2022.05.30撮影
アライグマさんが、真ん中の敷石から、さらに西の「植え込み」に入り込みました! でも、でっかい尻尾が外に出てますよ〜〜、だ。
画像中、手前左に、葉の赤い植物がありますが、それは、成長途上の「ふさ毛のついた黄色のミソハギ」(Lysimachia ciliata)です。
オカトラノオ家の、黄色い姉妹たち
「3人の黄色い姉妹たち」のうちのもうおひとり、「大きい黄色のミソハギ」(Lysimachia punctata)は、次の画像の右下に出ています。まだ茎が伸び切る前の姿です。
さて、下の画像に進む前に、上の画像ですが、アライグマさんが向かっている目と鼻の先に、しばらく前に、きれいな色の小鳥の羽がまとまって散らばっていたんです。まだそこにそのままあるかも。アライグマさん、あなたの仕業じゃないでしょうね。違うとは思うけど。それをやったのは、うちにやってくるネコさん?
アライグマは、果物や木の実が好きで、それに加え、簡単に捕ることのできる昆虫、魚、鳥の卵(鳥自体ではなく)、動物の死骸、などを食します。それと、人間の残飯。また、人間の与えるエサ。アライグマは、動きが敏捷でないので、捕まえにくい(生きている)鳥や動物を食料にすることは滅多にないそうです。アライグマのような雑食は、人間ともども、世にはびこる・・・
それより、そこに丈の低い白い花がチロチロとありますね(上の画像と下の画像)。それは、ドイツスズラン(ドイツ鈴蘭 Convallaria majalis var. majalis)ですよ。ドイツだろうが日本だろうが、どっちでもいいんですが、スズランには毒がありますから、食べないでね。わかっていると思うけど。
もうちょっと進む(次の画像の、下、真ん中)と「クリスマスローズ」の1種、ヘレボルス・アルグティフォリウス(Helleborus argutifolius)もあるでしょ? 緑の花の(ガクですけど)。
それも食べると、お腹、痛い、痛い、になりますよ。アライグマさんは、手で物を触って確かめるのが好きなのよね。でも、そのヘレボルス、お肌によろしくないかも。手のひら部分は毛皮におおわれていないので、触りたいなら、お気をつけて。
2022.05.30撮影
アライグマさんが、東から3つ目(西から2つ目)の「植え込み」を突破しました。アライグマさんなりの足早で立ち去ろうとしています。この体の向きから見ると、アライグマさんは、この敷石は横切らずに、南下するもよう。ありがとう、ありがとう、最も西の「植え込み」には、入らないのね。
敷石を伝って、柵まで行って、そこから西隣の敷地へ越えてくれるのね。でも、柵の間が通れる? ネコさんより横幅あるよね。それとも、よじ登る? 登るのはお得意みたいなので、問題ないか。
心配は、杞憂でした。
2022.05.30撮影
なんで戻ってくるのよ。キミ、右脇腹でこすっているのがどなたか、存じ上げておるのか? キレンゲショウマ(Kirengeshoma palmata)さまであられるぞよ。わたしがお水を差し上げたところである。そんなところへ、ずけずけ、ずかずか、と。以下の画像は、去年の花。上の画像の時点では、ツボミもまだついていない。
2021.09.02撮影
シラタマノキの、サラール(Gaultheria shallon)さまにも失礼である。サラールさまは、カナダ、ブリティッシュ・コロンビア州の花卉業界では花形な存在。葉のついた枝が、切花の緑ものとして大量に消費され、輸出されます。
かわいい、ハートの、シラタマノキ
2022.05.30撮影
あのねえ、そこで何してんの? 棒がいっぱい立ててあるでしょ。それは、そこに新しい植物が植わっている、という印。一向に何も育ってこないのは、あんたさんのせい?
その辺、シャクナゲ(Rhododendron)がイビツになっているでしょ。周りの木が成長して大きくなって、そこは日陰になったの。それを誤魔化すのに、今年、いろいろ植えたのよ。ホトトギス(Tricyrtis)はどこへ行った? テンナンショウ(Arisaema)は? それなりに出資したのよ。
2021.05.11撮影
結局、アライグマさんは、「植え込み」の画像の奥に写っている木と、それからさらにその奥にあるオレゴングレープ(Mahonia aquifolium)の陰へ消えて、見えなくなりました。カメラをつかんだまま外へ走り出て探したんですが、どこへ行ったかわからずじまい。柵の両側の行き来はしているみたいなので、それをどのようにしているか目撃したいものです。
明日は、うちの前庭で、わたしが実際にアライグマさんとご対面して、ケモノ道があるのを知ってしまった経緯を、お話しします。
ケモノ道については、以下をご覧ください。
ケモノ道じゃあ