結局今日が高校最後のお弁当になりました。
最後のメニューは、彼女の大好きなすき焼き弁当
それに鮭おにぎりを2つ。
たった3年間のお弁当作りでしたが
やっぱり終わって、ホッとしました。
西荻窪キネマ銀光座 (角川文庫) | |
三好 銀 | |
KADOKAWA/角川書店 |
角田光代・三好銀 著 : 西荻窪キネマ銀光座
を、読みました。
天才作家 角田光代の名作映画のエッセイと
三好銀二のコミックがコラボした一冊。
洋邦新旧問わず、選りすぐりの映画23本は
角田光代の感覚で、私の中に浮かび上がりました。
読んでしまって、私の一番好きな映画ってなんだろう?
と、考えましたが、一本に絞るなんて到底無理でした。
こういう事って、好きな色がピンクとしても、
沢山の濃淡のピンクがあるのと
同じなんでしょうかね?
エルニーニョ (100周年書き下ろし) | |
中島 京子 | |
講談社 |
中島京子 著 : エルニーニョ
を、読みました。
瑛(てる)は、東北から上京して大学生活が始まるやさき
DV男につかまって、軟禁生活を強いられていた。
しかし、ある日であったストリートミュージシャンの女性の
歌をきっかっけに、逃走を決意する。
そしてたどり着いた、南の街。
そこで彼女は、7歳の少年ニノと出会う。
彼もまた、小さな体で迫りくる灰色の男から逃げていたのだった。
そこから始まる、二人の逃亡劇。
はたして、彼らの行く末には何が待っているのか?
エンデの“モモ”をモチーフにしているのか?
ニノは、不思議な力を持っていて
読み手と主人公の瑛を、強い力で引きつけます。
マリア様に抱かれた、赤ん坊のイエスキリストのように。
スリルを感じるロードストーリーながら
心温まるお話でした。