最後にちょっと裏話。
クライミングが上達したり高校生になったりして、キッズコンペの対象から外れてしまったFCCの生徒達。
私はセッターとしてこの大会に協力させてもらっているのだが、昨年から彼らにルートセットの試登要因やセッター補助、フラッシングのデモンストレーターなどの手伝いに来てもらっている。
今年も前日からコーヘイとユイちゃんが手伝いに来てくれた
前日での作業は夜遅くまでのルートセット作業に伴うナイトクライミングやルートに対しての意見を述べてみるなど(意見が採用されることもある)、多分彼らにとってはちょっとワクワクする楽しい思いもあったと思う
大会当日も、ユイちゃんはデモンストレーションやビレイを、コーヘイには決勝ルートのセット(弱小コンペなので、ホールドの付け替えはせずにテープで囲う作業だが)作業を手伝ったりと、危険のない範囲でセッター作業も経験してもらった。
大会はいろいろな人たちの努力と協力で支えられていることを身体で理解することは必要だと思うのだ。
そういう理解の積み重ねが今度は彼らが選手として大会に出る立場になった場合に、心のありかたとして活きて来るのではないか。柔らかな、そして謙虚な心の状態は、選手としての彼らのパフォーマンスにも決して悪い影響は与えまい。
さらには少しずつ経験を積み、壁の中でのロープワークや大会運営にも慣れて、近い将来彼らが運営の中心になって行ってくれると嬉しい
FCCメンバーの他にも、今回はY氏の教え子や神奈川の強化選手の高校生、大学生達も大勢手伝いに来てくれた
みんな、お疲れ様でしたそしてありがとう
↑夜の作業の様子
クライミングが上達したり高校生になったりして、キッズコンペの対象から外れてしまったFCCの生徒達。
私はセッターとしてこの大会に協力させてもらっているのだが、昨年から彼らにルートセットの試登要因やセッター補助、フラッシングのデモンストレーターなどの手伝いに来てもらっている。
今年も前日からコーヘイとユイちゃんが手伝いに来てくれた
前日での作業は夜遅くまでのルートセット作業に伴うナイトクライミングやルートに対しての意見を述べてみるなど(意見が採用されることもある)、多分彼らにとってはちょっとワクワクする楽しい思いもあったと思う
大会当日も、ユイちゃんはデモンストレーションやビレイを、コーヘイには決勝ルートのセット(弱小コンペなので、ホールドの付け替えはせずにテープで囲う作業だが)作業を手伝ったりと、危険のない範囲でセッター作業も経験してもらった。
大会はいろいろな人たちの努力と協力で支えられていることを身体で理解することは必要だと思うのだ。
そういう理解の積み重ねが今度は彼らが選手として大会に出る立場になった場合に、心のありかたとして活きて来るのではないか。柔らかな、そして謙虚な心の状態は、選手としての彼らのパフォーマンスにも決して悪い影響は与えまい。
さらには少しずつ経験を積み、壁の中でのロープワークや大会運営にも慣れて、近い将来彼らが運営の中心になって行ってくれると嬉しい
FCCメンバーの他にも、今回はY氏の教え子や神奈川の強化選手の高校生、大学生達も大勢手伝いに来てくれた
みんな、お疲れ様でしたそしてありがとう
↑夜の作業の様子
どうか今後もそのような方針でコーヘイを導いてください。
今ユースである彼らは、世代期的にも今後の競技クライミングの発展におけるキーパーソンとなる宿命を担っていると言えます。なので、彼らは広い視野をもってクライミング社会に資する人材として育って行ってもらわねばなりません。
我が子の成績のみならず、そのような視点をお持ちの保護者の方と手を携えて仕事の出来る私は、大変幸せです。
私はフリークライミング業界には明るくありませんが、それでも子供を通じていろいろなことを学びました。その私がいま感じているのは、いま現在のユース世代が担う役割は、他の先達たちとは違って日本のフリー(スポーツ)クライミングの今後の展望に大きく関わっていくだろうという予感です。折しも先般、WCリードの年間チャンピオンに安間サチ君が輝きました(ユージさん以来、12年?ぶりの快挙!)。そして2020年のオリンピック(もしかして東京?)には正式種目としてフリークライミングが採用されるかもしれないのです!(結果は来年わかりますが)
日本にフリークライミングというスポーツ競技が認知され定着するまたとない機会ではないでしょうか? また世界に目を移しても、やはり「オリンピック正式競技」という大目標に向けてでしょうか、IFSCの力の入れようも尋常ではありません。2年に1度だった世界選手権を、昨年に続いてしかもパリで開催したのですから・・・。またWCのベルギー大会において世界の第一人者たるヤコブ・シューベルトが失格裁定をくだされた(あろうことかアイソレーションに通信機器を持ちこんだそうです)一件は、運営側、選手側双方にあった「しょせんアマチュア競技でしょ」というこれまでの甘い意識を払拭する大英断だったと推察されます。そこまで世界(IFSC)が本気になってフリークライミングを第一級のスポーツ競技として認知させたいという動き(まあ多少の胡散臭さはありますが)の中で、いまのユース世代は成長していくのだと考えると、その役割の重要さ(過酷さ)がわかります。本人たちにはもちろん自覚はないでしょうが・・・。フリークライミングという競技がまだまだ未成熟なのです(その証拠にIFSC国際ルールは毎年毎年大きく変更されます)。おそらく今後も試行錯誤を重ねて競技としてのあるべき姿に近づいていくのだと思います。そのただなかで子供たちがどう成長し、またどうフリークライミングと関わっていくのか? 選手の親としてとても無関心ではいられませんよね。ちょっと大げさだったかも知れませんが(笑) 長文失礼しました。
モンクレール http://www.japan2moncler.com