FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<レッスン日誌>レベルアップレッスン@pump2

2013-10-30 12:11:20 | クライミングレッスン報告
10月11日(金)
メンバー:ユキちゃん(小5)、リューセイ(小4)、カツラ(小4)

いつも金曜にレッスンに来るユイちゃんが修学旅行でお休み。
今日のレッスンメンバーは、全員が青葉台にあるボルダリングジム「FREEDOM」でレッスンを始めた子どもたちだ
ボルダリングエリアでウォーミングアップを兼ねた基本の動きの練習をした後、すぐにルート。

先日「ツナミ」という、このジムでのどっかぶりのメインウォールにある緑/(12b)をレッドポイントしたユキちゃん。
これで2本目の12bだ
今度はタワーや奥壁の11c~dくらいのルートを登り込んで、ムーブ力をつけて行こう
周囲にある壁は高さがない分、ムーブやホールドが悪い。
オンサイト力が課題のユキちゃんは、こういう悪目の課題をたくさん登ってテクニックをつけて行くべき時なのだ

オンサイト力を上げるためには、ムーブや距離感の引き出しをたくさん持っていることが重要
ちょっと悪くて不安な個所が出て来るたびに、ビビって心が乱されていてはオンサイトはままならない
「心・技・体」の各要素をバランス良く伸ばして行くことが重要だ。
そして、そのためには苦労したルートも繰り返し練習する心構えが重要となる。


今日は彼女が登っていない11cの中で、比較的登りやすいツナミの黄緑■を勧めてみた。
これならオンサイトも可能かも
1回目のトライ。頑張ってあと一手でゴールというところまでは迫ったが、ちょっと遠目でアンバランスな動きを強いられるゴール取りでテンションし、オンサイトは出来なかった
でも、一度悪さを経験し、動き方が分かると強さを出すユキちゃんは、2回目でレッドポイント
この強さがオンサイトで出せれば、コンペでも強くなれるかもね~
要はメンタル、かな~?

リードクライミングの練習に入ってがぜんやる気アップのリューセイとカツラ。
リューセイはトップロープで5.9をオールクリアし、10aも1本完登
リードの練習では5.5~5.6を手足限定で数本登った

カツラはトップロープのビレイシステムの理解のテスト。
一応、ビレイのまねごとをしてもらい、手順や注意点、そしてその理由がきちんと理解できているかをチェック
良く理解出来ていて、見事合格
リードの練習は、地上でのクリップ動作の練習のあと、トップリード(トップロープで確保されながら、リードクライミングのように途中のヌンチャクにクリップしながら登る)で5.5を登った

<レッスン日誌>ビックロックスクール

2013-10-29 12:30:11 | クライミングレッスン報告
10月2日(水)
メンバー:ユースケ(中2)、サキちゃん(小5)、シオリ(小3)、あこちゃん(小2)

私のツアーの関係で、先週に引き続き2週連続となったビッグロックスクール
やはり間をさほどあけずに登るチャンスがあると、子どもたちの動きは格段に良くなる
いつもは練習課題を忘れてしまったり動き方が分からなくなってしまったりとグダグダになってしまう基本練習も、
今日は課題もすぐに思い出せ、動きもスムーズにこなせたので、時間にも余裕が出来た

ボルダーのチャレンジタイムでは、いつもはすぐに手がいたくなってしまうのに、今日は登る体力もアップしてたくさん登れた
ユースケは6級を、シオリは遠いホールドが取れなかった7級を、あこちゃんは少しかぶった壁の7級をそれぞれ完登
クライミングに体がなじんだら、成果も出せたね
サキちゃんは8級から7級の課題をとにかくたくさん、楽しそうに登っていた

量がこなせるようになって来ると、重心移動などの基本動作がスムーズに出来るようになって来る。
体が自然と反応し出すのだ。
そのためには最低でも週に一度は登るチャンスがほしいところ。
毎週スクールが出来れば良いのだけれど、私の体は一つしかない。。。
なるべく自主練習してね


ルート。
ユースケはスラブ1の5.9を、シオリは同じくスラブ1の5.7をスルスルと完登
サキちゃんはスラブ1の5.8にチャレンジ
あと少しのところで完登ならじでも楽しそうだった
あこちゃんはスラブ2の5.8をやりたい、と言う。
少し遠くて難しそうなので、「大変かもしれないよ」と声を掛けたが彼女の決心は固い様子。
何箇所もある、あこちゃんにとっての核心(難しいところ)を、頑張っては乗り越え、また頑張っては乗り越え。。。
粘り強く辛抱しながら、ゴールまであと一手と迫ったが、そこで力尽きた
下りて来て悔し涙を流すあこちゃんだった

