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桐島、部活やめるってよ (集英社文庫) |
朝井 リョウ | |
集英社 |
朝井 リョウ 著 : 桐島部活やめるってよ
を、よみました。
田舎のとある進学校。
文武両道を謳う伝統校に通う 高校2年生達の姿を描いた作品。
タイトルに登場する ”桐島” は、 登場人物達の噂話にしか登場せず
物語の主人公達は、それぞれの今を生きていて
今どきの高校生らしく周囲の雰囲気に 過敏に反応して生きています。
大人が言うように、自分たちの人生は 真白いなキャンバスなんだろうとは思うけど
果たしてそのキャンバスに何を描けばよいのか?
自分はどんな物を描きたいのか?
真っ白なキャンバスと、真っ暗闇は もしかすると等しいのかもしれません。
真っ白なキャンバスに、何かを描こうとする生徒はダサいヤツ。
キャンバスを目の前にして呆然としている自分を 上手く隠しているのがかっこいい人気者。
そして、キャンバスの存在など感じもせずに
今の瞬間を100%謳歌している生徒ほど 真のトップスターの座を射止めてる。
見かけほど子どもじゃなくて 思ったよりも子どもな17歳。
娘キャンディも、そんな17歳なんだなと 思うと、ちょっといろいろ考えてしまう本でした。
今どきの子はこんな感じなんかな~って、ちょこっとジェネレーションギャップ感じちゃいました。
みんな変に物わかりの良いような気もしたし・・・。
ベリーさんみたいにまさにその時代の子と毎日生活している方と、俺みたいほとんど接点のない人が読むのでは、また思いが違ってくるんだろうな~。
わかりやすくやんちゃな感じの(笑)
でも、なんか昔より小さくまとまってる子が
多いように感じます。
きっと、世相を反映してるんだと思います。
荒波を越えて行く強さを持って欲しいですね^_^
高校生の頃とか・・・懐かしすぎるー。
もう、遠く離れ過ぎて
夢を反芻するかの如く
記憶がぼんやりしてきました(汗
でも、もっと粗野なJKだったはずです(笑)
人生の中でも、かなり辛い時期だったので
戻りたくない!!と思え幸せなおばさんです(^_^)