昨日の大きな見出しに高校生棋士藤井聡太棋聖の最年少での
二冠獲得という爽やかなものと秋本議員の証人買収による逮捕と
いう醜いものがあった。
常に謙虚で奢ることなく、控え目に静かな口調で淡々と語る藤井聡太の
姿勢が誰からも好感を持たれる一方、私利私欲に固まった秋本司の
見え透いた嘘で買収への関わりを否定する卑怯な態度は議員としては
勿論、人として許されるものではないと思う。
特捜部は誰にもどこにも忖度などすることなく、正義を貫いてほしい。
一体何の為の・・そして誰のための国会議員なのか・・・
彼のことを決して賢い人間だとはもとより思わないが、動物の中では
最も賢いとされている人間としてはあるまじき行為を平然とやる・・・という
神経はいつ、どこで芽生えたのだろう。
人としての賢さの微塵もない。
蟻やミツバチ、のような小さな昆虫でさえ集団生活を乱すことなく、
我が身を犠牲にしてもコミュニティを守ろうとしているのだ。
蟻やミツバチの生態、行動を見ると人間が学ぶべきものもたくさんある。
あの強敵、スズメバチに襲撃されると単独では一瞬にして噛み殺されて
しまうが、集団ではあの小さい羽を有効に使い、大きな羽音で威嚇したり、
それでも襲ってくるスズメバチに対しては集団で取り囲みあの羽の震動で
熱を発し、中に閉じ込めたスズメバチをその熱によって殺す・・・という
日本ミツバチや集団で大きなスズメバチの腹部にしがみつき圧迫死
させる西洋ミツバチなど・・・
例としては適当な表現ではないかもしれないがミツバチや蟻に
学ぶところも多いと思う。
最初に立ち向かう勇士はひとたまりもなくスズメバチに噛み殺されることは
わかっていても集団の為には果敢に向かって行く・・・というこの姿勢は
秋本議員だけではなく、現政権に最も欠けているものではないだろうか。
このコロナ禍の中でも議員たちは自分にとって損か得か・・・の考えや
立場を利用した私利私欲への強い思いと意味のない保身に汲々と
しているのではないか・・・
のうのうと休んでなどいられないはずだ。
いち早く臨時国会を開き、今こそ周知を集め取り組むべきであろう。