FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<レッスン日誌>レベルアップレッスン@pump2

2010-04-28 15:33:04 | クライミングレッスン報告
4月17日(土)

午前中はシンシン一人。マイペースなシンシンは一人でのレッスンが大好きだ。私のほうも彼の微妙な心理に対応して行けるのでキメの細かい指導が出来る。
今日はじっくりとした動きが練習のテーマ。
ゆっくり、じっくりと動くことは実はとても大切なことだ。重心の移動や調整力などが必要とされるからである。もう3年生のシンシンは、これからこうした動きが出来るようにして行くのが目下の課題。なので、基本の動きの練習でも、今までは勢いをつけて「ぴょん」と行っていた動きを今日からはゆっくり動いて行くようにレベルアップ。シンシンにしてみれば今まで自信があったものがダメになり、少々凹み気味

近頃毎回練習している正面の白課題もじわ~っとした動きがコツなのだが、まだシンシンはその動きをマスターしていないようで7割くらいの確率で失敗する。今日もいきなり立て続けに失敗し、意気消沈。「いろんなことをやるから、調子が出ない。一個ずつやってほしい」とぼやくので、「今日やっていることは、根っこはどれも一緒だよ。」と言うと納得したらしく、急にやる気満々となった(この変わり身の早さはすごい) 「よし」と何度も核心のイメージを繰り返し、次のトライではしっかり動けて成功 もう一度、と確かめでトライした次のトライでも成功させることが出来た

この気分的な上昇はルートでも効果てきめん、ショートウエーブの10aを登って終了点で「よっしゃ」とガッツポーズ

子供にとってメンタルは本当に重要なようだ。


<レッスン日誌>レベルアップレッスン@pump2

2010-04-27 10:46:59 | クライミングレッスン報告
4月16日(金)

この日のメンバーは、コーヘイ、ちかちゃん、リナちゃんの3人。
進度がてんでバラバラなこの3人、始めはうまくまとめてレッスンできるか心配だったが、先週の様子だとなかなか良い感じ
嬉しいのは進度が進んでいるコーヘイが、始めたばかりのリナちゃんやまだ初級のちかちゃんを何かとサポートしよう、とする意識が出て来たこと。
「自分が一人登れれば良い」というのではなく、協調性や他者を思いやる心はどの社会においても必要で大切なことだ。

ボルダーではコーヘイは変わったばかりの垂壁周辺の赤~茶色にトライし、赤はかなりの確率でオンサイト 外岩が大好きなコーヘイ、他のFCCメンバーの倍は外岩に行っているだけあって、テクニックとコーディネーションに光るものが出て来た
ちかちゃんもコーヘイの大声援に後押しされたのか、次の段階の白がずいぶん登れた
始めたばかりのリナちゃんも大分足で立つことと重心移動がスムーズになってきた もう13歳の彼女は小学生の子供たちとは上達の道筋を少し変える必要がありそうだ。より大人の上達段階に近い道筋を辿ることになるだろう。本当に楽しんで、マイペースで上達していく喜びを味わってもらたら嬉しい。

ルートは一人1本。コーヘイは登れるグレードのオンサイトトライ。10bをオンサイトしていた。ちかちゃんは奥壁の5.9にトライしたが途中でリタイヤボルダーでがんばりすぎたようだね リナちゃんはダイヤモンドの5.6が完登できた 進級だね コーヘイがロープをたたむ時にリナちゃんに手伝ってもらっていた。ずっと外国で育ったため、日本語があまり話せないリナちゃんに、必死に英語で意思を伝えようとしているコーヘイが微笑ましかったよ リナちゃんもこうして少しづつ溶け込んで行ってもらえると良いな~


<レッスン日誌>レベルアップレッスン@pump2

2010-04-23 13:03:20 | クライミングレッスン報告
4月14日(水)

早い時間帯は、3月からレベルアップレッスンに通い始めたふう君とコムちゃん、それにユイト。
コムちゃんとユイトはこの春から中学生だ まだ同じ年の子供たちが少ない環境のこのスポーツ、同学年の存在は貴重である。

さて、基本練習は少しずつ練習項目を増やしているので、新入の2人は体も頭も同時にフル回転させねばならず、最初から結構タイヘン
でも、着実に進歩している

ボルダーはコムちゃんもふう君もピンクがたくさん登れた ふう君は体力もついて、目覚ましい進歩だよ コムちゃんはバランスが良い 良く考えて行動することが出来るので、続けていけば上手くなりそう 中学生になったら、一人利用のテストに合格すれば自主練習に来ることが出来るので、がんばってね FCCの中学生たちも、「部活動」のようにみんなで集まって一緒に練習することにした。仲間を増やして、楽しく努力できる環境を作って行ってほしいな~

