Fleur de sel 塩の華

フランス ボルドー コニャックも近いラロシェル海辺の家でオーガニック素材 新鮮な海と土地の幸の健康料理ご紹介致します。

日曜日のチキンファルシー

2008-02-18 23:48:54 | 肉料理 Viandes
家族4人揃っていた時の日曜日には娘達の大好きなチキンファルシーをよく作っていたものでした。最近長らくご無沙汰。土曜日の朝のラジオでローストチキンの焼き方なんとも美味しそうに語っていたので日曜はこれに決定.朝食済ませた後即チキンを仕込みに出かけましたよ。

日曜なのでまずはオードブルより。



フランスのポピュラーなゆで卵のマヨネーズかけ。古いフランスをご存知の方にはとても懐かしいオードブルではないでしょうか。庶民的な 手ごろなメニューのオードブル。キャロットラペ(人参サラダ)もその類。でも一寸丁寧に作るとお洒落なオードブルに早や代わり。私 どちらも大好きなオードブルです。
もちろんマヨネーズは手作りの大蒜の効いた全卵で作るモスリンソースと私がいつも言うもの。作り方は此処を。
キャロットラペは塩 こしょう レモン汁 オリーブオイルで味付けのシンプルなものが好み。
庭にひっそり咲く野生のすみれは飾りだけではなく食べられるのですよ。ガクの部分がほんのり甘いです。



チキンの中には美味しいファルス(詰め物)が沢山詰まっています。ソーセージ生地、パン粉、に玉葱、大蒜、パセリ、セロリ、タイム など野菜香料が沢山。白ワインと卵を加えてでよく混ぜたものファルスです。
チキンの表面は塩 こしょう 大蒜をすり込み ローズマリーをふってオーブンで1時間20分ほど気長に焼きます。
幸せな日曜日の香りがプンプン。家族 皆焼きあがり期待しながらでもおとなしく待っています。後何分?なんて聞く人もいるけれど。笑
今日は次女のボーイフレンドも招待。

じゃが芋も今日はソテーなどせずに丸のままアルミホイルにくるんでオーブンに一緒に入れて焼いたのでそれは簡単。丸ごと焼いたじゃが芋は美味しいですよね。十文字にナイフを入れてバターを落とし 塩 こしょう。



他の付け合せはブロッコリーのピュレーに蕪の蒸したもの。
ブロッコリー蒸し過ぎ手締まったのでそれならとピュレーにしてしまいました。(ブロッコリー茹で過ぎた時特有の臭みを消し 味にアクセントを付けるためにクレソンの茹でた物を少量加えて。)塩 こしょう 大蒜の摩り下ろしとバター、生クリームを少しで味付け。



締め括りはやはりチーズ。今日はモルビエ。(Morbier)
昔住んでいた事もあるフランシュ コンテのAOCチーズ。真ん中の青い線は植物の灰。19世紀コンテチーズ作成の際もう一つを作るには凝乳が足りない時 灰をかけて虫除け 翌日新しい又残った凝乳をその上に重ねたのが始まりのようです。今ではその思い出とそして個性的な味のために この方法を守っている生産法。
私には懐かしくって そして好みの味のチーズです。


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海の鱒のテリーヌ

2008-02-18 01:12:00 | オードブル Hors-d'oeuvre
いつも牡蠣を購入するナターシャのお店で近海で父親が釣ったという海の鱒が二匹だけ残っていました。我が家3人で足りないとも思ったけれども分け合って食べればよいのだから。



全長25程の小さいもの。極新鮮なので ただポッシェ(クールブイヨンの中でゆでる)して黒こしょうバターとレモンで食べるだけで美味しいもの。でも今日はその後姿 お化粧ゼラチンで固めようかなと思っていました。

失敗ですー。ブイヨンが煮立ったので火を止め蓋をして 後は蒸らすだけのところで電話。ボルドーに一人で住む義姉さん。お料理中だからといっても話しは止みません。30分後に取り出した鱒は煮えすぎて。
考えてテリーヌにすることにしました。ゼラチンも用意してあることだし。

作り方は簡単、前にご紹介したツナ缶利用のテリーヌと原則は同じ。大蒜の効いたマヨネーズで合えゼラチンで固めたものです。

今日の材料は(小さめのケーキ型)

 *海の鱒 ポッシェの後皮と骨を取り除いたもの 300g
 *玉葱 小1 微塵切り 水にさらした物 
 *パセリ 微塵切り 大 2
 *エストラゴン(鱒とはとても相性がよいです)10枚 微塵切り 
 *ケーパー 大1
 *大蒜入りのマヨネーズ カップ1/2 魚の身の質により 追加
 *レモン汁 1/2
 *塩 こしょう
 *マスタード
 *タバスコ
 *ブイヨン大6+板ゼラチン 8枚



板ゼラチン3枚(7、5g)で固めるゼリーは250gですがテリーヌの場合は4枚 私は使用します。尚ゼラチンを使用する場合 (私は感覚で料理をする場合多く 状態に応じて追加する事もあるので)全く自信(本音です)がないので皆さんのご判断にお任せ致します。
作り方は此方をご参照下さい。

もし緩過ぎて失敗したら すぐ上の二番目の写真のようにスプーン2つでこのようにクネルのように盛り付ける事も出来ますよ。(写真3つとも同じテリーヌですが)




2匹の鱒で親子3人何回も楽しめるオードブルが出来上がりました。

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