「あ~、もう終わりか~」「来週もあれば良いのに~」
ノリノリで楽しく登った今日のスクールは、みんなの楽しい気持ちと充実感を残して終了した 

2013年スペインツアー ⑭

2013-10-26 22:02:47 | 日記
9月12日

クライミング10日目、そして最終クールの2日目

今日のアップは、来たばかりの時に来た通称「砂砂エリア」、「Pince SansRire」
"Ciao Bambino"6b(10b~c) と "Dimes y diretes"6c(11a~b)の2本でアップ。
"Ciao Bambino" はクラック沿いを登る、とても楽しいルートで☆☆☆

もう1本の"Dimes y Diretes" も面白くて素直な三ツ星ルートだった

午後は今日も今日とて「Las Ventanas」へ。
今日は7b(12a~b)のフラッシュを狙う
狙いは17メートルと日本サイズの"Buenos comienzos"というルート。
出だしがボルダーチックでかなり遠い。
先にトライしたM女王の登りを見ていても、かなり悪そう


いざトライ
出だし、何度も行ってみてはクライムダウンをしながらムーブを探り、何とか遠いデッドポイントが決まって切り抜けた
その後も微妙に悪いけれども何とか安定して動けて無事フラッシュ成功
緊張したけれど、終わってみれば結構楽しいルートだった

~つづく~

<レッスン日誌>ちびっこクラブ@pump2

2013-10-25 12:06:14 | クライミングレッスン報告
10月1日(火)
メンバー:トージ(小3)、まなくん(小1)、りく(小2)

前回のちびっこクラブは、私のスペインからの帰国便のトラブルで間に合わず
どうにかトージのママに連絡をとって、自主練習してもらったのだった

と言うワケで久しぶりのレッスンのため、みんな結構張り切っている
準備体操の後はゲーム「どんじゃんけん」
ゲーム的な要素が入ると、子どもたちは食い付きが違う
まさに真剣そのものなので、自然といろいろな要素が身に着くようだ
とはいえ、焦って動きが粗くなったりもするので、落ち着いて登る基本練習の時間も欠かせない
一番神経系統が発達する時期の子どもたちのクラスなので、頭が下になったり、飛び降りたり、飛びついたり・・・と、なるべくいろいろな動きの要素を入れるように心がけている。

基本練習の後はホールドの種類の書いてあるカードを引いて、出て来たホールドを覚える。
今日は「カチ」。
誰も登っていない壁で「カチ」ホールドを探し、実際に触ったり登ってみたり

その後は「チャレンジタイム」
ボルダーはみんなで長ものにトライ
トージがゴールまですんなり。りくが7手目、一番小さいまなくんは2手目から苦戦いろいろホールドを付け加えて4手目まで
ルートはこのクラスはトップロープのみ。
リードに入ったら、たとえ3年生以下の低学年でも「ちびっこクラブ」は卒業だ。
りくがダイヤモンド壁の白□5.5を完登
まなくんはギャラリー壁の長~い5.5をとても良く頑張って、上部の三角の張りぼてまで到達
トージは10aを手足で2本登った

2013年スペインツアー ⑬

2013-10-23 15:33:22 | 日記
9月10日

レスト
今日がツアー最後のレスト日となる。
明日から最終日の14日まで4日連続で登る予定

で、午前中はこの辺で一番大きな街 Huesca に。
午後は最後の贅沢な休日を満喫


9月11日

ツアーでのクライミング日9日目。
今日からツアーのラストスパート開始だっ

今日は以前登ろうと支度を始めたとたん雨に降られて引き返したエリア、
La Nuit De Temps でアップ。


先ずはちょっとスラブチックな6b(10b~c)。
これはまぁ、無難なルート
ところが、M女王が取りついた6c(11a~b)は出だしがどっかぶりのボルダーでひどく悪そう
みんなで出だしだけのセッション大会に
どうにかムーブを解決 どうやらアンダーを持った際の重心位置の問題だったようだ。
上部のスラブは、そこそこ悪いけれど、バランシーで面白かった
  ↓バランスクライミングの上部

  ↓ ルートの取りつき付近の石に葉っぱの化石が!


午後は今日も Las Ventanas

今日は7a+(11d~12a) のフラッシュにトライ
グレードの割にはムーブが悪いこのルート。ランナウトもする様子
他の人がぶち落ちたり、抜けられなかったりするのを目撃するにつれ、「もう少し慣れたら」と今日まで残して来たのだが、日数も残り少なくなっていよいよトライすることに
マスターでの1便目、甘いアンダーを取りに行くムーブでフォール
でも、ランナウトにはだいぶ慣れてきたようで、割と平常心でトライ出来ている自分に気がついた
2便目でレッドポイント
マスターでないとクリップが楽だな~


~つづく~