10月25日とうとうこの日がやってきました。
朝の7時45分、博多港集合。
以前にも釜山に言った事はありますが、高速艇で行くのは初めて。
一人旅も手伝って、ウキウキして思わず顔がにやけそう。
しかし、私の気持ちとは裏腹なこの空・・・・・。
重々しい雲と、強い風。家をでる前から酔い止めパッチを貼り付けて
船酔い対策万全で出かけたのですけど・・・・・・・。
この写真を撮ってからわずか15分後、博多湾を出てすぐに
早くもダウンしてしまいました。まさに予想外の出来事。
おきにの小説をのんびり読書なんて、とんでもありませんっ!!
この日の波の高さ2.5m、窓の外にふと目をやると、
荒れ狂う大自然の脅威がそこにありました。
これが飛行機だとしたら、機内騒然のパニック状態でしょう。
まるでジェットコースター並みの酷い揺れでした。
トイレに入って戻そうとしましたが、朝あまり食べていなかったせいで
吐き気だけで、体中から冷や汗が噴出し、
自分で蒼白になってゆくのがわかりました。
トイレの外で、うなだれていると高速艇のアテンダントのおねえ様が
どうぞこちらでお休み下さいと、一部通路を締め切って他のお客様からは
見えない場所の床に、毛布を引いてくださってそこで横になるよう
ご配慮を頂きました。
このときやっと私は、韓国製の酔い止めめパッチが効かない事に気がつき(遅)
アテンダントさんからお薬を頂き、ゴロリンと横になりました。
最初の15分くらいは吐き気に耐えながら、目をつぶっていたのですが
だんだんと薬が効いてきて、気がつけば船に揺られながらグッスリで、
おかげで3時間の船旅があっという間でした。
そして船が速度を落とし、港に入ったので窓から外を見てみると
なんと美しい秋の青空!釜山の街が「よく来たね」と、
歓迎してくれたような気がして、とても嬉しくなりました。
さっきまで死にそうだったのに、げんきんにもすぐにワクワクし始め
船を一番で飛び出し、入国審査へいそいでいると・・・。
「ん??誰だあれ。」ターミナルのテラスで撮影クルーがお仕事中。
クルーの真ん中に、この距離からでも光を放つ一組の男女が海を眺めています。
きっと韓ドラファンの方ならすぐにわかるのでしょうけど、
そっち方面にかなり疎い私は、一応写真は取ったものの全く誰だか
わかりませんでした。
のっけから予想外の船酔いでしたが、ぐっすり眠って元気になって
案外これでよかったのかな?神様休息をありがとう。
さあ、25時間楽しむぞ~!!