FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

ニュージーランドのユイト近況報告その2 

2009-08-22 20:00:46 | クライミングレッスン報告
ニュージーランドに行っているユイトのお父様からこんなメールを頂きました。

福山先生

今度お送りするのは、ボルダー編です。
同じ施設の別の部屋にボルダリングができるようにしたところがあります。
マットは固め。
ちょっと見た目はボロですが、バリエーションがあって、それなりに楽しめるようです。
最後の写真は、「腕だけで登る練習用」。
なんだか腕力を付けるのが大事、という考えがどこかにあるように思えてなりません(笑)。

ゆいとは、まったくオーガナイズされない形ではありますが、自分で課題を見付けて、
少なくとも週に30本くらいはルートを昇っています。

日本にいる時よりもアクセスがよいのが最大の利点です。
たまたま妹が通い始めたバレエスクールの隣がこの施設なので、
バレエレッスンの間にちょこっと集中して登るというのができるんです。

帰国した時には、ちょっとは力強くなっているかな、と思う今日この頃です。

あと、もうひとつよいニュースです。

市内にもう一つ大きなジムがあって、そこを拠点に活動している本格的なクライミングクラブに入会を認められました。
リードができる子という扱いで、かなり年の割にアドバンスな待遇をしてくれます。
9月にローカルのコンペもあって、それにも出られます。

ちなみに、そのクラブ、フライングゲッコー(空飛ぶヤモリ)というのですが、
ユースのニュージーランドチャンピオンやオセアニアチャンピオンステディに出している名門です。
でも、あのゆいとが「体重移動がうまい」とか技術的な面で、
他の子と比べてすごく褒められるんですよ。
先生のご指導のたまもの、ですね。
おかげで、一目おいてもらえているみたいです。

というわけで、ただひたすらのぼる、YMCAのチーム・ヴァーティゴ(高いところ登って目がくらくらする、という意味です)
と、技術指導のあるフライングゲッコーの二本立てで結構充実しています。

ゆいとははじめて筋肉痛、といのを知りました。

もしも、将来かれが、もっとクライミングに熱中するなら、夏休み丸ごとこっちにきて、毎日登り倒すなんてこともできるなあ、
なんて話し合っています。






福山注:「手だけで登る練習」は、キャンパスボードと言って、クライミングでは一般的なトレーニング方法です。やはり、腕力は大事なんですね~。パンプ2にこれがないのは残念ですが。。。

ユイトもニュージーランドで充実したクライミング生活を送っているようですね
日本にいるみんなも、ユイトに負けないよういろいろなクライミング経験をして強くなろうね


<レッスン日誌>レベルアップレッスン

2009-08-21 09:06:41 | クライミングレッスン報告
7月23日(木)

12時半からこうへい君とシンシン。

アップで基本の動きを練習した後、カードでムーブの勉強をしているが、今日はシンシンのために初級用カードを使う。
こうへい君は知っているものばかりなので、彼に説明役となってもらう。
シンシンはファイルの「メモ」欄に棒人間でムーブと名称をメモっていた
あとで見て分かるかな~?

ルートは各自目下の目標にチャレンジ

こうへい君は10b/cを2本登って進級
次回からはいよいよ10cへのチャレンジを開始する。
10cがコンスタントに登れるようになると、11台へのステップが見えてくるよ。がんばれ~

シンシンはダイヤモンド壁と100度壁の境目にある紺/にトライ。
上部の核心がどうしても解決できなくて、苦労し続けているルートだ。
今日もうんと頑張ったけれど、そこでテンション
問題を解決しようとしばらくそこで奮闘したが、
バックステップで体をひねり込む動きが発想にないようなので足位置を指摘してアドバイスしてみた。
すると、基本練習を思い出して、きれいなムーブで核心を抜けた
お悩み解決
降りて来て、「やった~問題が解決した~
大喜びだった。

