MC68000 Maniacs!
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Macintoshエミュレータ「BasiliskII」の PSP版である「BasiliskII for PSP」を試してみました。キーボードやマウスがないハードウェアに対し,パソコンのエミュレータを導入するのは なかなか無謀なような気がしますが,自作系プログラムの面白さは「意外性」と「インパクト」だと思うので,個人的には「あり」です。

動作させるためには,MacintoshのROM とOS導入済みのハードディスクイメージファイル(hfvファイル)が必要になります。hfvファイルは「BasiliskII for PSP」では作成する事ができませんので,PC側で作成した hfvファイルを PSPに持ち込みます。PC用「BasiliskII」の環境あれば楽ですが,無い場合は導入が難しいと思います。ROMについても同様で,実機からの吸出したファイルを PSPに持ち込む必要があります。

自分の場合,PC用「BasiliskII」で使用していたモノを そのまま持ち込みました。

導入に関しては,「BasiliskII for PSP」の必要ファイルをメモリースティックの PSP/GAMEフォルダにコピーするだけです。前述の ROMファイルと hfvファイルも忘れずにコピーします。その後,PSPの XMBから「BasiliskII」を実行する事で メニュー画面が起動します。メニュー画面の「Setting」にて,ROMファイルの場所,hfvファイルの場所を指定し,メニュー画面で「○ボタン」を押せばエミュレーションが開始され,hfvファイル上の「MacOS」が起動されます。

キーボード操作はソフトウェアキーボードにて対応。
マウス操作はアナログパッドで行います。

気を付けたいのは 起動時のメモリ容量の設定値。あまり大きな値は設定できないので,MacOSの起動時に大量にシステムファイルを組み込んでいるような場合は,正常に起動しない事があります。こういった場合は,PSP側でメモリの割り当てを増やすのではなく,一旦 PC側の「BasiliskII」で組み込むシステムファイルを削減した後,再度,PSP側へ hfvファイルをコピーし直すべきだと思います。自分は,KT7.5.5の環境を メモリ16MB設定で動かしています。PSP側の CPU設定は 266MHzとしていますが,極めて重い・・・という事はなく,意外にも普通に動きました。とはいえ,快適にゲームができる環境だ・・・という訳ではありませんので,誤解なきよう。


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