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京大、慢性痛が発生する仕組みを解明 - 新たな鎮痛剤の創薬に期待

2012-03-19 18:14:18 | Weblog
京大、慢性痛が発生する仕組みを解明 - 新たな鎮痛剤の創薬に期待(マイナビニュース) - goo ニュース


京都大学は、慢性痛の原因となる末梢神経系や中枢神経系の神経炎症応答の増悪機構に、イオンチャネル「TRPM2(トリップエム2)」が関与することを解明したと発表した。成果は、京大薬学研究科の金子周司教授、同中川貴之准教授、同原口佳代共同研究員らの研究グループによるもの。詳細な研究内容は米科学雑誌「The Journal of Neuroscience」に3月14日付けで掲載された。

痛みは、生体に危害を加えうる危険からの回避、傷害部位の警告など、人が安全に生きていくためにとても重要な感覚で、正常状態の体に生じる警告的な一時的な痛み(急性痛)は、生理的な痛みとも呼ばれている。

一方、慢性痛は、長時間持続する痛みで、場合によっては組織の損傷が治癒し、明らかな原因がないにもかかわらず長期間持続することもあり(病態的な痛みとも呼ばれている)、もはや生体警告系としての役割を果たしているとはいえない。それどころか、患者のQOL(生活の質)を低下させるだけでなく、長く続く耐え難い痛みは患者の生きる気力さえ奪うこともある。

そのため、慢性痛は積極的に治療することが必要とされているが、神経にまで損傷が及んだ際などに生じる神経障害性疼痛など、既存の鎮痛薬が効力を示さない難治性の慢性痛も少なくなく、新たな作用機序を持った次世代鎮痛薬の創製が切望されている状況だ。


このところ腰痛で悩まされてますので、個人的にもこの研究が成果をあげてくれるとうれしいです。



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