毎年夏休み期間中に市内の小、中学校で行われている多くの
体験教室の一つに「絵手紙」もあり、妻はボランティアで生徒たちに
教えていたが今年は新型コロナの問題で中止となった。
毎年いくつかの学校で生徒たちと交流し、生徒たちのいろんな表情を
見ることは妻にとって新鮮でもあり、生徒たちが簡単な絵と共に
短い文章で気持ちを伝えることに関心を持ってくれることが嬉しく、
双方に大きな感動を呼ぶこともあるという。
生徒たちと限られた時間内での絵手紙教室では一人二枚のはがきを
使い、一枚にはボランティアの絵手紙仲間と一緒に持参したナス、
キュウリ、トマト、オクラ、カブ、ピーマンなどの野菜の絵をハガキから
はみ出すほど大きく描いてもらい、もう一枚には自分(生徒)の名前の
一字(例えば千恵子なら“恵”など)を大きく書いてもらうのだという。
そしてそれぞれの名前の由来がわかればそのことに触れた文章で
親への感謝の意をその文字に添えて書き、由来を知らない場合は
想像で書いて、帰宅後に自分の名前の由来を聞き、それをきっかけに
少しでも多く話し合う時間を持ってほしいと・・・。
これは妻が教えている公民館などの絵手紙教室でもやったことが
あるようで、『自分のものだけど自分より他人がよく使う自分の名前』に
込められた親の思いなどに考えをよせるという発見もできて自分自身の
名前を新鮮な感覚で見ることができると好評だったそうだ。
少し短い夏休みも終わり既に学校は始まっているが、日曜日の朝、
ゆっくり休みたいのだろうか子供たちの声はまだ聞こえてこない。
外出を控えた家庭内では是非家族間の会話を多くしてお互いの
意外な面も知り合うようなゆったりとした時間も作ってほしいと思う。
少し涼しく感じる日曜日の朝、空も次第に明るくなり日差しと共に
青空も少しずつ広がってきて今日も暑くなりそうな様相を呈してきた。
熱中症やコロナ感染で搬送される人がないことを願う。