山口に帰る新幹線のお供に「憑神」を買いました。
何度も言いますが、本が苦手でねえ
。
軽い切り口からいくんですよ。
妻夫木くんが映画でやってたあれか、と手にとりました。
映画の予告だけ見たらコメディータッチな印象だけど
いやいやいや。
まじめに面白かったです。
御徒士(おかち)の彦四郎はひょんなことから三巡稲荷に手を合わせてしまう。
貧乏神、疫病神、死神が彼の所へやってくる。
それらと向き合いながらも、彼やその家族は幕末の動乱の渦に巻き込まれていく。
御徒士とは戦国時代の足軽であり一番下っ端の侍であるが
彦四郎は御徒士としての家の誇りを全うするために苦悩する。
まだまだ本屋に平積みになっていて
これから読む人もいる作品なのであまり多くは語りませんが
読んだあとに、大事にと心にしまっておきたい作品です。