宗教的倫理観はなぜ必要か？。。。天才小室直樹の慧眼

この講義を聞いて、小室直樹先生は天才だったんだなと、あらためて敬服いたしました
この動画は及川幸久さんのニコニコ動画で紹介されていたものです
４３分ごろと、４８分ごろに注目してください、小室直樹先生がマックスウェーバーの発見について語っているところがあります
ここが聞きどころです


資本（お金）があっても、技術があっても、それだけで資本主義が発展するわけではない。。。
資本主義の発展には、高い倫理観が必要だ。。。
小室先生は、そのようにマックスウェーバーの言葉を引用して説明しています
以前から主張していますように、私自身も小室先生の考えに同意します
これ、いまの理論先行型のMMT論者に根本的に欠けている視点なのです

お金を発行してお金を増やせば資本主義が発展するわけではないのです
MMTの一番悪い点は、「根本的に資本主義の精神を損なうこと」です
政府がお金を配ることを推奨することで、政府に寄りかかり、政府に依存する国民を増やし、勤勉を美徳とする国民の道徳が破壊されることです
そして、政府が際限なくお金を発行する権限を得れば、国民の三大義務の根拠が崩壊し、子育てや介護をすべて国のお金に丸投げするような無責任な国民が増え、これもまた倫理的な破綻をもたらす恐れがあります
政府が際限なくお金を刷ることを正当化すれば、国民の納税の義務は根拠を失います。。。子供の教育も高齢者介護も、すべて国が金を出せばいい。。。という事になるからです

私は、減税して一時的に財政赤字が増える事は、将来のための投資として、国民の勤勉の精神とやる気を高揚させるために必要だと思いますが
逆に、政府に大きな権限を与えすぎ、国民に小判を投げ与えるような、国民を飼いならすようなマネは、断じてすべきではないと思います

私は今、宗教的真理、宗教的精神の大切さを何度も日記に書いておりますけれども
この宗教的精神からくる道徳心や倫理観こそが、日本再生のカギになると考えているからです
今の日本政府は、根本的に宗教的倫理観に欠けており、国民一人一人をマイナンバーなどで一元管理しようとしていますし
政府自身が国民に勤勉さを奨励することなく、マネーゲームを推奨し、働くよりも投資で儲けてくださいなどとのたまう始末です
これ、国民の側がその異常さに気がつかなければ、日本はやはり没落の一途をたどることになるでしょう

どうか、一人でも多くの人がこの動画をご覧になり、本当に大事なことに気がついてくださいますように祈りたいと思います