FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<レッスン日誌>レベルアップレッスン@pump2

2010-03-29 13:53:27 | クライミングレッスン報告
3月27日(土)

朝10時からはシンシンと体験でやってきた5歳のれおっち。

れおっちは5歳でしかも初めてながらスラブ壁のトラバースを何度もこなせた 足使いも良好 しっかり親指で踏めている。
緊張しいのシンシンは初めてのレッスン相手に最初ぎこちない感じだったが、だんだん愛着が出て来たようで熱心にアドバイス ついつい熱が入って、手取り足とり全部教えたくなってしまうのだが、本人が考えることが大切なんだよ、と言うと彼なりのポイントを抑えるようになった

れおっちもシンシンが登ると「シンシンがんばれ~」と大声援。シンシンがデッドポイントで飛びついたホールドを振られながら止めると、「さすが小学生」と大絶賛。なかなか良い関係でレッスンが出来たようだ。 

午後はりんちゃんとやはり初めてのありさちゃん。

りんちゃんは今となってはかなりのベテランさんなので、ホールドの種類の勉強のときはありさちゃんが引いたカードに書いてあったホールド(この日は「カチ」だった)で課題を作成してもらう。
「これできる?」式の課題作成でなく、相手の力量に合わせて課題を作るのは結構難しい。相手を思いやり同調する気持ちがないとなかなかおもしろくて良い課題は作れないものだ。これから先の成長を考えると、そうした協調性の訓練は大切になって来るだろう。良い仲間作りはどの分野においても貴重なことであるが、本当に良い意味でのクライミング仲間も相手を尊重する意識がないと得られない。りんちゃんはありさちゃんの様子を見ながらホールドや動きを変えつつ考え、ちょうど彼女がやっと登れるくらいの課題が出来た

ありさちゃんはなかなかバランスが良い。高いところが怖くなってしまうので、先ずは無理せずに技術を磨いていこう


JFAユース選手権 予選

2010-03-26 23:14:00 | クライミングレッスン報告
今日はユース選手権の予選。
そろそろ年齢的に出られるようになった子供たちが出てきました。
グレード的にはまだ全く歯が立たないのですが、それでも2人ほど「出よう」と決意してくれた子がいたので、上の世界をのぞくべく出場してもらいました。
初出場の彼らのフォローをすべく、私も今日の予選に行ってきました。

もちろん、まだ結果が出せる力はありません。
でも、自分の目指すべきところがどのくらいの距離なのか、普段の練習でどれくらいのグレードを目標に練習していけば良いのか、そしてどのくらい練習すれば自分も手応えが感じられるようになるのか、を自分の肌で感じ、自分の頭で考えるきっかけになってくれれば、と思います。

やっとスタートラインに立ったのです。これから一歩一歩倦むことなく、しかし景色も楽しみながらマイペースで走って行ってもらいたい、と思います。ウサギとカメの寓話の通り、たゆまぬ努力を続ける者は、いつか必ずウサギを追い越す。人生もまた然り、です。

<レッスン日誌>チームFCC合同練習会

2010-03-25 23:13:46 | クライミングレッスン報告
3月20日(土)

午後チームの練習会。これから大会シーズンを迎えるため、今日はそのための心の準備をしてもらうことからレッスンに入る。
大会の参加は結果だけを追っても意味がない。
子供たちがどのような目的意識をもって大会に臨むのか、そこから何を得られるのか、は彼らの普段からの心構えによるところが大きい。

自分を見つめること、努力することの大切さを知ること。大会を通じて彼らに学んでほしいことのひとつだ。

さて、実技に入る。先ずはいつもやっている基本ムーブの練習。
チームの子供たちは長いこと繰り返し練習してきているので、今日はお互いにフォームをチェックし合ってもらう。なかなか細かい点までチェックし合って感心、感心

そのあとすぐにルート。今日は本数の登りこみ&ちょっと背伸びのグレードのオンサイトトライ。奥壁、11aの水色/だ。ユイちゃんはオブザべした後、嬉しそうに「ムーブが見えた」と報告してくれた。その言葉通りムーブの組み立ては正解オンサイトは出来なかったけれど、あとは体力的な問題だから、トレーニングをするようになれば解決していけるだろう コーヘイは珍しく弱気 まだ小さい彼にとっては横に広い部分があるので、とりあえず足自由でトライしたらオンサイトした そこでみんなに「手足で登っちゃって見せてよ~」と言われ、「期待するな~」と迷惑顔。いつもりんちゃんにそう言って、同じことを言われているよね。りんちゃんの気持ちが分かったかな~ 当のりんちゃんはルートコワイ病が発症。今日のところは別メニューとした。

最後みんなで大好きなボルダーで盛り上がって終了。


<レッスン日誌>ビッグロックスクール・ルート館

2010-03-22 11:47:52 | クライミングレッスン報告
3月17日(水)

夕方からスクール。ルート館でのレッスンなので、ルートの技術をみっちりやりたい…のだが、どうも基本練習でモタモタ
一人最低2本のルートとビレイの練習をしたかったのだが一人1本登っただけで残り時間があと僅か
仕方がないので進級にビレイ技術の習得が必要な段階にいるしゅんくんとゆうた君だけ練習してもらう。他のメンバーはボルダーだ。
早くメンバー同士で組んで登れるようになって欲しいんだけどな~。みんな頑張って

今度中学に上がるyuiが今日でラスト。登れた課題の認定に使っているスタンプをお餞別に頂いた。ありがとう、大事に使うね
これで、男の子ばかりになっちゃったね~


<レッスン日誌>ビッグロック体験レッスン

2010-03-18 21:58:52 | クライミングレッスン報告
3月17日(水)ビッグロックルート館

今日は午後3時からイレギュラーで5歳のゆう君が体験レッスンにやってきた。今日で2回目のクライミング、というゆう君。なかなか体力もあり、自分で考えて動くことが出来る。
トラバースで少しならした後、ビッグロックのボルダー壁のトップまでチャレンジ
結構高さがあるから、怖がるようなら無理させないようにしようと考えていたが、1回目のトライでナントトップまで登ってしまった
降りてきて「ふぅ~」やっぱり緊張していたのかな?

次にルート。いきなりトップをゴールにするのは5歳ではさすがに厳しいだろうから、特徴ある形のホールドを目印にし、そこまでをゴールにしてトライしてもらうことにする。先ずは登り方で気をつけることを確認し、下のほうでテンションと下降の練習をしてからチャレンジ開始。1回目、2回目と徐々にゴールの位置を上げながら次々とトライ。全部で6回はチャレンジした。

最後に再びボルダー。今度は動物の形のホールドをタッチしながら指定したゴールまで行ったりして遊ぶ。あっという間に1時間のレッスン時間終了。ゆう君はほとんど休むことなく登りまくったが、まだまだ登りたそうな様子。しかし、その後はスクールがあるため、気の毒だが強制終了
こんなにクライミングが好きなゆう君は1時間のレッスン時間でどんどん動きが良くなり、フラッキングや乗り込みのムーブに近い動きを自然にするようになっていたのにはびっくりだった