと思い込んでいます。エネルギーをうまく管理する必要などない、と考えているのです。

成功者のプロフィールを読むと、「成功の秘訣はいつもオン状態であること」といった記述に出くわすこともあります。睡眠時間はたった4時間、週130時間労働、会議の合間の10分休憩すらメールや留守電の返答に充てる、といった具合です。

このような生活を送っている人の多くは、いずれ燃え尽きていきます。20代の危機、中年の危機のように、人生の節目で危機に直面し、結局すべてを投げ出して、やり直しになってしまうのです。問題は、途中で力つきた原因を、仕事や業界のせいだと思い込むこと。ゆとりのなさが原因であると気づかないのが厄介です。しかし、このような状況はすべて避けられます。より慎重になり、シンプルに変われれば、燃え尽きるリスクは大幅に軽減できます。

過剰にゆとりを取らなくてもいいですが、ヒトは実際、思っているよりも多くのゆとりを必要としています。次の5つのコツを参考にしてみてください。

1. 自分のエネルギーレベルとサイクルを自覚する

ゆとりを生み出すためには、まず自分のエネルギーレベルに気を配ること。ヒトのエネルギーは一日のサイクルでも増減します(エネルギーの変動については、ライフハッカーアーカイブ記事「1週間のエネルギー変動をみえる化し、仕事の生産性アップにつなげよう」も参考まで)。エネルギーレベルが低いときは、たとえ寝ずに自分を鼓舞しても、生産性の高い仕事はできないでしょう。エネルギーレベルの高い時間帯、低い時間帯がわかれば、一日をより賢く構成できます。例えば、朝型の人は、朝早い時間帯こそ、創造的で価値の高い仕事ができるでしょうし、深夜がベストタイムな夜型の人もいるはずです。

エネルギーレベルは、一日のサイクルと同様に、一週間、一年単位でも上下します。牧師をしている友人は、12月に多くのエネルギーを使うそうです。多くの人々にとっては休暇シーズンなので、エネルギーレベルを高めることは難しい時期ですが、牧師である彼はそうはいきません。その代わり、1月は家族と時間をすごす充電期間に充てています。

ほとんどの業界でも、同様のサイクルがあります。このようなサイクルを理解し、これをもとに計画を立てれば、エネルギーを長期間にわたって持続できます。


2. 睡眠を多めにとる

睡眠不足でもやりすごせる人は、わずか1~3%(参考文献はこちら・英文)。十分な睡眠をとることで、賢明な意思決定ができ、目標達成しやすくなります。必要な睡眠時間はヒトによって異なりますが、おおむね6時間半から8時間です。


3. 「パレートの法則」を肝に銘じる

「パレートの法則(2:8の法則)」を意識しましょう。この法則によると、「成果の大半は全体のわずか20%の行動によって生み出される」とされています。すなわち、会議をいつも多く開催しても、多くの人々がつるむだけです。現実なキャパシティーを超えてより多くのものを追求しても、成果にはつながりません。新しいことに取り組もうとするとき、まずは「それが影響力の高いものかどうか」を考え、目標達成につながるものでないなら、潔くやめること。例えば、大して価値のないネットワーキングイベントに出席するより、家族とすごしたり、心身の充電に時間を充てたりする方がマシです。


4. 15分の「ゆとり」をとる

僕はもともと、朝起きるのが苦手で、ギリギリまでベッドから出られないたちでした。でも、この悪い習慣のおかげで、どれほど朝のストレスが増大し、イライラを募らせることになっていたのか、次第にわかってきました。たった15分の「ゆとり」でずいぶん変わります。15分もあれば、ストレッチしたり、コーヒーを飲んだり、モノを読んだり、重要タスクを書き出したりと、より穏やかで集中した状態へと自分を促せるのです。

