FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<アウトドアレッスン日誌>初級 12月 ②

2013-12-28 20:05:12 | クライミングレッスン報告
お昼ご飯をはさんで、午後は「シルクロード」の右側にある「いんちきするな」5.8にチャレンジだ
外岩をかなり安定して動けるりょーた。
外岩でのリードは今日がデビューではあるけれど、「シルクロード」のふつうのリードでは物足りなそうだ
そこで、「いんちきするな」をマスタースタイルでチャレンジしてみるかどうか尋ねると、「やってみたい」と目を輝かせた
以前トップロープでスルスルと登っているこのルートなら、いきなりマスタースタイルでトライしても全く問題ないだろう。

私は岩の上にまわってトップロープ用の支点を掛け替え、りょーたを上から見守ることに。
トップロープ用のロープを結んだりょ―たは、初めてのマスタースタイルとは思えない安定感のあるクライミングでトップに到着
充実した様子だった

私の用意した支点にロープを掛け、トップロープの出来あがり。
タイゴ、コージン、ミサキ、ゲンちゃんと次々にチャレンジ
タイゴが途中で1回テンションしたが、ちゃんと2回目で完登 し、全員「いんちきするな」をトップロープで完登出来た
  

その間、みんなは順番に「アボリジニ」10aにもトップロープでチャレンジ
こちらは結構手ごわかったようで、みんな苦戦していた
このルートをトライ中のたけくんもトップロープで練習し、今回は動き方をしっかり確認しながらトップアウト出来た
 ↓「アボリジニ」・・・難しい~


最後、「いんちきするな」にトライしていないのはたけくんだけになった。
トップロープで練習しておくように声を掛ける。
たけくんは「アボリジニ」に並んでいたけれど慌てて「いんちきするな」にトライ。
外岩でのバランス系の動きが苦手なたけくん
下の方で動きが悪くなり、まごまごし出した
・・・今日もバスの時間があるので、途中でタイムアップ

バスに間に合わなくなりそうだったので、岩場で解散
みんな慌てて下って行った。間に合ったかな~???

<アウトドアレッスン日誌>初級 12月

2013-12-27 12:20:22 | クライミングレッスン報告
12月1日(日)
メンバー:ミサキ(小2)、ゲンちゃん(小4)、たけくん(小4)、タイゴ(小5)、コージン(小5)、りょーた(小6)

12月は寒くなるため、毎年初級と中級の日程を通常とは入れ替えて第1周目を初級のアウトドアにしている。
なので、初級は先週に続いて同じエリアで行うこととなった。
11月も出席している子は、2週連続なので大分慣れて来るはずだね

先週同様、「シルクロード」をたけくんがマスタースタイルで。
そろそろ慣れて来たいものだけれど・・・やはり、外岩での恐怖心はどうにもコントロールしがたいらしく・・・
みんなが心配するほど時間がかかっちゃった
でも、リタイヤすることはなくなったのだから、それも一つの進歩だね

その後、トップロープでミサキとゲンちゃんがチャレンジ
ミサキはスルスルと完登
ゲンちゃんは、ちょっと怖かったみたいだね でも、1回のトライで上まで行けた


先週も来たコージンとタイゴは、今日はトップロープのリハーサルなしでいきなりリード
以前幕岩レッスンに参加して、まったく問題なくトップロープで完登したりょーたは、自分でどうするか選んでもらう。
りょーたもリハーサルなしでリードにチャレンジすることを選択
「シルクロード」は全員OKだった


~つづく~

<アウトドアレッスン日誌>初・中級11月③

2013-12-25 12:27:45 | クライミングレッスン報告
たけくんは自分の順番が終わった後、「『アボリジニ』をやってもいいですか?」と聞いて来た。

『アボリジニ』10a はテクニカルな足置きが要求されるルート。
外岩で足にしっかり立つ練習として中級の修了条件にこのルートも入れてある。

たけくんは怖くなって来ると顔が岩に近くなる癖がある。
顔が岩に近づくと、体が岩の傾斜と同じになるため足がスリップしやすくなり立てなくなるのだが。。。これがどうしてもなおせない
だから、たけくんにとって、しっかり足に立たなければ登れないこのルートは、『シルクロード』と並んで今やっつけたい因縁のルートなのだ

このルートを練習することに、私はもちろん異存はない。
でも、問題は練習のやり方である。。。
以前このルートを、たけくんは「マスタースタイルでチャレンジしたい」と申し出て来たことがあった。
「えっ本当に出来るの?」と聞き返すと、「出来る出来る」と言う。。。
まだ早すぎると思ったが、「自分の今の力」と見合ったチャレンジとはどういうものなのか、を理解してもらうためにトライしてもらったことがある。
もちろんトップアウト(テンションしながらでも終了点まで登りきること)は出来ず、敗退
トップロープで練習しなおしたが、トップロープでさえ足に立てず、核心のムーブは出来ていなかった
その時、①特に外岩では今の自分の力を良く考えて、危なくないようにトライしなければならないこと、②マスタースタイルでのトライはそれなりの覚悟とルートに見合った実力が要ること、③従って自信がなかったらトップロープでの練習を申し出ること、の3点を注意したはずだったのだが・・・覚えているかな??

