![]() | 漁港の肉子ちゃん (幻冬舎文庫) |
西 加奈子 | |
幻冬舎 |
西加奈子 著 : 漁港の肉子ちゃん
を、読みました。
すらりと伸びた手足、淡く栗毛色の髪と瞳、透ける様な肌の美少女キクリンは
母の事を肉子ちゃんと呼ぶ。
肉子ちゃんは、デブで致命的に趣味が悪く、男を見る目はゼロ。
思考は極めて単純で、楽観的だ。
しかし、男を追って、流れ着いたひなびた漁港では
皆に愛され、その純粋さで人々の人気者となる。
一方、小学生のキクリンは子供らしからぬ配慮の連続で
田舎の子供の世界でサバイバルしている。
そんな二人の生活を、美少女キクリンの視点で描いたお話。
西加奈子の作品は数冊しか読んでないけど
コレが一番面白かった。
ジワジワくるし、もっと読んでみようと思ってる。
一番読みたいのは“サラバ”誰か貸してくんないかな?