そこで、このような朝の「15分ゆとり習慣」を他にも応用したところ、次のように、同様のポジティブな効果が認められました。



空港に15分早く着くと、チェックインやセキュリティゲートをストレスなくクリアできる。
教会に15分早く行くと、息子を日曜学校に送り届け、飲み物を手にとり、礼拝前に一息つける。
(たとえ建物の外で待つことになっても)会議の15分前に到着すると、気持ちが整い、いい第一印象を与えられる。
わが家ではディナーパーティをよくやっているが、いつも準備に想定より長く時間がかかってしまう。15分の「ゆとり」があると、ギリギリでバタバタすることなく、お客さんを迎えられる。



僕の友人で、一日を90分単位に分けている人がいます。90分のうち60分は、会議や集中モードの仕事に充て、その前後15分を「ゆとり」に充てるのです。例えば、会議の場合、最初の15分は気持ちを整え、この後行われる会議で求める成果を思い浮かべる時間。会議後の15分は、会議メモを処理し、フォローアップやアクションアイテムに落とし込む時間にあてます。また、集中して仕事をする場合は、最初の15分間に集中しやすい環境を整え、60分間は仕事に集中した後、15分間でそれまでの仕事をまとめるようにしているそうです。


5. ソーシャルメディアの利用を制限する

貴重な「休み時間」ですら、ついFacebookやTwitterをチェックしてしまう人が多いもの。友人や同僚とつながっていられるのはいいことですが、「依存」状態に陥っている人も少なくありません。

昨年、僕は自分のFacebookやTwitterのチェック回数を2週間にわたって追跡調査しました。同時に、集中レベルや不安レベルも、一日3回モニタリングを行いました。すると、これらの間には直接的な相関関係が見受けられました。また、ソーシャルメディアで多くの時間を費やすと、次のような影響が認められました。


・ 一日の成果が少ない

関心のある分野のリンクや記事を共有してくれるアカウントを主にフォローしていたので、定期的に横道にそれてしまい、1時間たっても、大して仕事が進んでいなかった。


・ 集中レベルが相当悪化した

とりわけTwitterの場合、リンク先にある記事がどんなものか考えず「釣り記事」のタイトルについひっかかってしまう。仕事モードに戻る頃には頭の中がごちゃごちゃになっていて、それまでの仕事の流れには戻れない。


・ 自分の力不足にへこむ

面白い記事を5分ほど読んでいると、日常生活の向上のためにやるべきことがあれこれ浮かんでくるが、うだうだ考えているだけでまとまらず、具体的なアクションにはならない。思いを実践するつもりは毛頭なく、取りかかる前に気分が滅入るだけだ。


・ 夜、充電した気にならない

就寝までの数時間、くつろいでいるときにソーシャルメディアをチェックしていると、充電した気分にもリフレッシュした気にもならず、頭の中はぐちゃぐちゃのまま。エクササイズしたり、妻や友人と一緒に過ごしたり、読書やストレッチをしたり、物を書いたりしているほうが、ずっとハッピーな気分になれ、落ち着ける。


言わずもがな、ソーシャルメディアの利用時間を制限すれば、日常生活に「ゆとり」を増やせますが、実践はけして簡単ではありません。利用時間を減らす上で実際に効果があったのは、次のようなものです。


・ 利用時間をスケジュール化する

会社と自宅との行き帰りに、FacebookとTwitterをチェックすることにしました。15分ほどあれば時代にはついていけますし、オンからオフへの切り替えにもなります。


・ リンク先はすぐに読まない

気になるリンクを見つけたら、「お気に入り」に登録するか、「あとで読む」リストに追加し、1~2時間まとまった時間(自分の場合は、土曜日に子どもが昼寝している時間が多いです)に、まとめて読むようにします。こうすると、平日は横道にそれて仕事がはかどらない、なんてことにはなりません。さらに、メモをとったり、アイデアからアクションへ落とすかどうか決めたりと、読み物をより有効に活用できます。


