FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<レッスン日誌>pump2キッズ

2008-09-22 23:22:12 | クライミングレッスン報告
9月20日(土)①

10時からのレッスンは4人。土曜のこの時間帯はかなりの人気だ。
今日はそうや君、しんのすけ君、ミツキ君、、ユイト君、の4人。

ボルダーは始めアースの裏側周辺、次にアース正面、最後にチューブ周辺の課題を登りまくった。
まだレッスンを受け始めて間もないそうや君は中盤あたりから少々バテ気味。登りたい気持ちはいっぱいなのだが、終了点までスタミナがもたない
ミツキ君は基本的な動きがだいぶ身についてきた感じで、白の課題が安定して登れるようになってきた。
ユイト君もピンクは問題なく登れるようになった。あとはもう少し力がつくと良いかな。
1年生のしんのすけ君は少しずつムーヴが作れるようになってきて急速に進歩し出してきた。

次にルート。しんのすけ君にとって今日のメインイベントだ。
ギャラリーのトップまで行く、この目標のために牛乳もたくさん飲んできたとのこと。
やや緊張気味に取りついた。いつもテンションするポイントで今日も迷いだすのでハラハラする。が、今日は違うホールドを使って突破見事目標を達成した「やったぁ~」ガッツポーズを決めて超嬉しそう良かったね

そうや君は5.7の白/をクリアして進級できたボルダーではかなりよれていたけれど、きっちりキメたね

ミツキ君は茶■5.9にチャレンジ。しかし、下部からぎこちなく、中間をすぎたあたりでテンション。リタイヤしてしまった
ユイト君も同ルートにチャレンジするも、彼は登ってしまった。
ミツキ君は「どうもルートはだめだな~」とへこみ気味。「ボルダーにかける」とミツキ君。得意なものを伸ばすのは良いことだけど、苦手なものをだめだ、と決めつけるのは少し早いよ。

苦手なものもあって当然。でも、それを避けるのではなく、うまく付き合って行ってほしいな。
そのうち殻が破ける時も来るんだから


<レッスン日誌>pump2キッズ

2008-09-22 22:33:58 | クライミングレッスン報告
9月19日(金)

キッズタイムの後、たつみシスターズ、りんちゃん、はるちゃんのガールズのレッスン。
少し前まではキッズタイムの後はヨレヨレだったけれど最近は随分体力がついてきた。

本当はレベルアップは4人がマックスだけれど、今pumpの常連のガールズは5人なので、30分時間を延長してみんな一緒にレッスンすることにした。
たまにはこうして、女の子たちが集まって一緒に登るのもなかなか良いね
女の子同士なので、各自マイペースで気兼ねなくチャレンジできていたようだ。

ボルダーの最後は「ハング」の白テープ課題で盛り上がる。ルーフの抜けぐちの遠い一手に重心を移動させるのが課題なのだが、みんなスルン、と表に吐き出されてしまう。りんちゃんがトゥーフックを上手く使って完登 みんな楽しそうだった

ルートは100度壁の5.9をみんなでトライ。
りんちゃんはリードで登った。これはみんなの刺激になったらしく「私も早くリードが習いたいな~」と口々に言っていた。

順調にクライミングを楽しむ心を育てているガールズ5人組である。


<レッスン日誌>ビッグロックスクール&リードクラス

2008-09-18 12:29:51 | クライミングレッスン報告
9月17日(水)

スクールはyuiが遅れるとの連絡があったので、男の子3人で始める。
準備体操のあとウォーミングアップをしてから課題にチャレンジ。

大人用の課題は少し遠すぎるので、子供たちのサイズで作ったニコチャンマークの課題が彼らの目下の目標だ。
しゅんくんのリクエストで左の微前傾壁にひとつニコチャン課題を作成。
みんなで登ってテープを貼った。

後半はルーフへ。
yuiも加わってみんなどんどん登る。
登れるものは登ってしまって、少し壁に突き当たったしゅんくん、またもや「もう少しやさしい課題ください
で、私が指した課題を覚えてみんなでセッション。
かえでが良いアイデアを思いついた。
「ホールド忘れたら1回だけヘルプで教えてもらえるってどう?ヘルプは1回だけしか使えないの」
それに似たゲーム、オーストリアでもやってたよ。
ホールドを覚えるのも練習だから、なかなかGood

ルートはみんな自分の課題を1本~2本登った。

6時半からはリードクラスのユイちゃんのレッスン。

今日はリードクライミングレベルのファイルに従って彼女自身でトライする内容を決めてもらうようにする。
自分の体の状態、アップの過不足などを自分の感覚で捉え、自分でメニューを考えられるように育っていってもらいたいからだ。

どうやら今日の彼女のメインは、前回テンションの入ったメイン壁の10bらしい。

基本の動きと簡単なルート3本ほど登って、彼女は「今日はアップのとき悪い課題をやりすぎたので(スクールの間、彼女は自分でアップをしていた)、狙っていたメイン壁の10bは次回万全な状態でチャレンジする」と言った。
そこで、彼女が自分で決めたルートを彼女のタイミングでトライする。

