FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<レッスン日誌>レベルアップレッスン@pump2

2011-08-22 12:50:25 | クライミングレッスン報告
8月2日  

メンバー:ユイト(中2)、ユキちゃん(小3)

夏休みレッスンタイムの2時間目。

ユキちゃんは初級修了にリーチがかかっている。
今日で修了できるかな~

ユイトのリードで基本的な準備運動とストレッチ。みんな嫌がるけれど、「センパイ」の務めとしてやらねばならないこととなっている。ま、今後の人生の準備練習だと思って頑張れ~
それにしてもユイトの誘導はなんだか気が抜けたコーラみたいだよ。。。(笑)

さて、ユキちゃんは基本練習のあと今日のテーマである100度壁の10bにリードでのトライだ
まだ小学校3年生だけれど、これを登れば中級に上がることになるので手も足も限定で頑張ってもらっている。1か所だけ明らかに遠いところは足をプラスしたけれど、そのほかは妥協は許さない

「出来るかな~」と始めはちょっと不安そうだったけれど、ロープを結んだら覚悟が決まったようで「お願いします」とビレイヤーの私に声をかけ、気合いの入った表情で取りついた。
落ち着いてムーブを確実にこなし、手足限定で見事完登
良い登りだったよ これで中級になっても恥ずかしくないぞ
このレッドポイントで、ユキちゃんはめでたく初級を合格した

ユイトは前の時間から引き続いてのレッスン。
JOCを目前に控え本当はガンガントレーニングしたいところだけれど、今急に背が伸びている最中なのでまだそれは控え、1本1本を大事に登るクライミングを中心にレッスンを行っている。
今日はルートエリア中央にそびえているどっ被りの「ツナミ壁」にある12a~cを2コマで5本。
1本は今レッドポイントを目指してトライ中のルート。ツナミの右側から入り、橋渡しのルーフを渡ってツナミ中央に抜ける12cだ。結構厳しいこのルート、なかなかレッドポイントさせてもらえない
そのほかはすでにレッドポイントしている12a~cのリピート。
まだ持久力、パワーともに不安定かな~


サマーキャンプ2011 2日目②

2011-08-17 12:39:29 | クライミングレッスン報告
さて、クライミングタイム終了。
お昼を食べて、いざ川へ・・・という頃になってまたしても黒雲が広がり、スコールが。。。
2日続けて、ひどいなぁ。。。

ルリちゃんは初出場のフィギュアスケートの関東大会を控え、2時には引き上げて練習に行かねばならないし、ユキちゃんも今日からおばあちゃんの家に行く電車の時間の都合上、やはり2時ごろには帰らなくてはならない

無情にも雨は降り続け、雨が上がった時はちょうど2時だった。。。
ルリちゃん、ユキちゃんにさよならをして、残りのメンバーで川へ。

時間が足りなくて、ルリちゃんのお家が差し入れてくださったスイカは割る時間がなく、「リンゴ割り」()に変更。これはユイトが「今年はリンゴを割ってみましょう」とチームのメンバーにした提案がなぜか採用され、叩き潰される運命のリンゴが用意されてあったのだ。。。
うーん。。。と言う感じで終わったけれど、納得したかな?
いただいたスイカは持ちかえって切り分け、レッスンの時に配ったりしました。ごちそうさまでした


↓リンゴ割り。うーん。。。ビミョウ・・・


サマーキャンプ2011 2日目①

2011-08-15 12:24:59 | クライミングレッスン報告
8月7日(日)

一般参加メンバー:たけくん(小2)、ユキちゃん(小3)、ルリちゃん(小3)、タクミ(小6)
チームメンバー:コーヘイ(小6)、りんちゃん(中2)、ユイト(中2)


朝起きたら断水
昨夜親睦会の際凄い雷が鳴り、どうやら近くに落ちたようだが、その時に配水機関がやられたらしい
トイレも水が流れないので、近くの公衆トイレまでみんなで行ってみる。
どうにか

朝食の準備に取り掛かっていると、水が出始めた
日本の対応の早さはやはりスゴイ

さて、朝食のメニューはパン、サラダ、バナナ、そしてスプラングル・エッグ
スプラングル・エッグ作成の中心にコーヘイがいるので少々心配したが、結構おいしかったよ なかなかやるな~

