大風接近の為、急遽予定を変更して出発日の前夜成田に着いた。
福岡発8時の便で、9時半に成田に到着し
2週間分の荷物がぎっしり詰まった、16kgの大型キャリーをピックアップして
第三ターミナルから、ホテルがある第1ターミナルまで歩く。
1キロ近く離れているから、荷物もあって大変で
その上、京成線で停電しているらしく、東京に帰りたい人たちが
立ち往生しているという、混沌状態。
そのカオスを抜けて、辿り着いたカプセルホテル。
生まれて初めてのカプセルホテル体験。
狭さが逆に落ち着くとは良く聞く話だが
なるほど、不思議と圧迫感はなく包まれる感じで落ち着く。
トイレもシャワーも機能的に配置され
女性ばかりで、穏やかなエネルギーで満ちてた。
しかし、さすが成田空港。
利用者がほとんど欧米人で、
深夜電話で話している人に
堂々と注意を促している人がいた。
日本人だとこうも清々しく、嫌な感じを残さずに
人に注意を促す事は出来ないなと思いながら眠った。
朝7時に起きると、殆どの人がチェックアウトして
清掃が始まっていた。
みんな仮眠で利用していたんだろうな。
私もチェックアウトして、ユナイテッドのカウンターに向かう。
夕方5時の飛行機まで、長いので東京からA夫人が
来てくれて、お見送りしてくれる!!
A夫人が来る前にチェックインを済ませておこうと
カウンターに行くと、ユナイテッドのカウンター職員は
私が連絡なしに福岡成田間のチケットを使っていないので
サンフランシスコまで乗れないと言い放った。
一瞬「えっ??????」ってなって
ANAカウンターに行って、その旨を伝えた。
福岡成田はANAで予約したからだ。
ANAのスタッフは、それはそれは麗しく丁寧で、
困惑しておまけに動転している私に
きちんと乗れますよと、安心させてくれて
ユナイテッドのカウンターに一緒に行って
大風のためのキャンセルが効くと言ってくれた。
しかし、ユナイテッドのスタッフは
あーだこーだと、屁理屈を捏ねて、結局はANA側の
理屈が真っ当なので、サンフランシスコまでのチケットを
発券してくれたが、どうしても自分の勘違いか何かを
認めたくないらしく、私のパスポートのページにある
走り書きに本来ならば、無効のパスポートだとケチをつけ
おまけに、行くには行けるが帰りのチケットは
落ちてしまって、使えなくなり乗れなくなるかもしれないという。
まあ、せいぜい楽しんで、現地で電話をかけ英語で確認して下さい。と、
せせら笑いながら、チケットを渡された。
日本人でもこんなに酷い対応をする、地上職員っているんだなと
怒りよりも、驚きの方が優った。
この顛末をA夫人に話して、英語で電話ーーーーー(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)と
げんなりしていると、今日本のカスタマーセンターに
かければいいやん!と、ごもっともなご意見。
しかし、これがまた土曜日だしなかなか出ないだろうと思ったが
すぐに繋がって、端末で確認をしてもらったら
帰りのチケットも発券されているとの回答
案の定、あの地上職員の意地悪な嘘だったのだ。
そんな台風からの謂れもない嫌がれせを潜り抜け
夕方出発の飛行機でサンフランシスコに旅立った。