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祈りについての一考察

2022-07-24 03:21:32 | 政治
今日は少し毛色の変わった日記になります
というのも、離れて暮らす身内に病気があり、私自身、対応で少しバタバタして落ち着かない中、考えたことだからです

最近では、ニュースを見ると、安倍さんのことと、自民党と某宗教との関係が何度も取り上げられていて
またぞろ宗教が「いわれのない先入観」で偏見を持たれるのか思うと、気が重い毎日を送っています
世の人々は、一般的には宗教の違いがよく分からないため、みんな同じだと思っている人も多いでしょうが
そんなことはありません、私から見れば、はっきり言って、違いは明確にあります
要は、宗教というものの本質が理解されていないため、違いがよく分からないのであろうと思うのです
ここで神社チャンネルさんの動画を一つどうぞ


私は、自身の身内の病気を通じて、きょう一つ明確に感じ、深く考えさせられたことがありました
それが「祈りの本質」についてです
一般的には、宗教というのは「おかげ」を求めるものだろうと、考えられていると思うのです
いま話題の某宗教については、霊感商法が問題になっているわけですが、「何とかの壺をいただけば健康になる」とか
なんかありましたね、「某宗教の教祖の許可を貰わず結婚したら失敗する」とか、そんな間違った宗教理解が巷にあふれています
しかし、宗教の本質はそんなものじゃないという事はちゃんと知っていただきたい、と私は願っています

最近のロックフェラー家は非常に悪名高いですが、幼いころから石油事業を立ち上げたころのロックフェラー1世は
非常に信仰心あふれる敬虔な家庭で育ち、注目すべきところが沢山あります
彼は若い頃、教会のボランティアを本当に一所懸命やっており、日曜ごとに教会の掃除や礼拝のお手伝いをしていました
そして、古くなった教会が建て替えをしないといけなくなったとき
資金不足の教会のために、礼拝に来る一人一人を何度も訪れて説得を重ね、最後には多くの資金を集めて建て替えに成功しています
これはロックフェラー1世がまだ世に出る前、自分で投資して事業を立ち上げる前の話ですが
実は、ここには「祈り」というものの本質が隠されているのです

若きロックフェラー1世は、”教会のため”に何度も祈っていたと言います
「教会はみんなの心を救うために大切なものですから、どうか建造資金が集まりますように」
そして、彼の凄いところは、「祈るだけ」ではなく、実際に「一人一人の信者を訪ねて説得を重ねていったところ」です
この成功体験は、彼にとって直接の利害関係がまったくありません。。。教会が建ったところで彼に何の利益もないのです
しかし、実は彼には大きな「経験」というものが与えられたわけです
それが「祈りのもつ効果と祈りの本質を実感」した、という大きな成功体験だったのです

率直に申し上げましょう、「祈り」というものは「純粋に利他の思い」でなければ、本当に聞き届けられることはないという事です
いや、間違いましたね、祈りというものは、確かに「誰か」には聞かれています
しかし、思いが純粋でなければ、本当の意味の「支援」は受けられない、というのが本当のところなのです

心の世界を深く知ってくると、人間というものは魂であり、「言葉ではなく思い」によって会話ができるということが分かってきます
私が過去何度も霊の言葉を聞いたのも、実際には「声」ではなく「思い」でした
心の中に「ストーン」と、相手の「思い」が、塊として落ちてくるような感じに聞こえてきます
ですから正確に言うと、「誰かが祈りによって発した思いは、どこかの誰かに必ず伝わっている」はずなのです
良い思いも悪い思いも、その人の心の中の思いを聞いている誰かが必ずいる、ということですね

ロックフェラー1世は、「有望な油田がある」と言われていた土地を借金して購入し、人を雇って採掘を始めましたが
掘れども掘れども、油が出てこない日が続き、最後には資金枯渇して多くの作業員が逃げ出してしまいました
そして賃金を貰えないことに怒った作業員によって、最後には、ロックフェラーは坑道に閉じ込められ
どうしようもなくなったロックフェラーは、坑道内で神に一心不乱に祈ったといいます
「私は多くの人の生活のため、アメリカの繁栄のため油田を開発しようとしていますが、今ここでどうにもならなくなりました
神よ、どうかわたしをお導き下さい」
そのような感じで祈ったと言われています
そして、そのまま坑道内で眠ってしまったらしいのですが、そこで不思議な夢を見て、もう少し掘り進めば石油が出る
という事が分かったのです

すぐに作業員たちのもとに引き返したロックフェラー1世は、何度も作業員たちを説得し、もう一度採掘するよう頼んだのです
「そこまで言うなら」と、何人かの作業員が納得してくれ、掘削を続けた結果石油を掘り当て、そこから事業が始まったわけです
彼の「祈り」は、なぜ聞き届けられたのでしょうか?
ロックフェラー1世は生涯、祈りの生活と教会への献金を欠かさなかったと言います
そしてもう一点大事なことは、例外はありますが、「ただ祈っただけでは物事は成就しない」ということです
彼は、洞窟内での神秘体験のあと、神の臨在を実体験し、神の支援を信じ、自分で努力して行動しました
これが、実は祈りが聞き届けれれるためのもう一つの秘訣だと私は思うのです
「たんなる神のおかげ」を期待するような人ではなかったのです
「天(神)は自らを助けるものを助ける」ということですね。。。これが祈りの本質です

私自身も毎日、数多くの祈りをしていますが、実は、それによって直接何かが成就する、という事はほとんどありません
しかし、毎日神に感謝し、例えば「健康のための祈り」をしていると、どういうことが起きるかというと
何かを見ている時に、ふとした時にインスピレーションが与えられたり
本を読んだりユーチューブを見ている時に、ふと何かに意識が向いたら、それが自分の健康に必要なことだったりするわけです
そして、生活改善に努力するようになると、結果として体調が良くなったりするわけです

実は、こうした「健康になる」なんていうことは、副次的な、といいますか、人生の中では二次的なものであって
本当は、「祈りの本質を理解するための成功体験」として、「自分が健康を手に入れる」という経験をさせていただいているんだ
ということが、最近わかってくるようになりました。。。年の功かもしれませんが(笑)
宗教とはそういうもので、実は「自分の人生は問題集」なので、「心の課題を克服するための学び」として宗教の教えがあるのです
だから、いま話題の某宗教は、もともと宗教の本道から外れたものであり、はっきり言えば「邪教」です
壺を買えば健康になる、とか、何かを買えば成功する、とか、はっきり言えば、ギブ&テイクで、これは宗教じゃありません

宗教とはね、健康を手に入れたり成功したしたりする「過程」において得られる「人生訓や学び」を一番大切にするものなんですよ
つまり、成功や健康や幸福は、人生の学びの途中で得られる「副産物」なのであって、それが目的じゃないんです
本当は、「今回の人生で自分がどれだけ成長したか?悟りを高めることができたか?」が一番大事なのです
ここを間違えると、某宗教のような邪教に騙され、翻弄されるような人生になっていくわけです

多くの人にとって宗教とは人を惑わすようなものに見えるかもしれませんが、本当はそうではない、ということを知っていただければ幸いです

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