MC68000 Maniacs!
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先日の「S.S.T.BAND LIVE HISTORY」繋がり・・・という訳ではありませんが,今回は「S.S.T.BAND」のデビューアルバムである「GALAXY FORCE」をチョイスしてみました。このアルバムは,国本佳宏氏のプロデュースにより「S.S.T.BAND」自体がまだバンドとして本格的に活動を始める前に製作されたものであり,5曲収録されているアレンジバージョンは,すべて「打ち込み」によってレコーディングされています。(並木晃一氏のギターだけがあとから重ね録りされているとのこと)発売は1988年。すでに20年以上も前のアルバムなんですね・・・(泣)。

収録曲は・・・

【オリジナルバージョン】
 01. GALAXY FORCE
 02. 獣王記
 03. THUNDER BLADE

【アレンジバージョン】
 04. BEYOND THE GALAXY (GALAXY FORCE ARRANGE VERSION 1)
 05. Magical Sound Shower (OUTRUN ARRANGE VERSION)
 06. MAIN THEME (SPACE HARRIER ARRANGE VERSION)
 07. AFTER BURNER (AFTER BURNER ARRANGE VERSION)
 08. DEFEAT (GALAXY FORCE ARRANGE VERSION 2)

今になって聴いてみるとさすがに音が薄く感じますが,使用されている機材がちょっと凄い。AKAI S1000,ROLAND S550,ROLAND JUPITER-8,ROLAND MKS-80,YAMAHA DX-7 といった,往年の名機がずらっと並んでいます。アルバムを収録した時期を考えれば 妥当な機材群なのかもしれませんが,特に JUPITER-8MKS-80の存在は個人的に興味大です。非常にアナログな音を出しているな・・・とは思っていましたが,日本製アナログシンセ最高峰のサウンドが含まれていたとは・・・。正直,今まで気付きませんでした。

このあたりのネタは,松前公高氏(HARRIER)が 2009年に「GA-COREのインタビュー企画」にて,バンド結成から解散までのエピソードを詳細に語ってくれています。注目だったのは解散の理由。自分は今まで「ゲーム音楽で出来ることはやり尽くしたし,オリジナルアルバム「BLIND SPOT」も出したから」解散したのかと思っていました。しかし真相は「セガのCDの発売がポニーキャニオン(サイトロン)から東芝EMIに移籍したため」なのだそうです。こう言われるともうちょっと続けて欲しかった気もしてきますが,17年前の出来事を惜しがっても仕方ないですね(笑)。

久々に聴いて「GALAXY FORCE」の音楽性の高さを再認識しました。
ゲームはちょっとアレな出来でしたが,このゲームはやはり音楽が凄いです。


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