入国審査をスルッと通過して、自動扉が開くとそこは釜山。
ツアー客を迎えに来てくれた沢山のガイドさんたちが
ボードにツアー名や、個人名を書いて掲げています。
私は一人参加なので、ボードの一番下に名前が。
2日間ホテルの行き帰りお世話してくれるのは
美しい女性キムさん。
なんとも上品な気品の漂う方で、とても優しそうです。
2日間お世話になりますというご挨拶を済ませた後、その他の方が
でてこられるまで、「少々オマチシテクダサイ」と言われたので
ベンチで待つことにしました。
ハングルが溢れる構内を見渡しながら、キョロキョロしていると
大学生らしき青年が、「コンニチワー」と話しかけてきました。
なんでも彼は市のアルバイトらしく、観光客にアンケートを書いてもらっているそうです。
そのアンケートがこれ↓
内容はというと、南浦洞(ナンポドン)を中心とした中区という地域を
免税で買い物が出来る特別区にしたいので、観光客に意見を!というもの
誠心誠意でアンケートにお応えし、青年に返すと
南浦洞に対して何かご意見を!と、熱心に迫ってきます。
「・・・といわれても何も無いんだよね~。皆親切だし全部大好きだから。」
と、全く参考にならない私の意見に、困り顔で「アリガトウゴザイマシタ」と
去ってゆきました。
さて、出てきてそろそろ40分。
みんなまだなのか~~~~~?と
待ちくたびれた頃、なんとキムさんがトラブルの為走り回っているではありませんか!
美女の味方ベリーは、こんな時ほっとけないので事情を聞いてみると
ツアー客が一組見つからないそうなのです。
福岡を確かに高速艇で出発しているのを確かめたそうで
しかし、どこにも彼らの姿が見当たりません!
北の工作員か???と勝手にドラマを想像してみましたが
そんな場合ではないので、一緒に来ていたツアーの方に数名当たってみると
その方達は、すぐにタクシーで市内へ出られたというのです。
それじゃ、ホテルで待っているのでは?という事で
キムさんと皆で早速ホテルに向かいました。
結局彼らはまだホテルに到着しておらず、キムさんはその後も
連絡を取れるよう手配していました。
結局帰る頃になって分かったのですが、行方不明の彼らは
ツアー参加経験がなかったらしく、ガイドさんの存在を
知らなかったそうです。よかった、よかった工作員ではなかったようです。
少々お待ちするはずが、結構長い間港に足止めされてしまいましたが
アンケートには答えられたし、キムさんのお役にも立てたので
まあ、良しとしよう~☆と、幸先いいスタートの一人旅です。
ワタクシ、ツアーに参加したら「ガイドさんに付いていきます何処までもぉっ!」とゆータイプなので、工作員疑惑の方々の行動力に脱帽です!
ところでアンケートは日本語だったんでしょーか??ちょっと気になっちゃいました。
なんとなく日頃使わない日本語で面白かったですよ。
【本日釜山へ来航した特筆すべき理由は?】とか
【釜山より必要的に買いたいものは?】とか
とても中区を特区にしたいと願う気持ちがうかがえたので
答える私も真剣に考えて答えましたぁ~☆