映画感想(ネタバレもあったり)

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映画『ツイスターズ』観客が揺れなどに覚悟するために座り直したりする

2024-10-02 | 映画感想
ツイスターズ(2024年製作の映画) Twisters  
上映日:2024年08月01日
監督 リー・アイザック・チョン 
脚本 マーク・L・スミス 
出演者 デイジー・エドガー・ジョーンズ グレン・パウエル アンソニー・ラモス



だいぶ前に見たけど書いてなかった。


全人類が「まぁまぁ、言うても…」的な感じで期待してなかったと思うんですよね。
からの「結構良かった!」とか「大傑作っ!」という評価かと。


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4DXで観ました。
観たというか乗ったというか。


風とか雨とか揺れとか熱風とかを浴びましたよ。
アトラクションなんですよ、もはや。


ただそれがものすごくよかったです。


日常シーンではさすがにそんなに揺れないので油断してるんですが
「竜巻が来るわ…」みたいなセリフで竜巻バトルが匂わされると
なんとなく観客が揺れなどに覚悟するために座り直したりする。


みんなで竜巻に挑もうとしてる空気があって良いんですよ。


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で、
現代的なアップデートとしては被害に遭った住民たちの苦しみとそれを支えるボランティア、さらには彼らを食い物にしようとする奴らを描いたことですかね。


竜巻をエンターテイメントとして楽しむだけで終わるわけにはいかないんでね、現代の映画観客は。


こういうちょっとマジメなニュアンスがあると観てる方としても罪悪感が和らぐ効果がありますね(嫌味な言い方失礼…)。


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ただそういうマジメ雰囲気だけではなくて
気象の魅力やそれに魅了された人たちも描いていたのが良かったです。


「気象ってすごいよね!」っていう根源的な喜びみたいなものも描けていて、
それはマジメ要素もちゃんと入れてるから成立するものだと思いました。




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竜巻多発地域の住民たちがあまりに無防備すぎるとか
住民の中にも「アタシが(オレが)みんなを守るっ!」みたいに動く人がいるべきだったと思う。


地元の地理はその人の方が強いわけだし
その人と主人公たちが協力して立ち向かって欲しかったかな。


あまりに住民たちがモブ過ぎた。。




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