ファチマの聖母の会・プロライフ

お母さんのお腹の中の赤ちゃんの命が守られるために!天主の創られた生命の美しさ・大切さを忘れないために!

ロシアの誤謬

2017年05月29日 | ファチマ
「もし人が私の要求を聞くなら、ロシアは回心し平和がやってくるでしょう。さもなければロシアはその誤謬を世界中に広め、戦争と教会に対する迫害とをもって挑発するでしょう。多くの善良なものが殉教し、教皇様は多く苦しまねばならないでしょう。無くなってしまう国々もあるでしょう。」(ファチマの聖母 1917年7月13日)

共産主義のもとで、人間は奴隷化しました。歴史的に言うと、世界で最初に堕胎が合法化されたのはレーニンの下のロシアで1920年のことです。人間の奴隷化と、堕胎とは、考えがそっくりです。

1857年アメリカでの奴隷制度は次の主張をしていました(Dred Scott 1857)。
*黒人は人間であるが下等の権利しか持たない。
*奴隷は、主人の所有になる。
*所有者は奴隷を売り買いし生死の権利を持つ。
*奴隷廃止主義者たちは、自分の道徳観を奴隷所有者に押しつけるべきではない。
*奴隷制度は合法である。

1973年アメリカでは堕胎について次の主張がなされました(Roe vs Wade 1973)。
*胎児は人間ではない。
*胎児は、母親の所有になる。
*母親は胎児の生死の権利を持つ。
*プロライフ支持者たちは、自分の道徳観を母親に押しつけるべきではない。
*堕胎は合法である。

同性愛は、世界で最初にソ連で1922年合法化されました。

天主の創造の世界が、私たちにとっての最大の幸福への道です。

サタンの嘘で固められた「反創造」の世界では、胎児を守ることも、婚姻の聖性を守ることも禁止され処罰されるでしょう。

それを防ぐために、ファチマの聖母は、私たちに償いの聖体拝領を求めています。

罪の償いと、罪人の回心の希求のために、私たち自身を天主に捧げ、私たちの苦しみを堪え忍ぶことを求めています。

1917年5月13日、ファチマの聖母は子供たちに尋ねました。
「あなたたちは、天主に背く罪の償いと罪人たちの回心への嘆願の行いとして、喜んであなた自身を天主に捧げ、天主があなたにお与えになるすべての苦しみを耐えますか?」

1917年6月13日、子供たちは聖母の汚れなき御心を見ました。
「聖母の右の手の前に、茨によって取り囲まれた心臓があって、それを茨が突き刺していました。私たちはこれがマリアの汚れなき御心であり、人間の罪によって踏みにじられ、償いを求めておられるということを理解しました。」

1917年7月13日、聖母はこう言われました。
「罪人たちのために犠牲をしなさい。たくさんこう言いなさい。特に何か犠牲をするときにこう言いなさい。“イエズスよ、これは御身を愛するため、罪人たちの回心のため、そしてマリアの汚れ無き御心に対して犯される罪を償うためです”、と。」

ファチマの聖母の訴えに耳を傾けましょう。

ファチマの聖母は私たちに約束されました。

「最後には、私の汚れ無き御心が勝利を収めるでしょう。教皇様は私にロシアを奉献するでしょう。そしてロシアは回心するでしょう。そして世界には平和の一時期が与えられるでしょう。」(1917年7月13日)

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