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ゼラニウム

2023年04月04日 08時00分00秒 | ヒガンバナ科
2022.04.20撮影(ゼラニウムスイセン)

今日のスイセンは、わたしが日本のスイセン、ニホンズイセン(Narcissus tazetta var. chinensis)、が恋しくて、近いものを、と庭に植えたものです。1本の花茎に多くの花がつき、大変いい香りがする、ディビジョン8のスイセンです。

なぜか知りませんけど、ゼラニウム(Narcissus 'Geranium')という園芸名がつけられています。ゼラニウム(Pelargonium)みたいに花茎の先に花がたくさんつく、という意味でしょうか。

ゼラニウムスイセンは、ニホンズイセンより草丈も花も大柄です。カップの色は、ニホンズイセンより赤みが強く、濃いオレンジ色(園芸種によっては、もっと黄色いのもあるようですが)。また、ニホンズイセンは早咲きですが、ゼラニウムスイセンは、春も遅くなって咲きます。

学名 Narcissus 'Geranium'
和名 ゼラニウムスイセン
別名 房咲き水仙ゼラニウム
開発者 J.B. van der Schoot
登録年 1930年以前
産出国 オランダ
ディビジョン8
耐寒区域 3-8b

Narcissus tazetta(房咲き水仙)
撮影者:Zachi Evenor
撮影日:2014.01.04
オリジナルからの改変、なし

日本で普通に咲いているニホンズイセンは、バンクーバーでは寒すぎて地植えできないんです。温暖化で、これからは変わっていくかもしれませんが。ゼラニウムスイセンの耐寒区域は3-8b、ニホンズイセンの耐寒区域は8-11で、大きい数字の方が暖かい地域です。

学名 Narcissus tazetta var. chinensis(原種)
和名 ニホンズイセン(日本水仙)
別名 スイセン(水仙)
ディビジョン8
耐寒区域 8-11

直前の画像は、Narcissus tazetta(房咲きスイセン)です。ニホンズイセン(Narcissus tazetta var. chinensis)は、これではなく、これの chinensis「中国の」と呼ばれる変種です。tazetta の語義的意味は、調べましたが、わかりませんでした。変種(この場合は、chinensis)と変種でないのは、どう見分けるのか・・・

2022.04.24撮影(ゼラニウムスイセン)

ゼラニウムスイセンのカップのアップをご覧ください。クキクキと折り目がついていて、独特ですね。その点、ニホンズイセンのカップは、浅いお椀型。

うちでは、このゼラニウムスイセンは、まあまあよく育っています。時々買い足しますけど、なくなってしまうことはありません。すっごくいい匂いなんですよ。

次の画像の背景に見える緑の葉っぱは、ヤブカンゾウ(Hemerocallis fulva)の類です。数種類あります。夏の開花に向けて、元気に育っています。

2022.04.20撮影(ゼラニウムスイセン)


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