・ 夜はチェックしない

夕方以降は、家族や友人との時間を楽しみ、一日を振り返り、自分の心の状態を確かめるようにします。


・ 「うらやましい」と感じてしまう人はフォローしない

世の中でも成功しており、かつ自分に有益な情報を共有してくれるからこそ、フォローしているアカウントもあります。しかし、単にその人生をうらやましく思ってフォローしているアカウントもあります。ソーシャルメディア上のコンテンツを見て、生産性につながらない考えを思い浮かべている自分に気づいたら、そのアカウントのフォローは解除するようにしています。もちろん、彼らが悪いわけではなく、投稿に対して自分がよからぬ反応してしまうのが望ましくないのです。このような現象は自分だけのものかもしれませんし、同様のことが他の人々にも起こりうることかもしれません。


「ゆとり」はつくるもの

失業でもしないかぎり、日常生活の中で「ゆとり」を見つけるのは簡単ではありません。仕事で成功するには、多くの業務と責任を果たす必要があります。とりわけ、意欲の高い人は空いている時間をすべて埋め尽くそうとしがちです。

たとえ家庭にいたとしても、自分に責任を課しすぎます。子どもの責任、「家庭に親がいるというメリットをすべて担保しなければ」というプレッシャー、「家中を常にキレイにして、整理整頓しておかなければ」といったストレスを自ら与え、オフィスでのデスクワークよりも多くのストレスをもたらすこともあります。

「ゆとり」は、つくるもの。3カ月に一度、自分のスケジュールを見直し、何か省けるものはないか、「15分のゆとり」のタイミングを見過ごしてはいないか、休憩時間は本当に充電にあてられているかなど、日頃の時間の使い方を振り返りましょう。正直ベースで現状を見直し、厳密に優先順位づけを行えば、次第に「ゆとり」の時間が生まれます。心が穏やかになり、仕事でも家庭でも、やるべきことをやりとげやすくなるはずです。


Why You Need More Margin in Your Life | Sean Johnson Intentionally

Sean Johnson(原文/訳: 松岡由希子)


気持ちにゆとりの無い生活をしていると、あまりよいことは無いようですね。
前向きに、ちょっとゆとりを持って、
それに思いやりの気持ちも。


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アベノミクス 庶民に厳しい状況も…電気、食品価格高騰へ目配りを

2013-02-17 17:20:41 | Weblog
アベノミクス 庶民に厳しい状況も…電気、食品価格高騰へ目配りを(産経新聞) - goo ニュース

 アベノミクスへの期待から株高・円安が続いている。デフレからの脱却を最重要課題とする安倍政権の意向を受けて、日銀も物価上昇率2%の目標を掲げた。先行きの物価上昇を見込むことで企業の投資や家計の消費を促し、デフレで萎縮していた経済を動かすことが狙いだ。ただ、その際にひとつ、留意しておくべきことがある。穀物やエネルギー価格については、中長期的にインフレ傾向をみせていることだ。安倍政権に求められるのは、デフレ脱却と同時に、生活に不可欠な食品や電気料金などの価格上昇を抑制する複合的な視点だ。

 ◆中産階級の貧困化

 1月30日の衆院本会議で、日本維新の会の平沼赳夫国会議員団代表が安倍晋三首相に対してこんな指摘をした。

 「最近ではデフレ、インフレの議論の上にスクリューフレーションの危機があり、さらなる中産階級の貧困化を招くといわれている」

 デフレとインフレはともかく、スクリューフレーションは聞き慣れない言葉かもしれない。米国経済の現状を表す言葉として最近話題になっている表現だ。中間層の生活水準低下を意味する「スクリューイング」と、物価上昇の「インフレーション」を掛け合わせた造語である。

 その意味はこうだ。米国経済は成長してきたが、豊かさを享受しているのは一部の富裕層だけで、中間層の賃金は伸びていない。そんな中で食料品やガソリン代などが高騰したため、富裕層と比べ、支出に占める生活必需品の割合が多い中間層の貧困化が進んでいるという見方である。

