新潟市のNEXT21の1階で、角田新八氏の写真展「激震から2年 苦悩の痕跡」が開催されている。中越大震災の激震地のその後を撮った写真が展示されている。傾いたり、つぶれてしまった民家、亀裂の入った道路、崩壊した山の斜面、つぶれた自動車といった写真が並ぶ。新聞などマスコミで繰り返し報道された光景だけに新鮮さはない。ドキュメンタリーとしては、人の表情が写されていないので、インパクトが小さい。ただ、震災直後より1年以上経過した時期の方が、なまなましく感じるのは、豪雪によって、被害が拡大したせいだろうか。崩れ落ちた民家の屋根に朝顔が見事な花をつけた光景には、時間の流れを感じさせられた。いい写真だ。
旧山古志村というと棚田や牛の角突きで、アマチュアカメラマンのメッカだった。数年前の県展賞も、早朝の山古志で棚田を撮ったものだと記憶している。ほかにも、いろいろな写真コンテストで山古志の棚田や山村風景を撮った作品が上位に入賞している。また、山古志をテーマにした写真集も数多い。元通りの美しい山村に、果たして戻ることができるのだろうか・・・
photoは、震災直後の狛犬(長岡市悠久町)
旧山古志村というと棚田や牛の角突きで、アマチュアカメラマンのメッカだった。数年前の県展賞も、早朝の山古志で棚田を撮ったものだと記憶している。ほかにも、いろいろな写真コンテストで山古志の棚田や山村風景を撮った作品が上位に入賞している。また、山古志をテーマにした写真集も数多い。元通りの美しい山村に、果たして戻ることができるのだろうか・・・
photoは、震災直後の狛犬(長岡市悠久町)