かなり前に『断捨離礼賛』『断捨離推奨』に物申す・・・というような
投稿をしたが、私は勿論断捨離を全否定はしていないつもりである。
断捨離を推奨する人たちをミニマリストと呼び、彼ら彼女らは
断捨離のメリットを強くアピールしているようだが・・・。
断捨離という言葉を広めたやましたひでこ(山下英子)さんや
「ときめき」という言葉と共に「こんまり」さんで有名になった
かたづけコンサルタントの近藤麻理恵さんも断捨離にはメリット、
デメリットがあることは語っており、やましたひでこさんは断捨離と
ミニマリストとははっきり区別しているという。
私が断捨離に異議を唱えたいのはミニマリストの中には断捨離が
「できる人」「できない人」などとあたかも「能力」の有無を語っている
かのような発言をする人がいることについてなのだが・・・
過日のブログにも書いたと記憶しているが、断捨離にメリットが
あるということは認めるとしてもあくまで個人の考えで『する』或いは
『しない』を決めるものだと考える。(決して能力の問題ではないと思う)
私は物の少ない時代に育ったので物を捨てることに「もったいない」
という意識を持っているためどんなものでも安易に捨てることができない。
「もったいない」といいう固定観念に囚われてしまった心を開放し、
物への執着心をなくす・・・というとかっこいいいいように聞こえるし、
物がない生活の快適さを話すミニマリストもいる。
物がない生活を良いと考えるのも物があることで便利さや充足感を
持つことも人それぞれの生活スタイルと考えであって、時には判断に
アドバイスを受けることは必要かもしれないが断捨離すべき・・・や
何故断捨離ができない人・・・などと言われる必要はないはずである。
ただ、物を無造作に集めたり、整理整頓ができないのは問題あり・・
だと私も思う。
「もったいない」や「いずれ何かに活用」を考え、あまりものを捨てない
私は何でも捨てたがる妻とは対照的・・・
妻もきれい好きではあり、人並みに整理や片づけは充分できていると
思うが、整理整頓術が得意な私にはまだまだ及ばない。
私の部屋のクローゼットの上部や自分で作成した棚にはいろんな
大きさの箱が寄せ木細工のように並んでいる。
ベッドの下もしかり・・・私のベッドは「空中ベッド」呼ばれ、加工、
改良したベッドの下には工具類をはじめ、他人にとっては無用の
長物であっても私にはいろんな宝物(?)が整然と並んでいるのである。
あれこれ、すべて何がどこのどの箱に‥或いはどの場所に・・・と
ある程度分類もしながらいざという時のためにすべて頭の中にいれてあり、
『家庭内便利屋』を自称する私は日々の小さな改善の為にも道具類や
書籍、はもとより衣料品も含め有効活用を目指しているつもりなのだ。
従い、物を捨てる・・・などということは大罪に等しいと考えているので
断捨離礼賛派、断捨離推奨派の人たちとは反りが合わないかもしれないが
あまり意固地にならず、断捨離のメリットは素直に認め、今後のことも
考えながら気持ちの上でも行動の面からも今後のことも考えあわせ、
できる範囲内で取捨選択を見極め、やってみようかなとも思う。