ある夏の日、私の家族は海辺に向かう車に乗っていました。
運転は、年の離れた従兄弟。
ここ数年、私の家族は、海好きの従兄弟の運転で海水浴に行ってました。
「今年は、今までに行った事の無い海岸に行こう!」
と言う従兄弟の提案で地図を頼りに地元から離れた、今まで行ったことがない遠方の海辺へ。
海好きの従兄弟は、とても張り切っています。
山道を走り出して数時間…、
「あれ?間違ったかな?」
と従兄弟がため息💨
どうやら、地図を見間違えて道に迷ってしまったようでした。
「大丈夫、適当に走ってたら、そのうちに、海に出るよ」と気楽な父。
また、しばらく車を走らせ続けるが、従兄弟は見ていた地図をぐるぐる回しはじめた。
「だいぶ迷ったかも~地図から外れちゃったなぁ~💦」
かなり地図から外れてしまっているらしい…。
「ここ、どこだ~?」
と地図をひっくり返すが…、
「あ~やっぱり💦地図から外れてる…わからないなぁ~💦」
従兄弟が見ている地図は、広域タイプの地図ではなかったらしく…、
手にしている地図には、現在の所在地が載って無いほど外れてしまっていたようだ。
(現在の様にカーナビが無い時代なので、大変だったんです)
どんどん山道をのぼる車。
とても海になんて着けそうもありません。
幼い私にも、『これは、迷ったな💦』とわかりました。
明け方、家を出発して数時間、もうすっかり明るくなっていないといけない時間なのに、まだ外の景色は暗い…。
山、また山…。
森、また森…。
本当に海に向かっているの…?
私も、子供心にとても不安になってきた。
つづく。。。
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