今朝、リビングから外を見ると庭の芝生に枯れ葉が散乱していた。
空は今日も曇っているがその向こう側にぼんやりと太陽の影が
見えるような気がする。
テレビを見ている時、一瞬私の視界にテラスに降り立って動き回る
小鳥たちが見えた。
あっ、今朝はどんな鳥だろう?・・・と目を遣るとそれは数枚の枯れ葉
だった。
レースのカーテン越しだったので枯れ葉が風に舞う姿がかわいい
小鳥の姿に見えたのだ。
昨日は例の『爺さんカルテット』の集まりで、自宅に戻ったのが20時。
一人を家まで送り届け、車のドアを開けた時も帰途の木々の揺れからも
感じていたあの強い風が我が家にも枯れ葉をもたらしたのかと納得。
鮮やかな紅葉ではないがそれなりに色の変化を見せながら少なくは
なったとはいえ前日まではまだかなり残っていた庭の木蓮の葉っぱが
昨日からの風で12枚になってしまった。
庭のところどころに赤い花びらが落ちている。
マンションの生け垣はヒイラギとサザンカの組み合わせでできており、
舞い込んだサザンカの花びらと隣家のバラの花びらが枯れた芝や
枯れ葉の中でその赤やピンクを主張し、自分たちの存在を曇り空に
訴えているようだった。
自然の偉大さや不思議・・・ごく小さなものでも私たちの言動になぞらえ、
擬人化し、見たり考えたりすると葉っぱや花びら一つ、風の動きにも
感覚、感情、などが大きく広がってくるようで私の楽しい時間でもある。