ユイトは垂壁の赤がいくつか登れていた。結構保持力が要る課題も登れるようになってきたね

ルートもみんな頑張れた コムちゃんは5.7までを全て登って進級し、ふう君もダイヤモンドの紺/が登れた ユイトも今までなかなか登れなかったギャラリーの10dをレッドポイントした


<レッスン日誌>ダムキッズレッスン

2010-04-22 11:21:41 | クライミングレッスン報告
4月13日(火)

今日、アオイちゃんとけんた君が入会し、これでフリーダムでのキッズスクールは6人の定員満員 しばらくはこのメンバーをじっくり養成していこう。

今日のレッスンは先ず「どんじゃんけん」ゲームから。トラバースしながらのゲームなので、壁とクライミング的な動きに慣れることが目的だ。
ちょうど男女でチームに分かれるので対抗意識も自然とアップ かなり盛り上がってたぞ

勝負がついたところで基本練習。今日はトラバースの重心移動と足の踏み替え、そして「正対」で壁のトップまで。
これから少しずつ基本練習のメニューを増やしていくから、自主練習に来たらこの動きがスムーズに出来るように必ず練習してね

それがすんだら、学習コーナー カードを1枚引いて、書いてあるムーブやホールドの種類の特徴を覚えていく。今日引いたカードは「ガストン」だった。
ガストンのムーブを入れた課題をその場で作り、みんなにやってもらったり、自分で「ガストン」の動きになるようホールドを考え、試してみたりする。みんなあーだこーだと賑やかだ。

さて、チャレンジタイム。大まかな場所を決め、その範囲内で自分のやりたい課題に自由にチャレンジしてもらう。あまり無理な課題に取りついても練習にならないし危険なので、レベルにあった課題に目標意識を設定してもらうべく、レベル認定制度をとってある。みんなヨレヨレになるまで登りまくっていた

最後は「長もの大会」。ボルダーは通常手数が少なく持久力が身に付きにくいので、「長もの」と言って20手以上のホールドを決め、手順に番号をふって練習している。初心者マークの長ものにみんなでトライ。今日の最高到達点の番号を各自のファイルにメモしてもらった。次回はこの到達点を超えられるかな


<アウトドア日誌>初級アウトドア 4月の「アウトドア定期便」

2010-04-21 14:22:11 | クライミングレッスン報告
4月11日

アウトドアのたびにお天気に恵まれなかったのだが、今日は気持ちよく晴れわたった
今日のアウトドアは湯河原・幕山公園、メンバーはケンケン、2回目参加のイタリ君、とっしー、初参加のたくと君の男の子4人。
朝10時半に集合、桃源郷エリアへ。
始めに「シルクロード」。次に「いんちきするな」。
とっしーは前回の中級アウトドアの復習でマスタースタイルでリードした
あとのメンバーはトップロープでチャレンジ
イタリ君とケンケンは高いところが苦手 イタリ君は中間部あたり、ケンケンは5メートルほどのところでそれぞれツボに入るポイントらしく、動けなくなる それでもがんばって、二人とも何回か挑戦した。
初参加のたくと君はガンガン登る 両ルートとも上まで駆け上り、気持ち良さそうに景色をきょろきょろ 「いんちきするな」では途中ズ・ズ・ズ~、と滑っていたがものともせず、降りてくるとすぐに次のチャレンジに並ぶ。好きなんだね~
一方、高いところが苦手なケンケンとイタリ君は三角岩や取りつきの岩でボルダー。結構たくさん登れていたね
3本目は「サンセット」10aの核心を避けて限定部分を登るライン。大分簡単になるので、子供たちは結構好きなラインだ。とっしーパパが「サンセット」を登ってトップロープをかけてくれた。みんな一回は強制的にトライ。(高いところが怖い人も。)とっしーはトップロープで「サンセット」にもチャレンジした 今日はトップアウトできなかったけれど、なかなか良いチャレンジ精神を見せてがんばっていたよ
アウトドアに慣れていない子供たちが多いので、3時ごろには解散。みんな下の川でおたまじゃくしを大量にとって遊んだ