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映画篇 金城 一紀 集英社 このアイテムの詳細を見る |
天気 梅雨の中休み梅雨入りしたばかりだけどね
金城一紀 著 : 映画篇
を、読みました。
有名な映画をモチーフに描かれた、5つのお話はどれも
8月31日に区民会館で行われる、“ローマの休日”の
無料上映会と、少しだけ関わっていて
そこに集う人々は、どういういきさつでこの無料上映会が
開かれたかなど、知る由もありません。
みんなそれぞれ、一人ひとりが主人公で
自分の物語の中で、人知れずもがきながら生きている
そんな様子が、まさに映画のようで、私たちの毎日のようでした。
やっぱ、金城一紀の作品は、どれも面白いです。
最初のお話はジャパニーズコリアンの、二人の少年の
お話だったのですが、二人は体制なんか知るかよっ!って感じの
強さに満ちた、まるでパク・スンシンのような感性の男の子です。
金城一紀の作品に登場する、男の子達って本当に素敵です。
行きどころのないパワーをいつも秘めていて、だからみんな
男の子どうして、よく殴りあうし。でも女の子にはみんな晩生で
純情で、誠意がにじみ出ているんです。
そこに登場する女の子も、可愛い高飛車で愛らしい。
そんな、愛すべきキャラクターが活き活きと動き回る
素敵な物語でした。
は~、早く次の本出してくれ~~~~!お願い。