Mrs.ベリーのVeryな一日

☆ミセス・ベリーのSmileダイアリー☆エレガントな女性目指してセルフプロデュース中(^v^)

クレイジーリッチ・アジアンズ

2018年09月29日 15時31分41秒 | ベリーの感想文(本・映画)



クレイジーリッチ(映画)を見た。

原題は、クレイジーリッチ・アジアンズ
この夏、アメリカで異例の大ヒットを記録した映画。
何が異例かというと、登場人物が全てアジア人で
シンガポールを舞台とした物語。
ハリウッド大作とは、ひと味もふた味も違うのに
3週連続興行成績全米1位を叩き出したという
異例中の異例な物語。



アメリカ育ちの中国人レイチェルは、NY大学の最年少教授。
溌剌とした正にアメリカンガール
恋人はすらりと背の高い、シンガポーリアンのニック
優しくて、紳士でステキな男性だ。
付き合って1年、とうとう実家へのご招待!
しかし、シンガポールへ向かう途中
どうやら彼はただならぬお金持ちだと気付き始める。
母のススメで、中国で縁起の良い赤いワンピースで
パーティへ臨もうとするのを、親友から全力で止められて




イブニングドレスで満を持して彼ママに会うも
結果は散々。




アメリカのロークラスで育ったレイチェルは
華僑の貴族のようなクレイジーリッチ達と
うまくやっていけるのか?



この映画、SF近郊のスタンフォード大学の街に住む
中国系アメリカ人、セレナから激推しされた映画
アメリカでそんなに人気ならと見てみた。
なる程の大団円!!
また違った形のアメリカン・ドリーム❤︎
後味スッキリ、バックに流れるカバー曲の数々が
心にしみる楽しい映画だった。





私的には、この映画の見所は
旧家を守る厳しい義ママを演じた、ミッシェル・ヨー。
迫力の美しさと存在感に
目が釘づけになった。




56歳という年齢を物ともしない
鍛え抜かれた筋肉の美しさ!
若い頃はバレリーナを目指しており
ロイアルバレエ団にも留学経験があるらしい
どおりて、桃井かおりと親友な訳だ。


研ぎ澄まされた50代目指して、私も頑張るぞー♪(´ε` )












シェイプ・オブ・ウォーター

2018年08月08日 12時00分29秒 | ベリーの感想文(本・映画)



シェイプ・オブ・ウォーター(機内上映)
を、見た。



イライザは、言葉が話せないが手話でコミニューケーションを取り
風変わりな老人と良い隣人関係を築き
そして、人知れず自分の中に、豊かな世界を持っている。




そんな彼女の職場は、冷戦下の軍の施設で
勤勉に清掃の仕事をこなしていた。




そんな代わり映えのない、平和な生活が一変する。
極秘だった、アマゾンの半魚人の存在を知ってしまうのだ。



同じ人間同士でも、手話でなんとかコミニュケーションしているのに
何故か半魚人とは、心の深いところで繋がっている
言葉のない世界で、彼らは惹かれあって行く。





また、今更の機内上映の感想。
何故5ヶ月も経って、感想を書いているかというと
すっかり忘れていたから。
それはそのはず、最後まで見はしたものの
私の好きな映画のストライクゾーンから
大きく外れていたからと思う。


私は基本的に、画面が暗いシーンが延々と続く映画が苦手。
この映画は、主人公が夜の仕事ということもあり
在ろう事か、一度も昼間or太陽のシーンが無かった・・・気がする。
ただでさえ、狭く暗い閉鎖的な機内で見るのに
ドツボな暗さだった。
ぶっちゃけ、ストーリーはハッピーエンドで
ロマンティックで、ファンタジー!
素敵なラブストーリーだから
天気の良い日のリビングルームで見たら
素敵な映画と思えたかも知れない。






ウォーターゲーム

2018年07月11日 14時13分27秒 | ベリーの感想文(本・映画)
ウォーターゲーム
吉田 修一
幻冬舎


吉田修一 著:ウォーターゲーム
を、読んだ。


福岡県の架空の街で、ダムが決壊して
下流の街を飲み込み、全てを押し流した。
事件当夜に姿を消した、土木作業員は何者か?
そして、動き出す鷹野達
ライン状に浮かび上がる、リ・ヨンソンって誰だ?
水事業を巡り暗躍するダークな人々との
攻防を描いたシリーズ最新作。


イヤー、吉田修一天才!
なんか国民栄誉賞とかあげて欲しい。
毎回、鷹野の不死身っぷりには
「んな、アホな〜www」とも思うけど
そこも含めて面白い!面白すぎる!
シリーズの中で、この作品が一番好きかも。
映画化するってはなしだけど
これは難しいだろな、キャスト選び。
取り敢えず、田岡は菅田将暉でお願いしたい。
鷹野は、いつもの妻夫木でやって欲しいけど
あまりにもね、組みすぎだからね。
もう今回はないのかな?
いや、でも鷹野は妻夫木と思うけどね〜(笑)





教団X

2018年07月10日 14時12分17秒 | ベリーの感想文(本・映画)
教団X (集英社文庫)
中村 文則
集英社

中村文則 著 : 教団X
を、読んだ。


風変わりな老人が主宰の集団と、
性の解放を訴える男を取り巻く集団。
その狭間で、揺れ動く人々を描いた作品。


私は、ヨガを実践していて
それを通して、解脱したいとか、
卓越した人になりたいとか
思った事は一度もないけれど
でも、時折ヨガをまるで宗教のように
信仰している人もいる。


私に最初にヨガを教えてくれた人は
「ヨガとは信仰ではなく、体験だ。」といった。
私もその通りと思う。
ヨガの練習のみならず、日々の生活
全てを通して、私を知って行く。
なにかを信じたり、信じようとしたりするものではない。


信じるとは、時に狂気となり得る
ボタンを掛け間違わないように
慎重に懐疑的に、他者に対しても自分に対しても
ずっしりとした安定感を持って
生きていかなきゃいけないなと思った。





通天閣

2018年06月27日 14時11分22秒 | ベリーの感想文(本・映画)
通天閣 (ちくま文庫)
西 加奈子
筑摩書房

西加奈子 著: 通天閣
を、読んだ。


エアコンが壊れた、古いアパートに住む中年男と
恋人が突如NYに行ってしまって
戸惑っている女の子のお話。
舞台は、“地下の鳩”と同じような大阪の街だが
通天閣の下の世界は、何か違う。
それぞれの人生は切実なのに、
まるで吉本新喜劇(笑)
思いがけない展開に、最後はほんわか感動した作品だった。