2022.09.03撮影
8月の半ばに、キク科のイヌラ・フッケリをご紹介しました。その記事の中で挙げた画像は、7月から8月初めにかけて撮影したものです。
真夏に涼やかな、キク科のイヌラ・フッケリ
今日は、秋の風の感じられ始める8月半ばから10月始めのイヌラ・フッケリの姿をお見せしたいと思います。
学名 Inula hookeri
和名 なし
英名 Hooker’s fleabane
キク科(Asteraceae)オグルマ属(Inula)
日本語版Wikipediaによると、オグルマ属は、
>> ユーラシアとアフリカに約100種分布し、地中海沿岸に多い。
>> 日本には少なく、4種ほど分布する。
だそうです。
次の画像は、8月半ばの、花の多くは終わったイヌラ・フッケリの姿です。撮影後、終わった花を切り取りました。花芽の再び出るのを期待して、です。実は、花の脇芽は、もうすでに出ていました。
2022.08.13撮影
上の画像左手、真ん中よりやや上に見える枯れた花は、オレンジ色だったワスレグサ(Hemerocallis fulva)ですが、こちらは、花を切り取っても、今年はもう咲きません。
なお、ヤブカンゾウ(Hemerocallis fulva var. kwanso)、ノカンゾウ(Hemerocallis fulva var. longituba)、ハマカンゾウ(Hemerocallis fulva var. littorea)、は、ワスレグサ(Hemerocallis fulva)の変種で、うちのは、多分、ヤブカンゾウです。
2021.07.19撮影
上のイヌラ・フッケリの画像の右下グランドカバーになっているものは、セイヨウジュウニヒトエ(Ajuga reptans)です。花の軸を立ち上げ、段々になった花を咲かせます。今夏のバンクーバーの厳しい散水制限にもめげず、緑をみずみずしく保ってくれました。
2021.04.24撮影
次は、枯れたイヌラ・フッケリの花の大写しです。こんな状態の花も風情があります。
2022.09.03撮影
花の脇芽がふくらんできました。ツボミが、前にも形容しましたように、むじゃむじゃとしています。
2022.09.03撮影
ツボミが開き出すと、花びらが渦巻き状になります。これからまた咲いてくれることに、感謝。
2022.09.09撮影
そして、イヌラ・フッケリは、今もまだ咲いています。
2022.10.01撮影
画像の奥手に、八重の「秋咲きクロッカス」(Colchicum autumnale)も見えます。学名を英語読みして、「コルチカム」ともいいます。
秋咲きクロッカスの色が・・・
同じ日に撮影されたコルチカムが、次の画像です。もうだいぶん倒れています。
2022.10.01撮影