ケンミジンコのうた

平和な日々の暮らしを綴った日記です

意味付け

2022-02-08 09:30:25 | 雑感
一連の出来事を一つの視点からまとめて語ろうとするとき、
幾通りものパターンが可能だ。
この記事を書くときもそうだし、
最近受けた就職面接で、「志望動機」を語るときもそう思った。

うまくいったように語ることもできるし、悲劇的な味付けをして語ることもできる。
どういうトーンでまとめるかは、いつも迷うところだ。

どのようにまとめるかは、その人の性格傾向も大きくかかわってくると思う。
似たような出来事を経験しても、明るい話として受け止める人もいるだろうし、深刻に受け止める人もいるだろう。
また、自分をどのように演出したいかによって、語る内容を変えることもできる。

私は、何らかの出来事に遭遇したとき、自然な感情が沸いてくるより先に、「はて、この出来事は、どのように受け止めたらいいのだろう?」と考えてしまうことがよくある。
どういう風に受け止めて、どういう意味付けで消化したら、自分の人生が豊かになるんだろうと考える。そして、色々な意味付けをして、一つにまとめられなくなることがある。自分にとってどういう出来事だったのか、わからなくなってしまうのだ。

そう考えると、「過去を書き換える」という作業は、それほど難しいことではないのかもしれない。
(注:経歴を詐称するということではありません!)
嫌なことがあっても、その経験から得られたことに注目したり、そもそもその嫌なことに重きを置きすぎたりしなければ、辛い過去も、その後の人生に活きたとまとめることができるように思う。

私はどちらかというと、過去については、ネガティブな経験ばかり思い出す傾向があるけれど、楽しかったことを拾い出して連ねることもできそうな気がしている。過去を明るいトーンに書き換えれば、これからの人生も変わってくるような気がしている。

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共生

2022-02-06 08:20:19 | 雑感
我が家の庭にはもう何年も前からキジバトが遊びに来るようになっている。
今朝は久々に庭の掃除をしようと思い、熊手を持って外に出た。

キジバトは寒さのせいか体をぼんぼりのように丸く膨らませて、シマネトリコの枝に止まっている。ハトの中でも警戒心が強いと言われるキジバトだが、長年の信頼関係の賜物か、私が庭を歩き回っても逃げようとしない。

シマネトリコに近付き、そっと下から見上げると、キジバトはくちばしでのんびり羽繕いをしていた!

そのとき私の脳裏に、パンタナールの湿原でのんびり草を食むカピバラと、そばに佇むキカタインコの姿が思い浮かんだ。種の異なる動物が共生している光景である。

キジバトと私、お互い無害な存在であることが分かっていて、場を共にしているんだ…。心がほっこりしたひとときだった。


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恋の終わり

2022-01-31 09:20:54 | 片思い
このことは書かずにそのままにしておこうという考えもあったのだが
書かずに知らんぷりしているのも居心地が悪いので
きちんと書き記し、区切りをつけようと思った。

私は昨年の秋頃から、お世話になっている婦人科のお医者さんがとても気になってしまい、
洋服を買ったり、素敵な美容院で髪を切ってもらったりして、
自分の容姿を少しでもよくしようと努力をしていた。

年末にまた診察があったのだが、
このときの私は、努力のほぼ頂点に達していて、
今まで生きてきた中で、いちばん綺麗(*あくまで個人比)だったと思う。

先生に少しでも気にかけてもらいたいという一心だった。
でも、結果からして、本当に自分でもびっくりするほど、
先生は私に無関心だった(当たり前だけど)。
先生はお気に入りの看護師さんとのおしゃべりに夢中で、
私の扱いがとても雑だったのだ。

私は、もう、ここ数か月、全身全霊と言っていいほどの、努力をしていた。
でも、その努力が、全く通じないという現実に、衝撃を受けた。
(客観的に見れば当たり前なんだけれど・・・)
努力が、これほど実を結ばない現実というのがあるのだと、身をもって知った。
私と先生の生きる世界が、全く交差しないことに、打ちのめされた。

私はしばらく傷ついていたけれど、
あまりの希望のなさに割とすぐに回復し、
焼き芋やらお餅やらを好きなだけ食べていたら
体重があっという間に元に戻った。

そして、お洒落をしようという原動力が全くなくなり、
私は元の枯れたおばさんに戻った。

今から思えば、あのヒート期間はなんだったんだろうと思う。

少し時間が経った今、思うことは、
恋の力ってすごいなあということと、
10代でもなく、20代でもなく、アラフィフになって、
「今が一番綺麗」と思えたのは、幸せだったということだ。
今はあまり意欲が沸かなくなってしまったが、
今後も「今が一番綺麗」と思える時期を更新できたらいいなと思う。

