写真を語ろう from niigata

写真展や撮影会など、写真やカメラについて

新発田の長谷川写真館のこと

2007-01-28 22:18:52 | その他
 妻の祖母が90歳でなくなった。葬儀のあと、故人のタンスから大切に保管されていた写真が見つかり、それをみながら、祖母を偲んで昔話で盛り上がった。戦争で亡くなった祖父との結婚時に撮られた記念写真には、新発田・長谷川写真館と右から印刷されている。祖母は昭和15年に新発田に嫁いできている。そして、その息子の義父の結婚写真も長谷川写真館で撮影されている。そして、その娘、つまり私の妻の生後100日も同じ写真館のものである。分かっていれば、自分たちの結婚写真も、そこで撮って親子三代としたのだが、時すでに遅しだ。もっとも、我が家の次男の七五三の時は、長谷川写真館で撮ってもらった。今時の全国チェーンのこども写真館とは、違いシンプルな(飾り気のない)スタジオで初老の店主とその奥さんが丁寧に撮影してくれたことを覚えている。
 懐かしく思い、清水園近くの長谷川写真館を、散歩ついでに眺めに行ったら、店が無くなっている。どこかに移転したのだろうか。それとも廃業してしまったのだろうか・・・・
だれか、ご存じの方がいたら、教えていただきたい。
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湯沢へ行って

2007-01-23 22:21:48 | その他
 久しぶりに南魚沼の湯沢町に行った。湯沢といえば、苗場スキー場を初めてするウインタースポーツと川端康成も滞在した温泉街が有名な観光の町だ。夏は、アルプの里の高山植物、百名山でもある苗場山などすばらしい山も多い。
 数年前、この町を訪れたとき、白籏史郎世界山岳写真美術館を見たことを記憶していた。今回も久しぶりに行こうと思い、温泉街を探してみたが、それらしい建物がない。
観光案内所で聞いたところ、かなり前に閉館し、建物もなくなったとのこと。新潟県内では、一人の写真家の作品を展示する唯一の常設館であったが、あっけなく閉館となってしまった。観光客には、あまり魅力的ではなかったのだろうか・・・。
 北海道美瑛町にある前田真三の拓真館、山形県酒田市の土門拳記念館がにぎわっていることを思うとちょっと残念だった。
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写真美術館Ⅱ

2007-01-16 22:04:34 | 写真展
 東京都写真美術館の2階展示室で開催されている「球体写真二元論 細江英公の世界」は、インパクトがとても強い。60年代というから40年ほど前に撮られたモノクロ写真に、心が引きつけられた。こういう写真はとかく評論家がもっともらしく解説するが・・・。撮影意図や時代背景などわからなくても、写真そのものが見る者の感性を刺激する。
 今月号のPhatPHotoにも、細江英公氏の特集が、組まれていたので、参考にされたい。
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写真美術館

2007-01-14 21:01:03 | 写真展
 東京の恵比寿ガーデンプレイスにある東京都写真美術館は、今まで行った事のある中で、規模、質とも、最も充実した写真の展示施設だ。外壁に描かれたキャパのオマハビーチや植田正治の写真が、いかにも写真美術館という感じだ。この美術館は、地下1階と2階、3階が展示室で、一階は、ミュ-ジアムショップと映画館になっている。ちょっと寄って、写真鑑賞というには、内容が豊富過ぎ、できたら半日くらい時間がほしい。
 今、地下1階展示室では、「地球の旅人 新たなネイチャーフォトの挑戦」が開催されている。菊池哲男、前川貴行、林明輝の3名の作品だ。この展示室に足を踏み入れて、そのすばらしさに、圧倒された。まず、作品の量と大きさが凄い。そして、さすがは写真専門の美術館と思わせる照明や雰囲気。美しい写真が浮き上がって、光り輝いて見える。これが、プロの仕事か。
 さらに2階ロビーには「自然を見つめたフォトコンテスト2007」の入賞作品が、展示されていた。こちらも、全国から集まったすばらしい写真が並ぶ。日本には、こんな大勢、ネイチャーフォトを撮るひとがいるのかと思った。ただ、自分の少ない経験からして、アフリカやアラスカの野生動物の写真は、意外に撮りやすいのではないか。お金さえあれば。増えてきたとはいえ、日本の野生動物の写真のほうが、意外と難しいと思う。
何はともあれ大満足の鑑賞だった。
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三人展”Side By Side"

2007-01-08 21:14:45 | 写真展
毎回写真展のことばかりで、恐縮だが、北陸ガス・ガスホール3階ギャラリーで行われているGroup-EY2の三人展を見てきたので報告したい。作品は、自然風景やネーチャーではなく、ポートレートでもなく、スナップでもなく、こういった分野には分類できない。あえていえば、アート?そのもの。テーブルの上のコップ、広角でとらえモノクロでプリントした新潟の街並み、彼岸花を何枚もプリントして展示したものなどなど。写真の大きさも展示の方法もバラバラだが、別に違和感はない。こうした感性にうったえる作品はきらいでないが、いまひとつ何を表現したいのか、わからないので困る。たぶん、作品を発表した写真家だと思うがせまいホールの中央で話し込んでいて、ちょっと鑑賞のじゃまになった。
 ところで、新潟市内には、写真専門のギャラリーがなく、あちこちのギャラリー、たとえば東北電力グリーンプラザや市美術館市民ギャラリーなどで写真展が開かれることが多い。ただ、開催情報が少なく、見逃すことも多い。なんとかならないものだろうか
コメント (1)
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