そこで、たけくんにどういうスタイルで練習したいか聞いてみると、「マスターでやります」と言う。。。
以前の自分の失敗から何も学んでいないじゃないか
と思ったが、グッとこらえて、「じゃぁ、帰りのバスまであまり時間もないから、タイゴ達3人のリードのトライが終わるまでにトップアウト出来るのなら、ママにビレイして頂いてやりなさい」と声を掛けた。

・・・たけくんの『アボリジニ』トライは予想通り、3人が登り終わってもなお、核心の前を逡巡し前回と全く同じ結果となった
幸いボルト間隔が近いルートなのでたけくんでもヌンチャクを回収しながら降りることが出来たが、私にさんざん叱られた

後日見せてもらったたけくんのこの日の日記には、「トップロープでもできない動きがあるのに、マスタースタイルで行けるわけがないことがわかりかした。きちんとトップロープで練習してからチャレンジしなさいと先生に言われたのは、本当にその通りだと思いました。」と書いてあった



初級の子が混じるアウトドアは、4時台のバスに間に合うようにレッスン終了。
アウトドアでのリードクライミングデビューやルートの攻略など、各自にとって濃い一日となったようだね


<アウトドアレッスン日誌>初・中級11月②

2013-12-24 15:10:50 | クライミングレッスン報告
暖かくて気持ちの良いお天気のもと、お弁当で元気をチャージしたりみんなで三角岩で遊んだりしたら、午後はリードクライミングにチャレンジだ
 ↓三角岩で


みんなリードで登るとなると、もうトップロープは要らないね
トップロープを引き抜く前に、さっきものすごく時間をかけてやっとマスタースタイルで登ったたけくんに、トップロープでもう一度練習してもらった。
ボルトとボルトの間隔がジムに比べて圧倒的に遠い外岩では、リードは怖くて当然たけくんの気持ちも良く分かる
トップロープで動き方をおさらいしておけば、次回もう少しなめらかに動けるのではないかなー?
たけくんはトップロープではスルスルと完登
前はトップロープでも動けなかったのにね

たけくんが登り終わってからトップロープを回収
リードでのチャレンジは、タイゴから。
タイゴも今、恐怖心からルートが伸び悩み中
ボルト間の遠さにやられて、1回テンションが入った

逆に現在勢いのついているコージンとカツラは全く問題なくリードで完登
良い集中力だったよ

  

一巡して、最初にトライして1テンしてしまったタイゴが、「もう一度やります」と言う。リベンジする気持ちは大事良い心がけです
今度は無事レッドポイント
頑張ったね



~つづく~

<アウトドアレッスン日誌>初・中級11月

2013-12-22 16:02:38 | クライミングレッスン報告
11月24日(日)
メンバー:カツラ(小4)、コージン(小5)、タイゴ(小5)、たけくん(小4)

初級、中級合同の外岩レッスン。
今日のメンバーは、近頃力をつけて来た面々
リードに入っている子ばかりなので、トップロープで様子を見たのち、安定して登れるようなら外岩の初リードを体験しちゃおう
なので、重いけれども各自で自分のロープをせっせと担いで来てもらった
自分の使う荷物は自分で背負う。自分のことは自分でする。
これは当クラブのルールである。

さて、今日のエリアは「湯河原・幕岩」。タイゴとカツラは初めての岩場だ。
梅林で有名な湯河原の幕山公園内に点在する岩を登るのだが、アプローチも遊歩道なので比較的歩きやすく、アウトドアに慣れていないママたちにも安心だ

岩場に到着して、登る準備。
ここでは登りやすい(…苦手な子が多いかも・・・?)「シルクロード」(5.7)から。
この岩場に何度も来ているたけくん以外は、先ずはトップロープで登ってみよう
私が岩の上にまわり込んで上でトップロープ用の支点を準備している間にたけくんがママのビレイでマスタースタイルでチャレンジ


一時調子が上がって来たたけくんだが、今週水曜日のビックロックでのレッスンではまたちょっと恐怖心が顔を出し、調子が若干下がり気味
メンタルの部分が大きいスポーツなので、子どもたちは上がったり下がったりを繰り返しながら、ゆっくり少しずつ上昇して行くものなんだね
なので、今日はちょっと心配だ
でも、たけくんは頑張って、ものすご~~~く時間がかかっちゃったけれど、何とか諦めずにノーテンションで行けた


たけくんの奮闘中、他のメンバーは「三角岩」の上に登ったり、それぞれにのんびり


さて、たけくんが頑張って上まで持って来てくれたループでトップロープを張り、みんな順番にチャレンジだ


みんなスムーズにトップまで
これならリードクライミングに挑戦できるかな~

~つづく~