今日のクライミングはレベルチェック。
これは事前に練習時間が設けられるいわゆる「ワークト」でテストすることにしている。
サマーキャンプではレベルチェック開始前の1時間くらいで自分がテストされるときに登るルートを決定する。

初参加のルリちゃんは昨日登れたピンク■(5.9位)にテストでチャレンジしようと練習開始。昨日1回登れたのに、今日は登れない かなりがっかりした様子だが、そこがなかなかアスリート魂を持っている彼女。フィギュアスケートで同じ練習を繰り返す忍耐力は醸成済みだ。何度も同じ課題にトライし、練習で1度成功
本番のレベルチェックでは、疲れてしまっているのではないか、という不安をよそに見事完登し8段階あるレベルの5段階目にあたる「ぱんだ」レベルをクリアした

さて、サマーキャンプ参加2回目のたけくんとユキちゃん。
たけくんは去年はウォールの半分より下のところで行き詰まってしまい、ずっと壁の中に泣きながらいたのだったが、今年は急成長 ウォールの右側も左側も、両方ともトップまで行くことができて第4段階の「ねこ」レベル合格

ユキちゃんは去年は「トップロープでてっぺん」まで行けて、4段階の「ねこ」だったのだが、今年はリードクライミングも上手に出来るようになり、普段のレッスンでは先日初級レベルを終了して中級に入ったばかりだ。
今回その成果を発揮し、7段階目の「さる」合格 一気に3段階もレベルを上げた。

同じく中級にはいったばかりのタクミ。6年生で体力もついてきていることもあって、今回はリードで10bを登り、トップロープで10b/cも完登 入会してまだ1年もたっておらずサマーキャンプも始めてだったが、一気に上達ぶりを披露してくれた。ただ、ムーブに集中するあまり、クリップを飛ばす傾向があって私から何度も注意を受ける。そのため今回のテストでは、登るグレード的には最終段階の「リードクライミングレベル」の条件を満たしていたが、技術面でのチェック項目「リードクライミングが安全にできた」がクリアできなかったため、7段階の「さる」までだった。


最後、ビレイなどを手伝ってくれたチームメンバーの本気トライ
次の週末「JOCジュニアオリンピック」というクライミングの全国大会に出場するので、ちょっとした緊張感の中でのトライは大切な練習だ。

りんちゃんは練習の時にトライしてテンションが入ってしまったルートのレッドポイント
安定した登りできっちり完登した
ユイトとコーヘイは「オール神奈川」の決勝ルートにオンサイトトライ 私もまさに「オール神奈川」の決勝で登ったルートだ。グレードは12c/dと聞いている。傾斜はその時よりもゆるくなっているため、グレードも11dとやさしくなっているようだったが、コンペルートなのでかなり悪い 2人ともかなり善戦したと思う。特にコーヘイはマスタースタイルでのトライだった。




サマーキャンプ2011 1日目②

2011-08-13 15:24:43 | クライミングレッスン報告
「え~ 川に入れないのぉー
みんなの悲鳴がコダマした。

がっかりしたのもつかの間。
「川に入れないなら、陸で」とばかり、かんちゃんが持ってきたハイテク水鉄砲で大はしゃぎ


そうこうするうち警報が解除され、下流のほうに限り川に入るのが許された
はしゃぎまくる男子。みんなに手荒く扱われ、かんちゃんのハイテク水鉄砲は初日にして故障と相成った
女子は黙々とダム造り。遠くから見ているとなかなか良いコンビネーションだ。


そのうちみんな参加し始め、今年もまた巨大なダムが出来あがった。

さて、そろそろ子どもたちの唇が紫色になってきたので、スイカ割りの時間とする。
今年は私は口出しは一切やめ、子どもたちに任せてみた。
割る役の人は目隠しをしてからものすごいスピードでぐるぐるまわされ、酔っ払いも顔負けの千鳥足
その様子がおかしくて、みんなおなかの皮がよじれるほど笑った


