Macintoshエミュレータ「BasiliskII」の PSP版である「BasiliskII for PSP」を試してみました。キーボードやマウスがないハードウェアに対し,パソコンのエミュレータを導入するのは なかなか無謀なような気がしますが,自作系プログラムの面白さは「意外性」と「インパクト」だと思うので,個人的には「あり」です。
動作させるためには,MacintoshのROM とOS導入済みのハードディスクイメージファイル(hfvファイル)が必要になります。hfvファイルは「BasiliskII for PSP」では作成する事ができませんので,PC側で作成した hfvファイルを PSPに持ち込みます。PC用「BasiliskII」の環境あれば楽ですが,無い場合は導入が難しいと思います。ROMについても同様で,実機からの吸出したファイルを PSPに持ち込む必要があります。
自分の場合,PC用「BasiliskII」で使用していたモノを そのまま持ち込みました。
導入に関しては,「BasiliskII for PSP」の必要ファイルをメモリースティックの PSP/GAMEフォルダにコピーするだけです。前述の ROMファイルと hfvファイルも忘れずにコピーします。その後,PSPの XMBから「BasiliskII」を実行する事で メニュー画面が起動します。メニュー画面の「Setting」にて,ROMファイルの場所,hfvファイルの場所を指定し,メニュー画面で「○ボタン」を押せばエミュレーションが開始され,hfvファイル上の「MacOS」が起動されます。