 第一生命経済研究所の永浜利広主席エコノミストや評論家の中野剛志氏らは、この現象が日本にも当てはまるとして警鐘を鳴らしている。長引くデフレに加えて食糧・エネルギーのインフレ圧力も発生しているという点で事態は米国より深刻かもしれない。

 ◆円安で影響拡大

 では、具体的な状況はどうなのか。日本の製造業は新興国の割安な製品との激しい価格競争に直面している。賃金の安い新興国を相手に競争力を維持しようとすると、賃金にしわ寄せが行く。デフレ下で勤労者収入は減少し、多くの人の生活水準が低下した。

 一方で穀物や原油などの相場は2000年代以降、高騰している。08年の食糧危機時ほど深刻化していないが、昨年の米国の干魃(かんばつ)の影響で、大豆やトウモロコシなどの価格は今も高値水準だ。原油相場も1バレル=100ドルを超える水準で高止まりしている。

 問題は、価格高騰の背景に中長期的な構造変化があることだ。中国などの新興国の経済成長で需要は急増。世界的な金融緩和であふれたマネーが商品相場に向かう投機的な動きもある。中東情勢など地政学的なリスクも深刻だ。米国産の新型天然ガス「シェールガス」の供給増で価格水準が下がる期待はあるが、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)への参加が決まらない段階で、どれだけ米国から割安で大量のガスを安定的に輸入できるかは見通せない。

 日本は穀物やエネルギーの多くを海外に頼る。これまでは円高で割安に輸入できたため価格高騰の影響が緩和されたが、円安時はそうもいかない。レギュラーガソリンの全国平均価格は10週連続で上昇している。生活に車が欠かせない地方ほど痛手だ。

 原発の稼働停止も懸念材料だ。火力で代替したため燃料の輸入が膨らみ、電力会社の経営を圧迫。その結果の電力料金の値上げは家計にも大打撃だ。さらに来年4月から税率がアップする消費税には低所得者ほど重税感を伴う逆進性がある。庶民に厳しい状況は今後も次々に出てくる。

 ◆原発戦略再構築急げ

 安倍政権が最優先で取り組むべきことが、所得・雇用環境の改善を伴う形でのデフレ脱却であることは言うまでもない。同時に、食料品や電気料金などのインフレ圧力にも目配りすることが大切だ。行きすぎた円高の是正が日本経済の再生に不可欠な以上、円安で輸入コストが上昇することは、ある程度はやむを得ない。問題は、海外の経済情勢に左右されにくい経済構造をいかに実現するかにある。

 例えばエネルギー戦略の再構築だ。脱原発で火力ばかりに頼っていると、エネルギー価格高騰のリスクから逃れられない。中長期的に再生可能エネルギーを普及させることはもちろん、安全性を十分に確保した上で速やかに原発を再稼働させるよう検討すべきだ。庶民の財布に直結する消費税率アップでは、生活必需品への軽減税率適用などの対策を早急に具体化する必要がある。多くの人が豊かさを享受できるようにするため、安倍政権に求められる政策課題は多い。


円安や株高で潤っているところもあるようですが、ガソリン代がどんどん上がって来て車通勤の身にはつらいです。



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飲んでわかった「白湯」のうまさと、調べてわかった効能の数々

2013-02-16 18:58:34 | Weblog
飲んでわかった「白湯」のうまさと、調べてわかった効能の数々(ライフハッカー[日本版]) - goo ニュース

「最近、白湯にハマっています」



「白湯」を「パイタン」と読んだ、ラーメン好きのアナタ。残念ながら、そうではありません。ここでは私が最近ハマっている、飲むためのお湯「さゆ」についてお話ししたいと思います。

先日、南部鉄器の職人さんを取材した際、見事な意匠の鉄瓶が目に留まりました。せっかくの出会いだし、購入したいと思いましたが、「鉄瓶って、あまり使う機会がないのでは?」と考えてしまい、しばし逡巡...。それを見ていた職人さんが私に言いました。