そして、気持ちが収まるにつれて、夫を愛する気持ちも無事に戻ってきた。
今は夫が愛しい。
夫を愛して、穏やかに日々を過ごしたいと思う。


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格の違い

2021-12-10 08:08:23 | 雑感
私には昔、学内でも評判になるほどの美人のお友達がいたのだが、
最近、その子のことでよく思い出すことがある。

そのお友達とは、卒業後、同じ会社にしばらく勤めていたのだが、
その会社に、少し年上の、イケメンの先輩(Aさん)がいた。
Aさんは仕事もできるし、後輩にも優しいし、素敵な人だな~と
私はほのかな憧れを抱いた。

そして、美人のお友達に、「Aさんって、素敵だよね・・・」とドキドキしながら打ち明けたところ、
お友達はあっさりと、「この前お茶したけど、彼女いるって言ってたよ」
と言ってのけた。

「お、お茶?!」
「うん、私から声かけたんだけど。彼女がいるから付き合えないって言われた。」

なんという手の早さ・・・。
私がほのかな憧れを心の中で大切に育んでいる間に、友達はさっさとAさんを誘っていた。
そして、「二人きりでお茶をする」という、私にとっては夢のような時間を簡単に実現していたのだ。

素敵なAさんをお茶に誘うなんて、私には怖くてできない。
美人の友達は、断られないことを知っているから、簡単に声がかけられるのだ。
私は美人とそうでない者の格の違いを、このとき、身をもって思い知ったのであった。
(ちなみに私は、自分からストレートにAさんを誘いに行く友達が結構好きだ)

好きになった人に簡単に接近でき、かかわりを持つことができるという点で、
私は美人が本当にうらやましく思う。

ただ、その一方で、負け惜しみにしか聞こえないかもしれないが、
多くの人と関係を持つことで、目に見えない何かを、失うこともあるように思う。
例えば、初々しさ、純真さといった美点は、間違いなく失われるだろう。
それは、誰にとっても等しく、一度限りのものだからだ。

まあ、私は私で、分をわきまえて生きるしかない。
しかし、アラフィフにもなってこんなことを考えている自分って一体。。


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イケメンの美容師さん

2021-12-06 17:39:15 | 雑感
このところ遂行している「パッと見美人を目指せ」計画にのっとり
今日はお洒落な街の美容室に出かけてきました。

いつも髪形がカッコいい友人に美容室を教えてもらって
予約をとっておいたのです。

美容師さんはイケメンと聞いていたので覚悟していたのですが
予想以上のイケメンで、ものすごく緊張しました。

イケメンの美容師さんに椅子を引いてもらい
髪を触ってもらい
色々とアドバイスをしてもらい
心臓がバクバクでした。
私はイケメンに弱いのです。

何よりポイントが高かったのは
私の名前をきちんと記憶してくださって
会話中に「ミジンコさん」と何度も呼んでくださったことでした。
初対面なのに、「ミカヅキモさん」とか「ボルボックスさん」などと
名前を間違えることはありませんでした。
私は、嬉し恥ずかしで溶けてぐにゃぐにゃになってしまいそうでした。

さすが、接客のプロは違う。
売れっ子なのも納得!!

仕上がりもさすがで、カッコよくしてもらいました。

服も鞄も靴もアクセサリーも一新して(ちなみに育毛剤も仕込んで)
仕上げに髪形もカッコよく整えてもらったので、
私の「パッと見美人を目指せ」計画も、これでとりあえず完成かな。

あとは素材の問題なので、これ以上は無理だと思うし、
そもそも、私は美しさで勝負できる人間ではないので
高望みはせず、これくらい、ほどほどにしておこうと思っています。
投資は自分の強みに集中させないと。

イケメンに丁寧に仕事してもらった嬉しさで私はのぼせ上ってしまい、
帰り道で迷ってしまいました。
行きは迷わなかったのに・・・。

そして、お医者さんにしても美容師さんにしても、
私がすぐにのぼせ上ってしまう原因は、
パーソナルスペースに接近されたからだと気が付きました。

イケメン + パーソナルスペースに侵入

これに私はめっぽう弱い!
気を付けよう。

いや~しかし、美人のインパクトも相当なものだが
イケメンの持つ破壊力も半端ないな。
美形という点では、美人とイケメンの出現率は同じだと思うので
世の中には美人と同じくらい、イケメンが存在していることになる!!

生きるのが楽しみになってきた。


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