FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<アウトドア日誌>中級アウトドア12月

2010-12-31 12:30:55 | クライミングレッスン報告
12月5日(日) メンバー:ユイちゃん(中2)、りんちゃん(中1)、ユイト(中1)、コーヘイ(小5)

予想通り、12月、晴天の幕岩は混雑していた
安全にこなしてくれることを信じて今日はいきなりマスターでアップ。
桃源郷エリアの「シルクロード」5.7と「いんちきするな」5.8 は、ここにいる子供たちのほとんどが初級のころから通い、登りこんできたルートだ。
ユイトだけがあまりなれていないが、インドアでは12も登っているのだから信用することにする。仲間もフォローしてくれるはずだ。
体格の近い2人ずつに分かれて組んで登ってもらい、私は岩をまわりこんで終了点で待機。
全員がマスタースタイルになるように、自分でヌンチャクをかけて自分で回収し、ついでに終了点での結び替えも練習してしてしまおう

ユイトが途中オブザベミスでラインを間違えたため一度やり直したほかはスムーズにこなす。ルートが怖いりんちゃんも、「みんながマスターでやるなら頑張る」と決意、しっかり結び替えて降りることができた
1本目が終わったらルートを交換してもう1本。今度は結び替えの時も口をはさまないようにするが、全員合格 インドアでも少し練習していたので、だいぶスムーズだった


お昼を挟んで午後は岩場でのオンサイト及びフラッシングのトライ。
ルートは「アブラカタブラ」10a。テクニカルで繊細なクライミングが要求されるバランスクライミングの基本的な好ルートだ。
エリアに向かうと幸いなことにこのラインにトライする人は誰もいない。
マスタースタイルで登りたいかどうかを聞くと、何と全員がチャレンジすると言う
これもお互いに組んで登り、自分のヌンチャクを回収して降りてくる。
りんちゃんが途中恐怖心からテンションを入れたが、これも1テンでトップアウト あとは全員がオンサイトもしくはフラッシュした


<レッスン日誌>レベルアップレッスン@pump2

2010-12-30 23:38:13 | クライミングレッスン報告
12月4日(土)

10:00~11:30 メンバー:ユキちゃん(小2)コーイチロウくん(小5)
初対面の2人なのでお互いに自己紹介をしてからレッスン開始。

ユキちゃんは登る量も多く、小2にしてはかなり強くなってきているが、動きが荒いのが欠点。なので、もう少し神経を行き渡らせて繊細な動きが出来るよう指導して行かなくてはならない。
基本練習もかなり口うるさく注意 ルーフを足を切らずに渡る練習も何回もやり直し。でも、最終的にはだいぶ足を切らずに動く意識が出来て来た
コーイチロウくんはまた久しぶりのクライミングとなるので、手の皮の温存のために基本練習の練習項目を少なめにする。それでもチャレンジタイムでは白課題(7級)が登れていた 学年が上がって体力もついてきたようだね

ルートはユキちゃんはいよいよ本当のリードクライミングに入る。今日はリードで「ダイヤモンド」壁の5.6緑■を補助輪なしのリードで完登 「もう1本できるけれど、やりたいルートある?」と聞くと、「難しいのがやりたい」とのこと。ルートによったら行けるかもしれないが、まだリードクライミングを始めたばかり。クリップもクリップラインも、ロープと足の位置関係も、そして手繰り落ちやZクリップetc.。。。グレードを追う前に身につけなければいけないことは山ほどある。なので、手堅く「ギャラリー」壁の白/5.7を登ることに。少しクリップに手間取り、途中苦戦したがテンションせずに完登出来た ユキちゃんは少しグレードにこだわったり、すぐに難しいルートをやろうとしたりする傾向があるので、もう少しじっくりと取り組んで行く姿勢が出来ると良いかな?基本的なことをしっかり身につけてゆるぎないものにすることの積み重ねが「実力」となるんだよ。
コーイチロウくんは手の皮の痛みと戦いながらギャラリーの5.7白/とダイヤモンドのオレンジ↑5.7の2本を登って、トップロープクライミングの安全性の理解の項目をクリアした