100度の10b2本をまず登る。2本とも難なくクリア。
動きがなかなか良い。
ロープのたぐりも、クリップのタイミングも良い。重心も下がって安定し、とても楽そうに登っている。

スラブの10bクリア。

これで、彼女の課題はメイン壁の10bを残すのみとなった。
「やってみようかな?どうしようかな?」と迷う感じがあったので、
「足の位置やムーヴを確認するつもりでやっておいたら?その方が次回につながるよ。何もしなければそれまでだけど。」と声をかけたら「やる。」と言う。

「登ります。」と出発。前回テンションしたところで少し足位置に迷うが、指示した足を冷静に探して先に進めた。
そのあとは危なげなく、安定した動きで登りきった。
体の動きの連動も良かった。

降りてきた彼女に「一皮むけた感じだよ」と伝えたら嬉しそうだった。

この変化は何だろう?
先日パンプで簡単なルートを何本も登り込んだからではないだろうか、と私は睨んでいるのだが。

登る機会が増えれば、子どもたちはそれだけ伸びる。
オーバーユースが心配、と思っていた時期もあったが、登り方を気をつけてあげればよほどのことがない限り心配はなさそうだ、と言うのが今の私の見解である。
だいたい週に3日、2~3時間程度なら、たいていの場合は問題は出ないようだ。もちろん、個人差があるので一概には言えないが。

上達を望む子供たちには、なるべく登る機会を与えてあげたいものだ。


ワールドユース大会レポート④

2008-09-16 14:21:33 | クライミングレッスン報告
8月29日 予選第2ラウンド

さて、予選第2ラウンドだ。
昨日と今日の成績の合計で準決勝進出者が決まる。
ユースA女子の3人にとっては、今日が正念場だ。

ルートは昨日のジュニア女子のルート。
出だしから小ハングを超えて垂壁へ。カンテを正面に回り込んだ後が一手悪いらしく、非力な選手はそこを超えるのが大変なようだ。
日本人選手もパワーがある、とは言い難く、全員そこが第1の核心となるはずだ。

昨日のオーダーはシャッフルされ、今日は9番スタートのやよいちゃんが日本人の一番手だ。

かなり緊張気味のやよいちゃん。
ちょっと気持ちで負けていたかな
動きが少々ぎこちなく、第1核心であせって手を出してフォールした。
アップも足りていなかったかも知れないね。

次はミホの出番。
昨日良いクライミングを見せた彼女。今日も同様のクライミングができれば予選を確実に突破できる位置にいる。
例の箇所は「思い切って」と指示を出してコールゾーンへ送り出す。
さて、ミホのクライミングがスタートした。
出だしの小ハングは少し迷いながらも上手く超え、核心部へ。
デッド気味に手を出す瞬間、一瞬躊躇した。
その躊躇が災いしてホールドをとらえきれずにフォール
あ~もったいない。。。

ラストはミレイちゃんだ。
待っている間、第1核心の処理を一緒に検討
あとは気持で持っていくようにアドバイス。
「がんばりますっ」と言い残してコールゾーンへ。
その言葉通り、気持の入ったクライミングを見せた。
第1核心もしっかり止め、完登まであと1手に迫った。惜しくもそこでフォールしたが、準決勝に残れてもおかしくない内容だった

今回ユースAの女子はミホ29位、ミレイちゃん31位、やよいちゃん35位。
準決勝進出者が26位までだから、惜しい位置につけながらも残念ながら予選を突破することはできなかった。
ただ予選2ラウンドのうち、それぞれ各1ラウンドずつはみんな良い登りが出来たと思う。
特にミホとミレイちゃんはそれぞれ1本は予選を確実に通過できる内容のクライミングをしているのだ。

では、もし予選を突破していくために今後何をすればよいかと言えば、試合に集中していくノウハウかもしれない。
ミレイちゃんは少しがんばりすぎて試合直前に体調を崩してしまった。
ミホはフィジカルな部分はかなり強いのに、メンタルな弱さがぽろっと出てしまう。
自分と、さらにはやってきたことをもっと信じて、試合に気持ちをうまく集中させて行ければもっと結果が出せそうな気がする。

やよいちゃんは今回が初出場。しかもクライミングを始めてまだ1年半という彼女。それを考えるとよくやったと思う
今度は「私なんて」って思わずにもう少し欲を出して攻めてみようね

続く。

神奈川合同練習会

2008-09-15 21:46:59 | クライミングレッスン報告
この3連休、パンプ2号店は九州、山口、北海道・・・日本各地からやってくる国体の練習会で賑わっている。
今日は神奈川もここで合同練習会。

少年男子2人、成年男子1人、成年女子2名の5名の選手と監督・コーチが3名、そして少年男子の保護者の方。

少年たちは連休ということもあって、昨日はBパンプでさんざん登ったらしく、「疲れてます~」と声をそろえていた。

が、ボルダーになると別腹らしくがぜん張り切っていたようだ。

成年のオジサン、オバサンたちはルートに終始(あれ?オジサンはいなかったかな?失言、取り消し。オバサンだけです)。
特に我々オバサン2人はいつもパンプで一緒に登っている同士で、普段となんら変わり映えがしない。

それでもヤレヤレ、疲れたわい。