昨日妻の実家の墓参りに行ってきた。
私は季節を問わず、またどんな遠隔地でも新幹線などを
利用するよりも自分の車で目的地まで行くことを常と
していたが、妻の腰や腎臓の病気の状態が悪化し始めた
頃からは電車の方が短時間で行けるからという妻の意見を
尊重し、富山、新潟や神戸なども新幹線を利用している。
私にとってはゆっくり寛げる新幹線の座席よりは自分の
車の運転席の方が心身ともに何十倍もリラックスできるのだが・・・。
妻の実家は新潟県の市町村合併により今は上越市となったが
旧、新井市(現在は妙高市)に隣接する板倉町という標高
600メートルぐらいに位置する場所で築百何十年という家も
子供たちの独立等により住む人がいなくなり7、8年前に
取り壊され広い庭の隅に墓があるだけとなっている。
降車駅は「上越妙高駅」・・・北陸新幹線で大宮駅から
1時間半弱で到着し、そこから車で10~15分程度だろうか。
墓参りの準備一式を整えた妻の弟夫婦が駅まで迎えに来てくれ、
四人で一路墓へ向かう。
降り立った駅は勿論、墓のある場所が標高600メートルとは言え、
さすがに空気は熱かったが吹き渡る風は爽やかで心地よく
初夏を思わせる緑のにおいがするようだった。
久しぶりに新鮮さを感じる空気はすぐ近くで鳴くウグイスの
声やセミの声と共に体の奥まで沁みとおるようだった。
墓参りの後は地元の落ち着いたそば処で美味しい蕎麦を食べながら
歓談・・・日頃から電話やメール、手紙などで頻繁に交流を
しているがやはり直接話せるのが嬉しい。
蕎麦屋さんを出ると妻の弟夫婦が住む場所に近い、かの有名な
「高田公園」を訪れた。
桜や夜桜でも有名な新潟県の観光スポット「高田公園」は「蓮祭り」
の真っ最中。
こんな多くの蓮があるのだろうか・・・と目を疑うほどの光景・・・
蓮の花も大きく、幾つもの大きな池(?)が繋がり広がった先には
数えきれない蓮の花・・・本当に見事だった。
その後、義弟の家によりしばし休息後、義弟たちの是非一泊を・・・と
いう強い勧めを感謝しながら予定どおり日帰りで帰宅。
あっという間の一日だったがあの山の空気を吸い込んだことで
リフレッシュもできたし更なる気力の充実をも意識できるように
なったのでこの漲る意欲をいろんな面で充分に活かしたいと思う。