13:00~14:30 メンバー:りんちゃん(中1)、シンシン(小3)
シンシンが車酔いで具合が悪いため、しばらく休憩。りんちゃんと一足先に基本練習。中級用の基本練習課題のうち、皆が苦戦しているルーフの課題を、今日はりんちゃんがパーフェクト

ルートエリアに移動する頃、シンシンも遅れて参加。
ルートはシンシンはクリップ練習から。左右5回ずつをはじめの頃よりはずいぶんスムーズにクリップできるようになってきた
クリップ練習の後はホンチャンのリード。復習は彼の好きなダイヤモンド壁の緑↑5.6。チャレンジはギャラリーの白/5.7。これも完登出来た だいぶリードクライミングに慣れて来たぞ
中級のりんちゃんは「ツナミ」壁の白×11aの復習と「タワー」壁茶×11bのチャレンジ。11aは余裕を持って完登。「だいぶ怖くなくなった」とのこと
11bはラストの核心で少し心細くなりテンション 1テン(テンション1回のこと)でトップアウトし、降りてきて「行けそう」 次回はレッドポイントだね 取り組みが積極的になってきたぞ


<レッスン日誌>レベルアップレッスン@pump2

2010-12-29 23:27:45 | クライミングレッスン報告
12月3日(金)

18:30~20:00 メンバー:リナちゃん(中2)、ともちゃん(中1)
競技に向けてバリバリトレーニングして強くなって行くのもクライミングの1つのあり方だが、マイペースで楽しみながら少しずつ上達して行く、というのもまた1つのあり方。今日レッスンに来た2人、リナちゃんとともちゃんはどちらかと言うと後者に属するだろうか。時間をかけても良いから長く続けてクライミングの本質まで到達して行ってほしい
準備体操のあと、少しだけスタビライゼーションのトレーニング。左右交互の手足が床と平行になるようにまっすぐに上げてキープする。クライミングに必要な小さな筋肉を鍛え、態勢を整える力を身につけるためだ。家でもこのトレーニングを続けてね、と伝えたがやっているかな?上達したいのなら努力をする。これは極シンプルで当たり前のことだよ。

毎週定期的に通っているともちゃんは、少しづつクライミングの動きが出来るようになってきている 一方のリナちゃんはたまにしか来られないので、なかなか体に動きが入らないね もう少し動けるようになるともっと面白くなってくるのだけれど。

後半のルートは1人2本登れた リナちゃんは今まで登ったことのある5.5と5.7を。 ともちゃんは5.9 のチャレンジに到達 100度壁の紺■はスタートの張りぼてが超えられず断念 ギャラリーの紺■に目標を変更し、こちらは完登 トップロープの安全性の理解の項目を合格した。


20:15~21:45 メンバー:るりちゃん(小2)
ほぼ毎週レッスンを受けるようになったるりちゃん。近頃メキメキ上達してきた
フィギュアスケートをしている彼女は、基本練習のトラバースでは必ず逆方向の練習も自主的にする。フィギュアでは必ず両方向の旋回を練習するから彼女としては自然とそうなるようだ。
基本練習で新しく項目をふやした「でんぐり返し」。始めは少し怖がっていたが コツをつかんだら楽しそうに何度も繰り返していた
るりちゃんの好きなカードによるムーブの学習のコーナー。今日のカードは「レイバック」。「これ、スケートにもある」 同じ名前の技術がスケートにもあるんだね。

上体の力も強くなり安定した動きが出来るようになってきて、今日はキャンパスのピンク課題(8級)を3つ立て続けに登り、ルートも5.8の快進撃が続く。今日は一反木綿のオレンジ/を一撃した


<レッスン日誌>ビッグロックスクール&ちびっこクラブ 12月第1回

2010-12-29 00:05:44 | クライミングレッスン報告
12月1日(水)

