今朝、7時ごろには雨は上がり、雲がたなびく中に青空が少しずつ
見えていたがこの時間は雲もまばらで薄く柔らかい白色となり、
青空の範囲も徐々に拡がり、青と白とのはっきりとしたコントラストが
私たちみんなに何か勇気や希望を与えてくれるように見える。
希望を持つ、或いは何事も最後まで諦めないということはどの人にも
どんな立場でも大きな力になるものだと思う。
それをあらためて感じたのは昨夜の3時間40分にも及ぶ生放送で
伝えられた『M-1グランプリ』
いろんな動機からお笑いの世界を目指し、苦節何年、何十年・・・と
はかり知れない苦労や苦しみを味わってきた人たちがその頂点を目指す
戦いは5000人以上もの人たちが参加し、その1回戦は8月から
行われているという。
彼らがお笑いの世界で生きようとするのにはそれぞれ違った動機や
目的があるのだと思うが、テレビやラジオなどに出演できたり、
脚光を浴びたり、そして安定した収入を得ることができるのはほんの
一握りの人たちだと考えられる。
有名になりたいという気持ちや将来お金を得たい・・・という人の他に
純粋に古典芸能のようなお笑い(漫才)そのものに大きな魅力を感じ、
その世界に飛び込んだ人もいることだろう。
学校を卒業と同時にその世界に飛び込んだ人、他の職業から紆余曲折を
経て、もがきながら目標に向かっている人・・・漫才の世界も現実は厳しく
希望がなければ気持ちも滅入ってしまうかもしれない。
昨日の興奮や小さな喜びがかれら全員に今後の勇気と希望を与えて
くれることを信じたい。
決勝に残ることはおろか1回戦で敗退した人たちにも参加し、自分たちを表現できたことが今後の希望や、継続する勇気の源となってほしいものだと思う。