「鉄瓶で沸かした白湯は、おいしいし体に良いから、騙されたと思って飲んでみなさい」


「騙されたと思って」に弱い私は、その言葉に背中を押されて購入を決意。自宅に持ち帰り、さっそく白湯を試すことにしました。

「ただ沸かせば良いのだろう」と思いつつ、一応、ネットで調べてみると...白湯に関する情報が出てくる出てくる。なんでも、インド発祥の伝統的な医学であるアーユルヴェーダでも、体のバランスを整えてくれる飲み物として推奨されているとのこと。

そして、沸かすだけだと思っていた「白湯のつくり方」について細かく掲載されたページも、たくさん見受けられます。それらを総合すると...




1.フタをした鉄瓶(なければ、やかんでもOK)に水を入れ、強火にかける。

2.沸騰したらフタをとって、湯気を逃がしながら、沸いたお湯を空気に触れさせる。

3.火を弱めて、そのまま10~15分ほど沸かし続けたら、できあがり。




沸かし続ける時間は、短くて「5分」、長くて「20分」と諸説あるようですが、平均すると10~15分でした。当然、どんどん蒸発していってしまうので、空焚きにならないよう、水をタップリ入れて沸かすようにしてください。

飲む際の温度は、体温より少し熱めの50~60℃が最適だそうですが、実際に計れない人は「すすって飲める程度」と考えてください。コップ1杯の白湯を5~10分かけて、ゆっくり飲むのが良いようです。

摂取量にも目安があり、アーユルヴェーダの考え方に則ると1日の上限は700~800ml。それ以上飲むと、体にとって必要なものまで押し流してしまい、健康を損なうおそれがあるそうです。

さて、肝心の「味」はというと...最初はあまり気付かないかもしれませんが、飲み続けているうちに「甘み」を感じてきます。また、私はありませんでしたが、体内に毒素が溜まっている人は「甘み」どころか「まずさ」を感じるそう。最初に「まずい!」と思った人は、むしろ飲み続けてみることをオススメします。

さらに、鉄瓶で沸かすことで味がまろやかになるので、とにかく驚くほどおいしいのです。以前、ノドが渇いた時は冷たいミネラルウォーターをがぶ飲みしていた私も、いまでは白湯がクセになっていて、ペットボトルで購入しているミネラルウォーターがほとんど減らなくなってしまいました。

最後に、一般的に言われている白湯の効能を列記しておきます。




○ 毒素や老廃物を押し流してくれる

○ 血行が良くなり代謝が上がる

○ 余分な水分を排出してくれる

○ ダイエット効果がある

○ 便秘が改善する

○ 肌荒れが改善する

○ 冷え症が改善する

○ 寝起きが良くなる

○ むくみがとれる




厳密なアーユルヴェーダの考え方では、人それぞれの属性によって理想の温度や飲み方があるとともに、そもそもの体質・体調によっても効能が変わってくるそう。詳しく知りたい人は一度、アーユルヴェーダを取り入れている病院で診察を受けてみるのも良いかもしれません。

東洋医学の知恵と、日本の伝統工芸品のコラボレート。騙されたと思って、ぜひ一度お試しください。


(奥洋介)


単純なようで、こんな物でも奥深いようで、改めて感心しました。


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悪質自転車に講習や罰則、「一歩進んだ」と遺族

2013-02-14 19:07:29 | Weblog
悪質自転車に講習や罰則、「一歩進んだ」と遺族(読売新聞) - goo ニュース


悪質な運転による自転車事故を防ぐため、警察庁が14日に明らかにした道路交通法改正試案。

 運転者への講習実施や罰則適用を盛り込む内容に、事故の遺族からは「一歩前進した」と評価する声があがった。ただ、講習の前提となる「危険な運転」の範囲などは具体化しておらず、制度運用までの課題も山積する。

