MC68000 Maniacs!
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「悪魔城伝説」は,1989年12月にコナミより発売された横スクロールアクションゲーム。悪魔城ドラキュラシリーズの3作目にあたり,ディスクシステム専用タイトルであった前2作に対し,本作はロムカートリッジでのリリースです。拡張音源「VRC6」が内蔵されていて,音楽のクオリティが飛び抜けて高いです。また,VRC6のロムバンクコントロール機能によって当時のファミコンゲームとしてはグラフィックのクオリティも非常に高い仕上がりとなっていました。インターネットで「VRC6」を調べてみると,本作のカートリッジ基板の写真を見ることができますが,基板上には「VRC VI」と刻印されたLSIとともに「SCC-I」と刻印されたLSIも一緒に搭載されています。相互関係があるのかはさすがに判らないですが,独特の繊細でクリアなサウンドは SCCっぽくも聴こえますね。

悪魔城ドラキュラの時代よりも100年前の世界が舞台となっていて,シモン・ベルモンドの先祖にあたるラルフ・C・ベルモンドが主人公として描かれています。主人公が違うとはいえ,基本的には前作(初代)のゲーム性を踏襲しており,「ムチ」を振り回して闘うあたりは先代のシモンと同様です。Bボタンで攻撃(ムチ),Aボタンでジャンプ。↑+Bボタンでサブウェポン(ナイフとか斧)を投げます。ジャンプできる距離が固定されていて空中での制御は一切不能。ジャンプ中に攻撃を出すタイミングを的確に見定めることが,本作の基本中の基本かと思います。「悪魔城伝説」としての新要素としては,途中にルート分岐(2回または3回)があり,自らが進むルートを選択できるようになっていること。もうひとつは,ゲーム中に出会うキャラクターを仲間にできる「パートナーシステム」が実装されていること。パートナーは3人いますが,いずれか1人しか帯同できません。ゲーム中,SELECTボタンを押すことでプレイヤーキャラクターとしてパートナーを操作することが可能。どのパートナーを帯同したか,またはラルフ1人だったかでエンディングが変化します。

厳しい敵の配置と攻撃パターンは,まさに悪魔城ドラキュラシリーズ。
完全な覚えゲーですが,スムースにプレイできるようになってくると,えらく楽しくなってきます。

悪魔城ドラキュラシリーズは,実はあまりプレイ経験がなく,腰をすえてプレイした事があるのは X68000版のみ。MSX2版もプレイ経験がありますが,ほんのちょっと触った程度。ファミコンの悪魔城ドラキュラシリーズとしては「悪魔城伝説」が初プレイ作品になります。まあ・・・拡張音源ネタがなければ,もしかしたらずっとプレイする事がなかったかもしれないので,とりあえず良ゲーに巡り合わせてくれた「VRC6」に感謝ですね。もともとこのタイプのゲームは非常に苦手で,途中で諦めてしまうことが多いのですが,今回はだいぶ粘って楽しめている感じです。最初の分岐で森ルート(下)を通り,次の分岐でも森ルート(上)。難易度もそこそこで Beginning→Mad Forest とつながるBGMのノリも抜群。お薦めのルートです。現在は,森ルートのボスを撃破しサイファ(パートナー)と遭遇。ステージ4の幽霊船まで到達できています。上ルートの場合は,このまま最終ステージ(ステージ10)まで1本道。ここから一気に難しくなります。

クリアまでプレイできるかしら・・・。(・・;)


【裏技】
○ミュージックモード
 タイトル画面で,AボタンとBボタンを押しながらスタートボタンを押す。


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