4時に終了し、宿舎へ戻る。
シャワーの後ミーティング。
今後の食事当番の役割分担を決め、いざ調理開始
みんなとても良く頑張りました
去年は遊んでばかりだったたけくんも、今年は「お仕事ご苦労様」と声をかけたくなるほど頑張った
野菜を切る係の小学3年の女の子コンビも怪しい手つきで大奮闘だった

部屋で待っていたママたちも「あれ、今年は早くて手際が良い」と大絶賛するくらい、
時間内に夕食のカレーとサラダが完成した
ただ一つ残念だったのは、鶏肉を冷蔵庫に入れ忘れて腐らせてしまったこと
コーヘイの機転で急遽サラダに添えるはずのツナ缶を投入。
「これはこれで結構おいしい」と好評だった。

食後の後片付けもだれもサボる人なくみんなで協力してさっさと終了。
予定通り、みんなが超楽しみにしていた花火大会に突入出来た。
それにしてもみんな気合いを入れて準備してきた膨大な花火の数々。。。
それらを目の前にして大人たちはちょっとめまいがするほどだったが、
あっという間に消えて行き、花火の競演も午後9時には終了した。

後片付けもチームの子たちが中心となってきちんと出来、初日だけで帰るかんちゃんをみんなで見送り。
そして消灯。10時ごろにはみんな眠りについた。。。はず。。。?

子どもたちがそれぞれの部屋に落ち着いたのを見届け、
大人たちは少し を酌み交わしながら親睦を深めました。


サマーキャンプ2011 1日目①

2011-08-12 17:47:43 | クライミングレッスン報告
8月6日(土)

一般参加メンバー:タクミ(小6)、ユキちゃん(小3)、ルリちゃん(小3)、たけくん(小2)、かんちゃん(小2)
チームメンバー:ユイト(中2)、りんちゃん(中2)、コーヘイ(小6)


朝9時に集合。ところが渋滞がひどく、車で参加の何人か遅刻。大変でしたね~、お父様お母様お疲れ様です

さて、午前中のクライミング。
小さい子どもたちはクライミング場の後ろにある低いボルダー壁をトラバースしてアップ。
その間にチームの子どもたちがマスタースタイルで壁にヌンチャク(クイックドローの俗称)をかけ、トップロープを張る。そう、インドアの営業ジムとは違って、ここは外岩みたいに自分でヌンチャクやトップロープをかけないといけないのだ。
去年はこの壁のリードが怖くて引っ込み思案だったりんちゃんも、今年は張り切ってヌンチャクがけ隊に立候補決定じゃんけんに真剣勝負で臨んでいた

さて、準備も整いいざ練習。今年はやる気満々の精鋭ぞろい
みんな我先に並ぶ。
初級を卒業したばかりのタクミとユキちゃんは始めの1本目からリードでチャレンジ 難なくトップまでクリアし、今度は熱心に明日のテストで登るルートの練習にいそしんでいた
タクミは同じ学年のコーヘイにビレイしてもらうことに。タクミも早くリードのビレイを覚えて、お互いに組んで登れるようになろうね
この壁が初めてのルリちゃん。パンプのレッスン時はちょっと高いところが苦手で怖がることがあるので、ここはどうかな~?と思っていたが、スルスルとトップまで登り、みんなびっくり
かんちゃんとたけくん(2人はライバル同士なのだ)も、今年のサマーキャンプで3回目(1回は昨年のキッズコンペのときに登っている)のチャレンジとなる
高さとの格闘が常のたけくん。1回目は途中でリタイヤ
一方度胸の良いかんちゃんはいつの間にかスルスルとトップへ
それを見てたけくんも奮起し、見事トップクリア
良いライバルは大事だね
みんなのビレイはご両親やチームの子どもたちが手伝ってくれました


午前中でクライミングは終了。
…と同時に黒雲が。。。あっと言う間にザーッと凄い雨
食堂に逃げ込み、昼食を取りながら雨がやむのを待つ。
どうにか雨もやんできたので、水着に着かえて川へ。
ところが大雨洪水警報が出ていて川には入れず
みんなとても楽しみにしていた川遊びの時間なのにな~
さーて、どーする