 「まさか自転車で命を奪われるとは思っていなかった」。東京都稲城市の会社員東光宏さん(42)は、3年前の事故を思い出して涙ぐんだ。2010年1月、都内で青信号の横断歩道を歩いていた母の令子さん(当時75歳)は、赤信号を無視したスポーツタイプの自転車にはねられた。転倒して頭を路面に打ち、5日後に死亡した。

 東さんは事故後しばらくして、交通事故の遺族の集まりに参加し、同じような境遇にある被害者らの相談に乗ってきた。悪質運転者への講習義務化が現実味を帯びてきたことに、「自転車が凶器になりうることを知り、命の大切さを意識するきっかけになれば」と評価しているという。

 だが、「講習だけでは十分に反省してもらえないのではないか」との思いもあるという。令子さんの事故では、自転車の運転者は重過失致死罪で執行猶予付きの有罪判決を受けた。「人の命を奪ったのに軽すぎる。自転車であっても死亡事故は実刑にするべきだ」と東さんは訴える。

 自転車が歩行者や別の自転車に衝突し、死傷させる事故は後を絶たず、11年には約4700人が、刑法の重過失致死傷罪や過失致死傷罪で摘発された。道交法違反の摘発者も増えており、12年は5321人だった。一方で、自転車は特別な資格なしに誰でも利用できる。警察庁の担当者は「免許が不要な行為を対象に講習を義務づける例は聞いたことがない」と話す。


自転車も凶器になるので、やっぱり何らかの規制は必要ですよね。
自転車だけでなく、自動車も運転マナーが悪い人が増えてますね。


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春節の爆竹・花火激減=大気汚染憂い自粛―北京

2013-02-10 17:23:09 | Weblog
春節の爆竹・花火激減=大気汚染憂い自粛―北京(時事通信) - goo ニュース

【北京時事】中国では春節(旧正月)を迎えた10日、爆竹や花火の音が街中に鳴り響き、煙が立ち込めた。しかし、耳をつんざくような爆音は年越しの1時間程度で収まり、例年に比べて時間も量も大幅に減少した。多くの市民が深刻な大気汚染を憂慮して自粛したとみられる。

 新華社電によると、北京では爆竹や花火の販売量が前年同期に比べ37%減少。9日午前0時から10日午前1時までに発生した火災は83件、負傷者25人で、それぞれ前年同期比45%、同29%減少した。

 呼吸器への悪影響が指摘される微小粒子状物質「PM2.5」の濃度は、9日深夜に北京各地で「重度汚染」の数値が観測されたが、10日午前0時を過ぎると「中度汚染」に下降した。一夜明けると、かすみがかかっているものの青空が広がった。 

[時事通信社]

連日中国の大気汚染のニュースが報道されています。
根本的な原因を取り除く対策をしないで恒例行事の爆竹や花火を自粛しようというのは寂しい話ですね。


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お祝いの品に1万円トイレットペーパー

2013-02-09 12:45:28 | Weblog
お祝いの品に1万円トイレットペーパー(プレジデントオンライン) - goo ニュース

プレジデントFamily 2013年3月号 掲載

贈答品として人気を集めているトイレットペーパーがあることをご存じだろうか。皇室に献上もされたその品は、なんと、3ロールのパッケージで5千円、8ロールのパッケージで1万円だ。蝶(ちょう)が水面から雲まで華麗に舞い上がってゆくデザインが施されたトイレットペーパーの名は『羽美翔(はねびしょう)』。高知県の望月製紙が2007年から発売している。

最大の特長は、極上のやわらかさにある。実際に使ってみると、思わず声がもれるほどの心地よさ。利用者から「トイレに行くのが楽しみになる」との声が寄せられるのも納得だ。