結果よりも目の前の問題を解決することに喜びを見いだせるように成長したシンシンを見て、ちょっとうれしかったよ


JOCジュニアオリンピックから戻りました

2009-08-17 12:25:59 | クライミングレッスン報告
毎年8月のお盆の時期に富山の南砺市で行われるジュニアクライマーの大会、「JOCジュニアオリンピック」から今朝戻りました。
これは国内では最も規模の大きい公式大会で、12歳から19歳までの若いクライマーたちが全国から終結する大会です。

私は今年は神奈川県の強化選手の引率という立場で行ってきました。
初日のみ雨にたたられましたが、あとはまずまずの天候に恵まれ、良い大会だったと思います。
また、今年から予選がフラッシングで2本登れることになり、オンサイトと違って子供たちも仲間を応援したり、
芝生の上で遊んだり、交友関係を深めたり、
思い思いに楽しむことが出来たように思います。

FCCからは参加可能年齢に達したユイちゃんが参加。
彼女もちょうど神奈川の選手なので、一緒に連れて行きました。
彼女にとっては初めての大きな公式大会でしたが、今の力を振り絞って頑張っていましたよ。

昨日の最終日は決勝に残った神奈川の選手、ロン君やマコト君を応援し、閉会式にも参加してから帰りました。

少し帰宅ラッシュのピークも外せたと思いきや、関越で事故渋滞にはまり帰宅したのは朝の3時過ぎでした。。。

なお、リザルト各カテゴリー1位から3位は以下の通りです。
女子 ユースB 1位 尾上彩 2位 小田桃花 3位 水口僚  
    ユースA 1位 大田 理裟 2位 山形 茜 3位 沼田 ほあし
    ジュニア 1位 梶山 沙亜里 2位 小川 弥生 3位 大澤 咲子
男子 ユースB 1位 島谷 尚季 2位 津守 暁斗 3位 山内 誠
    ユースA 1位 沼尻 拓磨 2位 樋口 純裕 同着2位 新田 龍海
    ジュニア 1位 長谷川 慎平 2位 杉本 怜 3位 藤原 祐樹

小川山キャンプデビュー

2009-08-10 22:50:19 | クライミングレッスン報告
昨日、今日と2日間にわたり、小川山でのアウトドアレッスンを行いました。

今年はユイちゃん、りんちゃん、こうへい君のチームメンバーとりえちゃんの4人が参加。
子供たちとそのご家族にとって、始めての小川山でのキャンプ生活&クライミング体験となりました。

昨日は何とか天気がもち、フェニックスの大岩で足慣らしができました。
夜はみんなで焚火を囲んで団らんしたり、肝試しをしたり。

今日は生憎の天気で予定のエリアには行けませんでしたが、雨の合間をぬってキャンプ場ボルダーで遊び、
近くのクライミングジム「オンサイト」で登って帰りました。

詳細は後日「レッスン日誌」で紹介させていただきます。
しばらく忙しい日々が続くので、あまり更新できないかもしれませんが、
出来る限りがんばります。


<レッスン日誌>レベルアップレッスン

2009-08-05 11:06:04 | クライミングレッスン報告
7月17日(金)

夕方からいつもの金曜メンバー、ゴローちゃんとミツキ。

今日のワンポイントはダイアゴナル。
右手、右足と右手、左足(体の対角線、所謂ダイアゴナル)を使った動きの使い分けを体感してもらう。

さて、ボルダー。
ゴローちゃんはリードクライミングレベルに入り、張り切っている
ボルダーでは白を2回のレッスンでオールクリア。
基本的なムーブに迷いがなく、全課題を1撃した
以前はかなり時間をかけてオールクリアしてたことを思うと、上達したもんだね~

ミツキはオレンジ課題。
ミツキもムーブが安定して来て、技術力も高まってきている

ルートはリードが久し振りなゴローちゃんは、
リード慣れのためにお気に入りのルート(100度壁の黄色↑)を2回。

ミツキはダイヤモンドのオレンジ■10aをリードした。
ルートにもストレスをあまり感じなくなってきたようだね。