ちびっこクラブ 14:45~16:15 メンバー:タケ君(小1)
ついこの前までボルダー壁のトップまでもなかなか行くことが出来なかったタケ君が、今では大分クライマーらしい動きをするようになってきた
特に、今履いているシューズがサイズがぴったりのせいか、足さばきが見違えるほど良くなっている

今日は青テープ課題(6級)に挑戦
なんと4つも登れた

ただし、乗り込みのムーブ練習のとき、どうしても膝がインに入ってしまうため腰の位置が乗り込み足の上まで持って行かれずに落ちてしまうので、頑張って膝を開けるようにしよう。正対の練習はそのためにしているんだよ~ 何のためにどの練習をしているのか、きちんと意識できるようになるともっと上達するんだけどな~

青テープ課題を5つ登れるとスタンプ1つ。あともう1つなんだけど、時間切れ
次のレッスンでね。


ビッグロックスクール 16:30~18:00 メンバー:カエデ(小6)、モトちゃん(小6)、ユータ(小6)、しゅん君(小5)、リュウ君(小2)
みんな着実に上達しているので、基本練習の内容も少しづつレベルアップ。「片足ケンケン」と呼んでいるフラッキングの練習は、今までは勢いをつけて次の手が取れればよしとしていたけれど、今度は安定して次の手を取りに行けるように修正。じわじわと動くのを「スタティック」と呼んでいるが、まさにスタティックに次の手が取れるように足位置や体の使い方を考えてもらう。結果大分安定したムーブが出来るようになってきたよ

今日のチャレンジはカエデ、しゅん君、ユータが黄色テープ(5級)にトライし、かなりの本数を登った 
「難しい課題にチャレンジするのが面白くなってきた」とカエデ。

モトちゃんとリュウ君は地道に赤課題(7級)を黙々と登る。こちらも大量に完登していた

みんな上達しているし、それが自分たちにも手ごたえとして実感できる経験は貴重だね。こういう小さな成功体験がゆるぎない自信を作り、辛くても頑張ってやりぬこう、という意志力を芽生えさせるんだね


御岳ボルダー

2010-12-27 23:42:11 | クライミングレッスン報告
久々の休日
ところが目を覚まして時計を見たらなんと10時
御岳にでもふらりと出掛けようかと思っていたのにまいったなぁ~

とりあえずコーヒーを飲みながらしばらく逡巡
ここのところずっとバタバタして自分のアウトドアどころではなかったせいか、やはり何が何でも自分のためのアウトドアに出かけたい

・・・と言うわけで出発したのはお昼過ぎなってしまった。途中工事による渋滞などもあって、岩場についたのは3時近く。
どこのエリアに行こうか迷ったが、とりあえず一番近い「忍者返し」周辺に行ってみることにする。

先ずは「マミ岩」でアップ。左から6級、4級と進む。
3級のラインにはすでにトライをしていたカップルの方々のマットがあるので、マットをお借りする旨を断り、ついでに限定ホールドがないかどうかも確認して(登ったのはずいぶん昔なので、忘れてしまっている)トライ。
一応1回で登れたが結構ムズかった。そういえば、コーヘイは大分前にこれを登っているんだよね。なかなかやるな~

その後もマミ岩に居合わせたカップルの方々と一緒に遊ぶ。
そのラインのシッティングスタートバージョンが2級らしいのでトライしてみるが、甘い左手のピンチから次の右手がなかなか出せない。
カップルの男性と一緒にあーだこーだ言いながら何回か試してみたが、太陽が山の向こうに隠れると急激に寒くなったため退散

ほんの1時間ほどのクライミングだったが、楽しかった
今度、チームの子たちを連れてこのあたりのエリアに遊びに来ても良いなぁ。休日はすごく混むらしいから、春休み中の平日当たりかな?

帰りはもえぎの湯に寄ろうかと思っていたが、情報誌を見ると何と月曜定休ではないか
どーしても温泉に入りたいので、五日市の瀬音の湯によって帰った

久々に癒された一日でした~