金沢市街地の交通混雑を解消し、車のCO2の排出量を削減すること…などを、主な目的で整備され、先月(4月)15日に開通した、新しい金沢外環状道路(山側幹線)です。
白山市 乾(いぬい)町 地内から 金沢市 今町 地内を結ぶ 〝地域高規格道路〟です。 延長は26km余りで、従来の市街地通過より 20分余りの時間短縮が見込まれています。
つまり、この道路(通称;山側環状)の開通に伴い、
金沢市の中心部に用事の無い車が、環状道路を利用…
同市の 中心部へのアクセス道路が増え、交通が分散…
郊外の地域間を スムーズに連絡…
…することで、中心市街地の交通混雑・渋滞が緩和される、と いうものです。 たとえば、特派員が乗せてもらったコースでは、およそ10分の時間短縮が できました。
感想は、平面交差が少ない(立体交差化)構造を採用し、流れがスムーズになっています。 中には、これまでも 利用(暫定開通)していた道路があって、懐かしいやら 感心するやら。
途中には、見晴らしの良い所、大型商業施設が 競って出店している所、住宅地を造成している所などが散見されました。
これまで、終点?の様な 地域(杜の里)だった辺り(金沢大学が移転した地域付近など)も、水を得た魚のように、生き生きしている様に感じました。
ただ、高速道路ではないのに、速度を上げて走る車がみられました。 路線に面した施設(お店など)から道路に出る際は、かなりの注意が必要です。
交通量が 増えて、車の切れ目がなかなか来ないため、待ち切れずに、無理な合流を試みる車が 見られました。
また、場所によっては、信号機や交差点が多かったり、山側を通るために 起伏やカーブの多いところがあり、冬季の路面スリップに注意が必要…とも感じました。
今後の、安全点検や施設整備の実施・補充が望まれます。
いずれにしても、利用者の 交通安全(運転)への自覚が、最も大切かも知れません。