バリバリ…。
古びた釘で止めてある扉を力任せに開けた。
「ん?」
「新聞紙?」
扉を開けると新聞紙が一面に貼られていた。
新聞紙をそっと剥がすと…。
「鏡…?」
すぐには鏡とはわからないくらいに曇っている。
「鏡だよな」
剥がした新聞紙で鏡を拭いた。
「扉の中は、部屋かと思った」
「なんで鏡になんて扉付けたんだろう。しかも、新聞紙まで貼って…」
「大事な鏡なんだろ」
「鍵まで付けてるから、よほど大事な鍵なんだな。」
「あ…、なんかで見たことある…」
「なに?」
「学校にある鍵の話し…何で読んだんだろう…。誰かのブログだった気がする…」
正人は、スマホを開いて調べはじめた。
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