朝刊を開き、いつもはさ~っと目を通す埼玉版だが今朝は何ヵ所にも目がとまり、
じっくりと見た。
スポーツでは「埼玉西武ライオンズ」の今井達也投手の今年の反省と来年に
けての強い意志を持った目標への取り組みの様子。
今井投手と言えば高校野球、プロ野球ファンには幾つもの衝撃的な情景が
浮かんでくるだろう。
高校三年時(作新学院)の甲子園大会の優勝に至るまでの経緯、そして
その後のU18アジア野球選手権大会では台湾との決勝戦で優勝に貢献する
見事なピッチング。
そしてその後、西武ライオンから1位指名でプロとしてスタート。
調子に乗ったわけではないと思うが、未成年での喫煙が発覚し、
対外試合出場停止処分を受けたり・・処分解除後に見事なピッチングで
松坂以来の初先発、初勝利・・・
そして今年は令和初の完封勝利など・・・
まだ21歳の若者・・彼の素質を充分発揮できるようこのまま順調に
謙虚に努力し、実績を作ってほしいと思う。
「私のものがたり」の紙面は同じ埼玉(浦和)出身の芸能リポーター
梨本勝さんと東海林のり子さんの現場についてのエピソード。
人知れず苦労と努力をされた二人の様子が目に浮かぶようだ。
梨本さんが亡くなられてから9年(?)、85歳の東海林さんは今も
お元気なのだろうか。
それから『秩父夜祭大祭』の記事・・・。
秩父の夜祭というと私にも小さな思い出がある。
それはもう何十年も前、弟と共同で小さな工事関係の会社を
やっていた頃の12月3日のこと・・・
山梨での仕事を終え、甲府方面から帰る途中でのこと。
その日は秩父の夜祭の情報など頭になかったので秩父周辺での大渋滞と
車両通行止めに遇い、「あ、そうだった・・・」とようやく気付く始末。
広範囲の規制のため迂回し続けたが、トラッククレーンでは狭い道路も
通れず抜け出すのにかなりの時間がかかったという間抜けな話。
同乗していた都内在住の職人さんにも申し訳なく思い、抜け道探しに
四苦八苦したような思い出の12月3日である。
毎年この時季、山車の写真や夜祭のニュースや動画を見るたびに
今となっては懐かしいあの珍騒動を思い出す。
更に埼玉版の紙面には県内の土地の評価は会議で決まるという記事。
固定資産税を算出する根拠となる評価が会議で決まるとは?・・・
その不思議とも思える実態は今後も連載で報告されるようだ。
シンガーソングライターの吉澤嘉代子さんの読書の日々「大切な時間」
という読書を薦める特設コーナーが川口中央図書館に登場したという記事。
少女時代から図書館に親しんできたことが現在の吉澤さんの支えに
なっているという言葉や『皆が何か熱中している心地よい静けさの中で、
本を読む時間は自分と対峙する大切な時間』という言葉が私の心に
『ぐわ~~ん』と梵鐘のように響いた。
これらの記事に私自身もっともっと郷土愛を持たなければ・・・と、
思ったのである。