面白かった!
星4つ☆☆☆☆
カバーのあらすじをちょっと読んで、
ホラーね。
軽い感じの読書に、と思って借りたのだが
以外に面白かった。
というか、かなり面白かった。
短編が9つ入った本なのだが、
どれもが違ったジャンルのホラーなのだ。
幽霊、妖怪。
ただ、人を怖がらせる恐ろしいものではなくて
幽霊はかつて人間であり、人生があった。
そして幽霊になってからは
現世の人間の人生に関わる。
小説の途中で明かされる幽霊の過去。
ミステリー小説の種明かしのようだ。
なぜ幽霊になったのか。
それさえ思い出せない幽霊もいる。
「押入れのちよ」
主人公の若者はちよとかかわるうちに
ちよを面白いとか、周りの得体のしれない人間よりはよほど人間味がある、と思うようになる。
そして全力でちよがどこでどんなふうに死んだのか見つけようとするのだ。
幽霊より恐ろしい生きている人間の欲や残忍さを描いたものや
人間の業の深さやペーソスを描く。
荻原浩氏の他の作品も読んでみたくなった。
星4つ☆☆☆☆
カバーのあらすじをちょっと読んで、
ホラーね。
軽い感じの読書に、と思って借りたのだが
以外に面白かった。
というか、かなり面白かった。
短編が9つ入った本なのだが、
どれもが違ったジャンルのホラーなのだ。
幽霊、妖怪。
ただ、人を怖がらせる恐ろしいものではなくて
幽霊はかつて人間であり、人生があった。
そして幽霊になってからは
現世の人間の人生に関わる。
小説の途中で明かされる幽霊の過去。
ミステリー小説の種明かしのようだ。
なぜ幽霊になったのか。
それさえ思い出せない幽霊もいる。
「押入れのちよ」
主人公の若者はちよとかかわるうちに
ちよを面白いとか、周りの得体のしれない人間よりはよほど人間味がある、と思うようになる。
そして全力でちよがどこでどんなふうに死んだのか見つけようとするのだ。
幽霊より恐ろしい生きている人間の欲や残忍さを描いたものや
人間の業の深さやペーソスを描く。
荻原浩氏の他の作品も読んでみたくなった。