アカデミー賞取る気マンマンの作風。
『ムーンライト』っぽくて
『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』っぽくて
『スリービルボード』っぽくて。
そりゃ良かったし、そういや感動もしたし、
デヴィッドは可愛かったし
俳優の皆さんの演技は素晴らしいし
韓国映画界に嫉妬しつつも
アジア人が世界のスクリーンで活躍してくれるのはありがたいし嬉しいし。
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映画の表層で起こっていることだけを見ているとまぁ普通に感動できる。
移民の話としても感動するし、
開拓移民としてこの家族は苦労するけど
市民レベルでは比較的温かく迎え入れられていて
日本は海外からの移民に対してこんなにも温かくできているのだろうかと思ったりもするし
おばあちゃん、ありがとう、とも、そりゃ思いますわ。
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80年代の韓国系移民のとてもニッチな物語なのに
普遍的なメッセージが伝わってくる、感じもしました。
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この映画おそらく徹頭徹尾キリスト教の話ですよね。
十字架背負っている不思議な感じの男とか
彼に「石をぶつけないまでも」揶揄をする人も出てきたり、
楽園っぽいとこ(ミナリの生息地)にヘビが出てきたり、
悪魔祓いとかし始めたし。
(しかも成功する?)
これは、、なかなかのもんですよ。。。
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そう思うとポスターも「目覚めよ」ってコピーが書いてあっても違和感ない感じ。
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アメリカはキリスト教国家ですし韓国もキリスト教徒多いですもんね。
きっと満足のいく映画なのだろうなと推測いたします。
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はい、以上です。