では、どんなシーンで用いられているのかというと、これがじつに幅広い。新築・出産・入学祝いやお中元・お歳暮などの新しい贈答品として、また、水に流すモノということで、快気祝いや香典返しにも利用されているほか、新年会や忘年会などの景品としても人気だという。

食べ物や衣料品のようにあまり好き嫌いがあるものではないので、万人受けするのも魅力。贈られた側は、珍しさや話題性もあり、かつ、高くて自分ではなかなか購入しにくいものだけに、喜ばれることが多いのだ。なかには「包装があまりにも美しいため、何年も部屋に飾っている」人もいるほど。ただし、最高のコンディションで気持ちよさを味わいたいなら、早めに使ったほうがいい。この辺は「もったいない」という思いとの葛藤がありそうだ。

ところで、もともとトイレットペーパーをプレゼントするという発想は利用者から生まれたものだった。

望月製紙が意識的にやわらかさを追究し始めたのは00年から。社長の森澤良水氏が一日に何度もトイレを利用することから、できるだけ人間の負担にならない、やわらかい紙を作ってみようと考えたのが始まりだ。

そこから生まれたのが「羽二重(はぶた)えロール」(16ロール:3129円)。これが発売されると、利用者から「プレゼントとして贈ると喜ばれる」との声が寄せられ、より贈答品に特化した「羽美翔」が生まれたというわけだ。

羽美翔を購入するには、望月製紙のサイトを利用するのが便利。年に1、2回は、期間限定のお試し価格で提供されることがあり、直近のケースでは3ロール1500円だった(送料別)。まずは極上のやわらかさを自ら味わってみてはいかがだろうか。

こういうものっていいですね。
商品は安いだけではだめだということでしょうね。


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5人に1人が「受験対策をしなかった」 推薦・AO入試入学者学力不足の声

2013-02-03 12:51:23 | Weblog
5人に1人が「受験対策をしなかった」 推薦・AO入試入学者学力不足の声(Benesse 教育情報サイト) - goo ニュース

大学数が増加する一方、少子化の影響で人口は減少。選り好みしなければ誰もが大学に入れる「大学全入時代」が、いよいよ現実味を帯びてきた。今、学生は「大学受験」にどのように向き合っているのか? 2012年8月、ベネッセ教育研究開発センターでは、現役大学生を対象に「受験体験と入学後の学習実態に関する調査」を行った。その結果に見る「推薦・AO入試」の実情と「受験体験と大学入学後の満足度の関係」について、同センター主席研究員の樋口健氏が解説する。

***

より多様な学生を求める大学側の意向で、1990年代頃から増え続けている推薦・AO入試。文部科学省の資料によれば、推薦・AO入試で入学した学生は、私立では半数を超えています。いずれも選考は面接や小論文などが中心で、学力試験がないケースも多いようです。そのため、近年特に推薦・AO入試によって入学した学生の学力不足が指摘されています。

今回の調査でも、推薦・AO入試の入学者の約半数は、高校3年時の学習時間が1日1時間未満でした。また5人に1人(20.1%)が「受験対策をしなかった」と答えており、その傾向は入試難易度が低いほど強まっています。無競争で入れる大学が増えたことは、やはり問題だといえるでしょう。

推薦・AO入試の入学者にも、入試に向けて努力を重ねた層は一定数存在します。38%が「あきらめずに努力し続けた」と答え、学習時間をしっかりと確保していました。こうした学生ほど、大学への満足度や学びの意欲を実感している割合が高く、結果からは一般入試入学者よりもモチベーションが高いことが伺えます。推薦・AO入学者といってもその実態はさまざまです。

全入時代といわれる今は、さして努力しなくても入学できる大学があります。大学側には、従来の「研究機関」としての役割以上に、若い学生を育てる「教育機関」としての側面が求められているのではないでしょうか。

進学率が上がり、えり好みしなければ誰でも大学に入学可能な時代になり、
学生の学力低下はますますひどくなるのでしょうね。
これってなんだか情けない話ですね。



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