東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
先日、和菓子に掛ける帯のデザインをご依頼いただきました。数案ご提案した中から、小豆をイメージしながらもちょっと「和モダン」な感じのものを選んでいただきました。そして用紙は和紙風で「江戸小染」の“はな”という、模様が入ったやや凹凸のある用紙です。
凹凸のある用紙は印刷が難しく、ぜひとも色校正をとりたいところでしたが、時間の関係で色校正を出せません。そこで印刷会社さんが工場への立ち会いをアレンジしてくださいました。印刷中の現場で色を確認しようというわけです。
そして今日が印刷の当日。工場に到着すると、まさに色見本と色を合わせているところ。ベテランの職人さんが細かく調整しながら色を見ています。普通紙に出したものは色見本よりやや赤みが強く出ていました。ところが実際に使用する「江戸小染」では色見本より黒みが強く沈んだ色に出てしまいます。
もう少し赤みがあったほうがいいのですがマゼンタは100%なので、墨をとったりシアンをとったりといろいろ調整いただきました。インクの盛りや圧もさまざまに調整してくださり、ようやく「これなら!」という色になりました。
印刷の現場に立ち会ったのは初めてですが、このように細かい調整を何度もしてくださって刷り上がってくるんですね。これがまた「増刷り」となった時に同じ色を出すのも本当に苦労されるとか。デジタル化されてデータ入稿となっても、用紙の違い、その日の気温や機械の調子など、さまざまな要素によって色が変わってしまうそうです。
印刷の現場を拝見できたのはとても貴重な体験でした。
good life ☆ good design ☆ graphicmate
医療系書籍・メディカルデザインならグラフィックメイトへご相談ください
http://www.gmate.jp/ Tel 03-3401-7310
先日、和菓子に掛ける帯のデザインをご依頼いただきました。数案ご提案した中から、小豆をイメージしながらもちょっと「和モダン」な感じのものを選んでいただきました。そして用紙は和紙風で「江戸小染」の“はな”という、模様が入ったやや凹凸のある用紙です。
凹凸のある用紙は印刷が難しく、ぜひとも色校正をとりたいところでしたが、時間の関係で色校正を出せません。そこで印刷会社さんが工場への立ち会いをアレンジしてくださいました。印刷中の現場で色を確認しようというわけです。
そして今日が印刷の当日。工場に到着すると、まさに色見本と色を合わせているところ。ベテランの職人さんが細かく調整しながら色を見ています。普通紙に出したものは色見本よりやや赤みが強く出ていました。ところが実際に使用する「江戸小染」では色見本より黒みが強く沈んだ色に出てしまいます。
もう少し赤みがあったほうがいいのですがマゼンタは100%なので、墨をとったりシアンをとったりといろいろ調整いただきました。インクの盛りや圧もさまざまに調整してくださり、ようやく「これなら!」という色になりました。
印刷の現場に立ち会ったのは初めてですが、このように細かい調整を何度もしてくださって刷り上がってくるんですね。これがまた「増刷り」となった時に同じ色を出すのも本当に苦労されるとか。デジタル化されてデータ入稿となっても、用紙の違い、その日の気温や機械の調子など、さまざまな要素によって色が変わってしまうそうです。
印刷の現場を拝見できたのはとても貴重な体験でした。
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