カラスといちごとクロッカスと

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秋口に残った、イヌラ・フッケリ

2022年10月14日 05時48分55秒 | キク科
2022.09.03撮影

8月の半ばに、キク科のイヌラ・フッケリをご紹介しました。その記事の中で挙げた画像は、7月から8月初めにかけて撮影したものです。

真夏に涼やかな、キク科のイヌラ・フッケリ

今日は、秋の風の感じられ始める8月半ばから10月始めのイヌラ・フッケリの姿をお見せしたいと思います。

学名 Inula hookeri
和名 なし
英名 Hooker’s fleabane
キク科(Asteraceae)オグルマ属(Inula)

日本語版Wikipediaによると、オグルマ属は、
>> ユーラシアとアフリカに約100種分布し、地中海沿岸に多い。
>> 日本には少なく、4種ほど分布する。
だそうです。

次の画像は、8月半ばの、花の多くは終わったイヌラ・フッケリの姿です。撮影後、終わった花を切り取りました。花芽の再び出るのを期待して、です。実は、花の脇芽は、もうすでに出ていました。

2022.08.13撮影

上の画像左手、真ん中よりやや上に見える枯れた花は、オレンジ色だったワスレグサ(Hemerocallis fulva)ですが、こちらは、花を切り取っても、今年はもう咲きません。

なお、ヤブカンゾウ(Hemerocallis fulva var. kwanso)、ノカンゾウ(Hemerocallis fulva var. longituba)、ハマカンゾウ(Hemerocallis fulva var. littorea)、は、ワスレグサ(Hemerocallis fulva)の変種で、うちのは、多分、ヤブカンゾウです。

2021.07.19撮影

上のイヌラ・フッケリの画像の右下グランドカバーになっているものは、セイヨウジュウニヒトエ(Ajuga reptans)です。花の軸を立ち上げ、段々になった花を咲かせます。今夏のバンクーバーの厳しい散水制限にもめげず、緑をみずみずしく保ってくれました。

2021.04.24撮影

次は、枯れたイヌラ・フッケリの花の大写しです。こんな状態の花も風情があります。

2022.09.03撮影

花の脇芽がふくらんできました。ツボミが、前にも形容しましたように、むじゃむじゃとしています。

2022.09.03撮影

ツボミが開き出すと、花びらが渦巻き状になります。これからまた咲いてくれることに、感謝。

2022.09.09撮影

そして、イヌラ・フッケリは、今もまだ咲いています。

2022.10.01撮影

画像の奥手に、八重の「秋咲きクロッカス」(Colchicum autumnale)も見えます。学名を英語読みして、「コルチカム」ともいいます。

秋咲きクロッカスの色が・・・

同じ日に撮影されたコルチカムが、次の画像です。もうだいぶん倒れています。

2022.10.01撮影
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