今回は十二国記(じゅうにこうき)について紹介記事を書きたいと思います。
ラノベですが、硬派な正統派のファンタジー小説です。
ネタバレになることも多少書きます。ご了承ください。
■どんな小説?
小野不由美の一連の小説作品群の呼称である。古代中国思想を基盤にした異世界ファンタジー作品。2013年時点で未完。
文庫本の売り上げは、シリーズ累計750万部以上[1]。また、2002年にNHKでテレビアニメ化されている。(Wikipediaより)
今回は十二国記の中でもシリーズ1作目「月の影 影の海」上・下巻について書きたいと思います。
(とはいえ、月の影影の海と、風の万里黎明の空 しか読んだことない…)
■あらすじ
謎の男に突然異世界へと連れ去られた高校生の陽子。
見知らぬ国で、ことごとく裏切られてもなおほとばしる生への執着を描く。(上巻)
うらぎられ、苦難と闘ってきた陽子は、ようやく信じられる友に出会った。
しかし、あんどのも束の間、とてつもない「決断」が迫られる…
運命に翻弄されながら成長する、少女の気高さが胸を打つ物語(下巻)
あらすじからも読み取れるように、結構エグい物語になっています。
著者が初めて読んだときは中学生でしたが、読んでいられないくらい、
人間のエグい部分が詰まった小説でした。
■十二国記の特徴
テーマは「人間の裏切り」です。
主人公の陽子はとにかく裏切られます。
異世界に飛ばされ、行くところもない状態で途方にくれていると、
ある村にたどり着き、民家の人が親切で家に泊めてくれます。しかし、
本当は指名手配されていた陽子を役所に引き渡すための罠だったのです!
みたいな展開が何度も繰り返されます。正直、人間不信になるような内容です。
読んでいると、どんどん陽子がかわいそうになってきます。
「ここまでブルーな気持ちになるもんかな…」と初めて読んだ当時は思いながら読んでいました。
もちろん、陽子の成長過程も見も見所になっています。
何度も人間に裏切られることで、皮肉にも強く成長していく陽子。
「人間って、こうやって強くなっていんだよなあ」と今になってはそう思えます。
■オススメポイント
オススメするポイントとしては、上巻で「人間の裏切り」を読むことで体験し、
下巻で「人間の優しさ」の両方を感じることが出来るところです。
結構、上巻と下巻できっちり「裏切り」と「優しさ」が分かれています。
上巻を読み終えると、「人間って怖いな…」と思い、
下巻を読み終えると、「よかった、人間ってすばらしいな!」と感じさせてくれます。
ちょっと暗い話が好きな方などにオススメです。
興味がある方は是非どうぞ。
ラノベですが、硬派な正統派のファンタジー小説です。
ネタバレになることも多少書きます。ご了承ください。
■どんな小説?
小野不由美の一連の小説作品群の呼称である。古代中国思想を基盤にした異世界ファンタジー作品。2013年時点で未完。
文庫本の売り上げは、シリーズ累計750万部以上[1]。また、2002年にNHKでテレビアニメ化されている。(Wikipediaより)
今回は十二国記の中でもシリーズ1作目「月の影 影の海」上・下巻について書きたいと思います。
(とはいえ、月の影影の海と、風の万里黎明の空 しか読んだことない…)
■あらすじ
謎の男に突然異世界へと連れ去られた高校生の陽子。
見知らぬ国で、ことごとく裏切られてもなおほとばしる生への執着を描く。(上巻)
うらぎられ、苦難と闘ってきた陽子は、ようやく信じられる友に出会った。
しかし、あんどのも束の間、とてつもない「決断」が迫られる…
運命に翻弄されながら成長する、少女の気高さが胸を打つ物語(下巻)
あらすじからも読み取れるように、結構エグい物語になっています。
著者が初めて読んだときは中学生でしたが、読んでいられないくらい、
人間のエグい部分が詰まった小説でした。
■十二国記の特徴
テーマは「人間の裏切り」です。
主人公の陽子はとにかく裏切られます。
異世界に飛ばされ、行くところもない状態で途方にくれていると、
ある村にたどり着き、民家の人が親切で家に泊めてくれます。しかし、
本当は指名手配されていた陽子を役所に引き渡すための罠だったのです!
みたいな展開が何度も繰り返されます。正直、人間不信になるような内容です。
読んでいると、どんどん陽子がかわいそうになってきます。
「ここまでブルーな気持ちになるもんかな…」と初めて読んだ当時は思いながら読んでいました。
もちろん、陽子の成長過程も見も見所になっています。
何度も人間に裏切られることで、皮肉にも強く成長していく陽子。
「人間って、こうやって強くなっていんだよなあ」と今になってはそう思えます。
■オススメポイント
オススメするポイントとしては、上巻で「人間の裏切り」を読むことで体験し、
下巻で「人間の優しさ」の両方を感じることが出来るところです。
結構、上巻と下巻できっちり「裏切り」と「優しさ」が分かれています。
上巻を読み終えると、「人間って怖いな…」と思い、
下巻を読み終えると、「よかった、人間ってすばらしいな!」と感じさせてくれます。
ちょっと暗い話が好きな方などにオススメです。
興味がある方は是非どうぞ。